応援いただけるならば、クリックを⇒ https://www.blogmura.com/
「遥かなるアルファ・ケンタウリ」ってのは、人類の恒星間航行黎明期を描くSF小説。人類が初めて建造した有人恒星間航行船でお隣の恒星系・アルファ・ケンタウリを目指す話。長い年月かけて漸く辿り着いたアルファ・ケンタウリで、人類初の恒星間航行船が見たものは!!・…これ以上書くとネタバラシになる。ネタバラシは作品と作者に対する冒涜であり、未だ「遥かなるアルファ・ケンタウリ」を読んでいない人に対する暴挙であるから、私はなるたけやらない様にしている(※1)。第一、私は「遥かなるアルファ・ケンタウリ」を、作品紹介を読んだだけで、作品そのものは読んでいない。が、その虚しくも印象的な結末(※2)は、「虚しくはあるが、必須でもある」と言う反論と共に、「我らが地球にいちばん近い恒星系・アルファ・ケンタウリ」の名を強烈に印象付けている。だから今回の記事タイトルにも引用してしまった訳だ。
報じられているのは、その「地球の御隣」と言っても4.3光年先のアルファ・ケンタウリ星系に惑星が発見された、と言うもの。
> 論文によれば、これまでの系外惑星に関する統計的研究を基に推測すると、
> アルファ・ケンタウリBには「ハビタブルゾーン(生命居住可能領域)」を公転する他の惑星が存在する可能性も高いという。
などと煽るものだから、「地球外生命体」への期待まで膨らんでしまうが、何しろ4.3光年先の事だ。当面手は出ないな。
まあ、当面、でしかないが。
「ならば、行って我らの正統な遺産を要求しようではないか。
我々の伝統に敗北の概念はない。今日は恒星を、明日は銀河系外星雲を。
我々を止められる力など、この宇宙には存在しないのだ。 」-ダン・チェッカー生物学教授@J.Pホーガン作「星を継ぐ者」-
"Let us go out, then, and claim our inheritance. We belong to a tradition in which the concept of defeat has no meaning. Today the stars and tomorrow the galaxies. No force exists in the Universe that can stop us."
<注釈>
(※1) そこはそれ、神ならぬ身の人が為す事だから、当ブログの記事にもネタバラシはあるに違いないのだが。(※2) と、知っていると言う事は、私の読んだ作品紹介がネタバラシをしていたと言う事に他ならない訳だが。