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 開設してまだ数年の当ブログだが、その当ブログで小沢一郎に対し「我が敵」と宣言し「宣戦布告」を為したのは(*1)、もう随分昔のような気がする。当時の小沢一郎は、押しも押されもせぬ政権与党であった民主党の黒幕で、「中国様との友好」の為に畏れ多くも陛下の御健康さえ害して構わないと言うほど傲岸不遜な「朝敵」であり、それ故に「我が敵」と宣し、宣戦し、その政治的無力化を「勝利条件」と定めた。当該宣戦布告は「小沢一郎公式HP」にも送付したので、向こうがどう思っているか知らない、否、向こうはそんなこと気にかけても居ないだろうが、当方は「宣戦布告手続き」を踏んだ心算だ。

 その後の「戦局」の推移は、小沢一派の民主党離脱以来「我に利」であり続けた。その「戦局」に当ブログと言う「当方最大の武器にして主戦場」が如何程寄与したかと言うと、「雀の涙」と称するもおこがましい程だろうが、相応の努力・資源は投入しているし、僅かなりとも寄与はあろうと、勝手に思っている。

 その小沢一郎が「国民の生活は第一」党なんて悪い冗談としか思えない政党の看板を「未来の党」に書き換えて、嘉田ナントカとか言う滋賀県知事を党首として据え、「脱原発」のさらに上を行く過激にして中身のない「卒原発」(*2)と「消費税値上げ反対」だけを唱える「多分今度こそ最後の小沢新党」を発足させたことは、既に記事にした処(*3)。「未来の党は過去の党として、即刻忘却土に叩き込むべきだ!」と我ながら過激な非難を浴びせた党だ。ま、勝利条件が「小沢一郎の政治的無力化」である戦争を遂行中なんだから、その程度の攻勢は在って当然だろう。

 その甲斐あって、だと良いんだがそうではあるまい衆院選挙結果は、報じられている通り・・・



<注釈>


(*2) 東京新聞以下1―日本未来党の「卒原発工程表」「卒原発カリキュラム骨子」の脱原発原理主義ぶり+α  http://blogs.yahoo.co.jp/tiger1tiger2stiger/37743651.html    http://blogs.yahoo.co.jp/tiger1tiger2stiger/37743658.html     http://blogs.yahoo.co.jp/tiger1tiger2stiger/37743668.html


転載開始=========================================

【衆院選2012】落選続々 「小沢時代」に幕
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121217/elc12121707300242-n1.htm
2012.12.17 07:28 [小沢一郎]

当選を決めた小沢一郎氏の名前に花をつける日本未来の党の嘉田代表(手前)。後方は飯田哲也代表代行=16日午後9時35分、東京都千代田区
「国民の生活が第一」から日本未来の党に合流した候補者は相次いで落選の憂き目にあった。小沢一郎元民主党代表は、嘉田由紀子滋賀県知事を代表に迎え党の看板を一新しても勝てなかった。選挙に強いという「小沢神話」の崩壊を印象づけるとともに長く永田町を支配した「小沢時代」の終わりを知らしめた。

「小沢さんは読みを間違えたのかなあ…」

16日夜、選挙区で敗北した、小沢氏に近い前職は放心状態でつぶやいた。他の前職関係者も「未来への合流は失敗だった」と断言。小沢氏に従って合流した前職に「裏切られた」との思いがくすぶり始めている。

小沢氏の求心力低下は7月の生活結成とともに始まった。第三極が連携する「オリーブの木」構想は不発。そこで「脱原発」を旗印に嘉田氏と新党を結成、自らは「またまた一兵卒」となって小沢色を薄めようとしたが失敗。「小沢王国」といわれた岩手県も大きく揺らいだ。

小沢氏は16日午後、都内で嘉田氏と会談し、今後の連携を確認したが、展望は開けそうにない。

岩手4区の日本未来の党前職、小沢一郎氏(70)の選挙事務所=岩手県奥州市=は、小沢氏本人が党務のため不在。15日に北上市内で行われた小沢氏の演説ビデオの映像が流れる中、支援者ら約60人が次々と集まった。

小沢氏の牙城だった同区では今回、選挙活動で重要な役割を担う「小沢氏系」の一部県議が民主党に残留して分裂。追い風に乗る自民党候補の善戦も伝えられていたが、選対関係者が持つ手書きのスケジュール予定は「8時当確」。開票開始と同時にテレビで当選確実の報が入り、早々に15回目の当選を果たした。続いて選対幹部や首長らが「先生は誇りであり名誉」「15回当選するような経験を持つ人は先生しかいない」などと小沢氏を持ち上げた。

小沢氏は岩手1~3区に擁立した日本未来の党の候補者支援のため、12日に岩手県入り。山間部を中心に回って支持を訴えたほか、15日には自らの選挙区で約30年ぶりに街頭演説を行うなど、てこ入れを図っていた。


=================================転載完了

情け無用!Fire!!


 さて、如何だろうか。

 一先ずは「脱原発と言う民意の受け皿」と称され、期待された「未来の党」が、民主党以上の惨敗を喫した事は重畳至極だ。それは、少なくとも「卒原発」なる「過激な脱原発」を掲げる「未来の党」が「脱原発を求める民意の受け皿とはならなかった」と言う事である。さらには、「民意が、我が国民が、「脱原発」なる迷夢=「我が国においては愚挙にして暴挙」から覚めた/覚めかかっている」事すら期待してしまうほどの朗報だ。今回衆院選挙の結果、大勝したのは自民党と維新の会であり、維新の会党首・石原慎太郎氏は予てより「脱原発」を「センチメント」=「感傷」と断じていたから、「”脱原発”と断言しない政党が今回衆院選挙の勝者である」と言う分析・解説は成り立つ。左様であれば、「脱原発なる迷夢からの覚醒」と言う期待は、高まらざるを得ない。

 それでも、今回衆院選挙結果で、地方区では散々の「未来の党」が、比例代表全国区では一定の「持ち直し」を見せている事。それ即ち「未来の党では数少ない地方区当選」を果たし「15選の記録更新」を果たした我が敵・小沢一郎が「改選前には遠く及ばないが、未だ一定の政治的影響力を保っている」と言う事だ。

 故に、我が宣戦布告は未だ有効である。小沢一郎は、以前に比べれば随分弱体化されたが、未だ無力化はされていない。従って、戦闘は継続中である。さらには、私が「我が国においては愚挙にして暴挙」と断じ続けている「脱原発」を金看板に掲げた事で、私としてはさらに戦意を高揚させているぐらいだ。言い換えれば、「よくぞ「脱原発」とつるんでくれた。我が敵・小沢一郎」と言うところ。

 と同時に、我が敵は、未だ「我が敵」たりえている。

 それにしても、ソリャ現職議員で、有力議員で、多分それ以上に金持であるとは言え、尚且つほかの民主党有力議員(*1)より随分マシ(*2)とは言え、こんな小沢一郎が地方区で当選しちまうんだから…「支援者」と言う奴ぁ「在り難い」ねぇ。

 無論、「小沢一郎支援者」は、「我が敵の味方」であるから、自動的に「我が」であるんだが。



<注釈>

(*1) 気違いの鳩山由紀夫や、市民運動家でしかない管直人・…まったく、いつもながら人材豊富だな。民主党。

(*2) 少なくとも「我が敵」と目し得るだけの価値がある。鳩や菅は、唯の邪魔者だ