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中国駐留日本大使に就任した丹羽氏と言えば、就任当初から「民間からの大抜擢」もさる事ながら、「対中国ビジネスで成長してきた伊藤忠商事社長の中国駐留大使就任」と言う事で、国益よりも中国益を優先するんじゃないかと懸念された御仁だが、どうやら予感的中と言うところらしい。
転載開始=========================================
①【都の尖閣購入計画】尖閣購入なら「重大危機」 丹羽駐中国大使が反対明言
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120607/chn12060712170001-n1.htm
2012.6.7 12:16 [尖閣諸島問題]
丹羽宇一郎駐中国大使は7日までの英紙フィナンシャル・タイムズのインタビューで、東京都の石原慎太郎知事が表明した尖閣諸島の購入計画について「実行されれば日中関係に重大な危機をもたらすことになる」と述べた。日本政府関係者の中で明確に反対を表明したのは初めてで、波紋を広げそうだ。(共同)
② 丹羽大使、尖閣購入支持「おかしい」 外交軽視の実害 与党からも批判
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120608/plc12060801300001-n1.htm
2012.6.8 01:27 [日中関係]「知らない。言わせておけばいい」東京都による沖縄・尖閣諸島の購入を批判した丹羽宇一郎駐中国大使の発言に対し、石原慎太郎知事は7日、不快感を隠さなかった。都内で産経新聞の取材に答えた。藤村修官房長官は記者会見で、丹羽氏の発言を「政府の立場を表明したものでは全くない」と否定した。民主党の前原誠司政調会長は「大使の職権を超えており、適切な発言ではない」と強く批判し、「私は東京都よりも国が買うべきだと考える」と述べた。丹羽氏をめぐっては今回の英紙インタビューに先立つ5月4日にも、訪中した横路孝弘衆院議長と習近平国家副主席との会談に同席し問題発言をしていたことが7日、分かった。丹羽氏は習氏に対し、日本国内で石原氏による沖縄・尖閣諸島の購入表明を支持する意見が多数を占めることについて、「日本の国民感情はおかしい」と述べていた。複数の横路氏同行筋が明かした。丹羽氏はこの際、「日本は変わった国なんですよ」とも語っていたという。横路氏同行筋の一人はこう振り返る。「あの人は中国べったり。外交官じゃなくて商社マンだ。重視しているのは国益か社益か分からない」だが、丹羽氏が「中国最強商社」を自任し、対中ビジネスを重視してきた伊藤忠商事の社長経験者であることは、就任前から懸念されていたことだ。その丹羽氏を「政治主導」の象徴として、民間から初の中国大使に起用したのは民主党政権だ。野党からは当然、「その大使の言動について民主党の責任は免れない」(自民党の世耕弘成参院議員)と任命責任を問う声が出ている。外交・安全保障の門外漢であり、出身会社を「人質」にとられた形の丹羽氏の起用は、「日本は領土問題を含む政治的課題よりも経済関係を重視する」というメッセージとして中国に受け止められていた可能性すらある。実際、丹羽氏はすでに役割を終えた対中政府開発援助(ODA)を日中関係改善のため「続けるべきだ」と主張するなど、中国側の意向に配慮を示す例が目立つ。こうした不規則発言の連続に、これまで丹羽氏を守ってきた外務省内からも「伊藤忠が中国にモノを言えるわけがない」(幹部)と冷めた声が聞こえる。丹羽氏起用を主導した岡田克也副総理も今では丹羽氏が大使として機能していないことを暗に認め、周囲に「政権交代のコストだ」と漏らしているという。結局、外交の重要性をわきまえない民主党政権のあり方が、専門家でも何でもない民間人の駐中国大使起用というパフォーマンスを生み、今や深刻な実害を招いている。(阿比留瑠比)
③ 丹羽駐中国大使が陳謝 都の尖閣購入計画反対発言で外務省に「大変申し訳ない」
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120608/plc12060812040012-n1.htm
2012.6.8 12:03 [日中関係]
