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 俗に「恋は盲目」等と言うが、原理主義もまた同様であるらしい。金科玉条不磨の大典たる「原理」の前にはすべてが平伏す/平伏すべきと考え、思い込んでいるもんだから、自己矛盾にすら気が付かない。

 以って他山の石としよう。

転載開始=========================================

【琉球新報社説】埋め立て同意申請 「県内ノー」の民意は不変
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-203289-storytopic-11.html
2013年2月27日

日米首脳会談での約束は空手形ではないとのアピールなのだろうが、県民からすれば民意無視以外の何物でもない。防衛省は米軍普天間飛行場の移設を予定している名護市辺野古地域の漁業権を持つ名護漁業協同組合に、埋め立てへの同意を求める文書を提出した。 政府は3月中にも仲井真弘多知事に辺野古の埋め立てを申請する方向で調整している。知事が許可を出すには名護漁協の同意が不可欠だ。政府としては、名護漁協の同意を得れば、許可へ大きく前進するとの目算なのだろう。
目的達成のために、一本釣りでじわりじわり外堀を埋め、県民の不協和音をあおっていく。政府の常とう手段に、どれほど県民が怒りを蓄積させているか、そろそろ気付くべきだ。
県内では県議会、全市町村議会が県内移設に反対を決議し、全首長、議長らが上京して安倍晋三首相宛てに普天間の閉鎖、撤去を求める「建白書」も提出している。こうした中、手続きを進めるのは、安倍政権が「建白書」の重みを全く理解できないと宣言したに等しい。極めて遺憾だ。
懸念されるのは、名護漁協の古波蔵廣組合長が、同意の可能性に言及していることだ。子々孫々受け継がれてきた宝の海を、漁業補償と引き替えに失ってもいいのだろうか。漁協には海を守るという基本的な役割があるはずだ。同意するかどうかの検討は、目先の利害だけにとらわれず、慎重にも慎重を期してもらいたい。
くしくも、辺野古の南方で漁を営む宜野座漁業協同組合は、埋め立て工事や完成後の訓練で漁場環境が悪化するとして、3月中に移設反対を決議する漁民大会を開くことを決めた。
埋め立てによって、宜野座だけでなく周辺の東海岸一帯の漁場が影響を受ける。漁業従事者にとって大切な生活基盤が失われては死活問題となる。名護漁協も苦しい選択だろうが、独自の道を歩むのか、近隣のウミンチュや多くの県民と共に歩むのか、じっくり考えてほしい。
今回の政府の同意申請には仲井真知事も不快感を示している。県は埋め立て申請を受けてから、約1年をかけて承認の是非を判断する見通しだ。県民意志は「県内移設ノー」だ。仲井真知事は、これまで同様ぶれることなく「県外移設」の主張を貫いてもらいたい。

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気付かぬ自己矛盾



1〉 県民意志は「県内移設ノー」だ。

2〉 懸念されるのは、名護漁協の古波蔵廣組合長が、同意の可能性に言及していることだ。

 上記1〉と2〉は、「明らかに」では無いかも知れないが、矛盾する。それが判って居るからこそ、

3〉 漁協には海を守るという基本的な役割があるはずだ。
4〉同意するかどうかの検討は、目先の利害だけにとらわれず、慎重にも慎重を期してもらいたい。

等と浪花節の泣き落としにかかって居る訳だが、それは上記1〉県民意志=県内移設ノー」 反例、即ち「沖縄県民にも県内移設を許容ないし歓迎する者が居る」と、琉球新報自身が認めている証左に他ならない。

5〉 安倍政権が「建白書」の重みを全く理解できないと宣言したに等しい。極めて遺憾だ

 「オスプレイは危険だから、沖縄配備だけ反対」などと言う、オスプレイ乗員たる米軍人や、沖縄以外の基地・演習場周辺住民はいくら死のうと関係ないと公言する「建白書」を、まともに扱う方が余程問題だってのも…オスプレイ沖縄配備(だけ)反対原理主義者には、言うだけ無駄か。