玄葉光一郎外相は8日午前の記者会見で、丹羽宇一郎駐中国大使が東京都による沖縄県・尖閣諸島購入計画に反対を明言した自らの発言について「大変申し訳ない。ご迷惑をお掛けした」と同省幹部に対し陳謝したことを明らかにした。丹羽氏の処分については「一切、こういうことがないようにするということなので、今はそう受け止めている」と述べ、現時点では検討していないとした。外務省によると、丹羽氏による陳謝は7日、杉山晋輔アジア大洋州局長と電話した際。外相は8日の記者会見で「文書で大使の回答を得た」としたが、同省は直後に「文書は丹羽、杉山両氏のやりとりをまとめたものだった」として発言を修正した。
=================================転載完了
中国人が買えば「平和的解決だ」とでも言うのかね
さて、上掲一連の記事は如何だろうか。
上掲③の記事で丹羽大使は「謝罪」を表明し、本件に幕引きを図っているようだが、そもそも事の発端は上掲①の記事の丹羽大使当人の発言である。
> 英紙フィナンシャル・タイムズのインタビューで、
> 東京都の石原慎太郎知事が表明した尖閣諸島の購入計画について
丹1> 「実行されれば日中関係に重大な危機をもたらすことになる」
> と述べた。
さらに続報の上掲②の記事では、以下のように伝えられている。
> 5月4日にも、訪中した横路孝弘衆院議長と習近平国家副主席との会談に同席し問題発言をしていたことが7日、分かった。
> 丹羽氏は習氏に対し、
> 日本国内で石原氏による沖縄・尖閣諸島の購入表明を支持する意見が多数を占めることについて、
丹2> 「日本の国民感情はおかしい」
>と述べていた。複数の横路氏同行筋が明かした。
上掲③の記事で丹羽大使は「謝罪」を表明し、本件に幕引きを図っているようだが、そもそも事の発端は上掲①の記事の丹羽大使当人の発言である。
> 英紙フィナンシャル・タイムズのインタビューで、
> 東京都の石原慎太郎知事が表明した尖閣諸島の購入計画について
丹1> 「実行されれば日中関係に重大な危機をもたらすことになる」
> と述べた。
さらに続報の上掲②の記事では、以下のように伝えられている。
> 5月4日にも、訪中した横路孝弘衆院議長と習近平国家副主席との会談に同席し問題発言をしていたことが7日、分かった。
> 丹羽氏は習氏に対し、
> 日本国内で石原氏による沖縄・尖閣諸島の購入表明を支持する意見が多数を占めることについて、
丹2> 「日本の国民感情はおかしい」
>と述べていた。複数の横路氏同行筋が明かした。
> 丹羽氏はこの際、
丹3> 「日本は変わった国なんですよ」
> とも語っていたという。
念のために強調すべきだろう。丹羽氏は、中国に駐留する日本の大使である。中国相手に日本の国益を最大化するのがその、少なくとも大使と言う肩書きの存在理由である筈だ。唯の民間人、伊藤忠商事社長として上記丹1>~丹3>の発言をするのとは訳が違う。況や上記丹1>は、中国駐留日本大使としてイギリスの有力紙フィナンシャル・タイムスのインタビューに答えての発言だ。
そんな当たり前の事を改めて強調したくなるのは・・・その発言が、余りにも中国迎合・媚中的・中国ベッタリだからだ。「対中国ビジネスを重視する」伊藤忠商事社長としてはその発言は許されても、中国駐留日本大使としては許されない発言があろう。
例えば、上記丹1>「実行されれば日中関係に重大な危機をもたらすことになる」だ。此処での「実行」とは、報じられる通りならば「石原慎太郎知事が表明した尖閣諸島購入計画」である。東京都が尖閣諸島を購入したら、それだけで「日中関係に重大な危機をもたらす」と言うのは理屈がつながらない。中国が、東京都の尖閣諸島購入に対し何らかの対抗策をとるからこそ「日中関係に重大な危機をもたらす」のであろう。東京都の尖閣諸島購入は、その契機足りうるかも知れないが、「日中関係に重大な危機をもたらす」のは、「中国側の反応・対応」に他ならない。
で、そんな「重大な危機」をもたらす中国側ではなく、「契機を作った」東京都の方を、日本大使が、それも中国駐留日本大使が、非難するのだから、インタビューしたフィナンシャル・タイムスにして見れば実に美味しい話で、中国にとってはさらに美味しい話だろう。こんな中国駐留日本大使ならば、ずっと中国に駐留して欲しいぐらいに違いない。
逆に丹羽大使にお尋ねしたいぐらいなのだが、巷間言われるように「中国が尖閣諸島を購入する」事が実施されたならば、それは「日中関係に重大な危機をもたらす」のかね。それとも「日中懸案事項の平和的解決」になるのかね。
上記丹2>はもっと酷い。ソリャ世論や国民感情なんてものは、あまりアテになるものではない。だが、「東京都の閣諸島の購入表明を支持する国民感情」を、中国の有力者中の有力者・習近平国家副主席相手に否定してみせるこの発言上記丹2>は、「私はそんなおかしな国民感情後は無縁です = 私は東京都の尖閣諸島の購入表明を支持しません」と言う、中国に対するおべっか・ゴマスリ・阿諛追従以外の一体なんであろうか。
ソリャ伊藤忠商事が対中国ビジネスを拡大するに当たっては、そんなゴマスリ・阿諛追従の嵐だったのかも知れない。それだけに鷲が商売で苦労して来た苦労人と言う事かもしれないし、その丹羽氏の対中国阿諛追従の上に今の伊藤忠商事が築かれているのかも知れない。
だが、それでは、そんなことでは、日本の大使としては困るのだ。
忘れてはいけないな。中国駐在日本大使と言う事は、日中関係が風雲急を告げ、国交断絶に至ったならば、その国交断絶を中国側に伝達する役目にある、と言う事を。
そんな事態は丹羽氏の任期中には起こりそうにない。だが、丹羽氏が日本大使として、外交戦の第一線に立っている事は間違いようのない事実だ。
外交は、「外国と仲良しになるための手段」ではない。
外交は、国益追求の手段であり、外交戦は弾丸を使わない戦争に他ならない。
特に対中国外交では、必然的にそうなる。
彼奴らが、尖閣諸島を「核心的利益」と公言し始め、侵略意図を明白にしている事を、少なくとも外交官は、片時も忘れるべきではない。
丹3> 「日本は変わった国なんですよ」
> とも語っていたという。
念のために強調すべきだろう。丹羽氏は、中国に駐留する日本の大使である。中国相手に日本の国益を最大化するのがその、少なくとも大使と言う肩書きの存在理由である筈だ。唯の民間人、伊藤忠商事社長として上記丹1>~丹3>の発言をするのとは訳が違う。況や上記丹1>は、中国駐留日本大使としてイギリスの有力紙フィナンシャル・タイムスのインタビューに答えての発言だ。
そんな当たり前の事を改めて強調したくなるのは・・・その発言が、余りにも中国迎合・媚中的・中国ベッタリだからだ。「対中国ビジネスを重視する」伊藤忠商事社長としてはその発言は許されても、中国駐留日本大使としては許されない発言があろう。
例えば、上記丹1>「実行されれば日中関係に重大な危機をもたらすことになる」だ。此処での「実行」とは、報じられる通りならば「石原慎太郎知事が表明した尖閣諸島購入計画」である。東京都が尖閣諸島を購入したら、それだけで「日中関係に重大な危機をもたらす」と言うのは理屈がつながらない。中国が、東京都の尖閣諸島購入に対し何らかの対抗策をとるからこそ「日中関係に重大な危機をもたらす」のであろう。東京都の尖閣諸島購入は、その契機足りうるかも知れないが、「日中関係に重大な危機をもたらす」のは、「中国側の反応・対応」に他ならない。
で、そんな「重大な危機」をもたらす中国側ではなく、「契機を作った」東京都の方を、日本大使が、それも中国駐留日本大使が、非難するのだから、インタビューしたフィナンシャル・タイムスにして見れば実に美味しい話で、中国にとってはさらに美味しい話だろう。こんな中国駐留日本大使ならば、ずっと中国に駐留して欲しいぐらいに違いない。
逆に丹羽大使にお尋ねしたいぐらいなのだが、巷間言われるように「中国が尖閣諸島を購入する」事が実施されたならば、それは「日中関係に重大な危機をもたらす」のかね。それとも「日中懸案事項の平和的解決」になるのかね。
上記丹2>はもっと酷い。ソリャ世論や国民感情なんてものは、あまりアテになるものではない。だが、「東京都の閣諸島の購入表明を支持する国民感情」を、中国の有力者中の有力者・習近平国家副主席相手に否定してみせるこの発言上記丹2>は、「私はそんなおかしな国民感情後は無縁です = 私は東京都の尖閣諸島の購入表明を支持しません」と言う、中国に対するおべっか・ゴマスリ・阿諛追従以外の一体なんであろうか。
ソリャ伊藤忠商事が対中国ビジネスを拡大するに当たっては、そんなゴマスリ・阿諛追従の嵐だったのかも知れない。それだけに鷲が商売で苦労して来た苦労人と言う事かもしれないし、その丹羽氏の対中国阿諛追従の上に今の伊藤忠商事が築かれているのかも知れない。
だが、それでは、そんなことでは、日本の大使としては困るのだ。
忘れてはいけないな。中国駐在日本大使と言う事は、日中関係が風雲急を告げ、国交断絶に至ったならば、その国交断絶を中国側に伝達する役目にある、と言う事を。
そんな事態は丹羽氏の任期中には起こりそうにない。だが、丹羽氏が日本大使として、外交戦の第一線に立っている事は間違いようのない事実だ。
外交は、「外国と仲良しになるための手段」ではない。
外交は、国益追求の手段であり、外交戦は弾丸を使わない戦争に他ならない。
特に対中国外交では、必然的にそうなる。
彼奴らが、尖閣諸島を「核心的利益」と公言し始め、侵略意図を明白にしている事を、少なくとも外交官は、片時も忘れるべきではない。