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「鳩山由紀夫が、まだ生きている。」と言うだけでも、我が国にとっては充分凶報だろう。生きているどころか未だに(*1)国会議員であり、首相を辞める際の「今期限りで政界引退」なんて約束は例に拠って反故にして(*2)、何の冗談か理解しかねるが「民主党の外交顧問」なんだそうだ。まあ鳩山由紀夫が「外交顧問」を勤めてしまえるのが民主党である、と理解する事にしている。
その鳩山由紀夫が、当ブログ公認でそのフルネームが最大級の罵詈雑言と認定された鳩山由紀夫が、あの鳩山由紀夫が、普天間基地問題について語っている、となれば、これはもう凶報通り越して喜劇にしかならないんだが・・・まあ、その鳩山由紀夫が、沖縄の本土復帰40周年を記念して発した寝言だか戯言だか腹案だか知らないが兎に角発言を巡る報道を、御一読願おうか。
ああ、一応は日本語で発言しているらしい。金星語ではなく。
<注釈>
(*1) こんな奴を何を思ってか知らないが支持し、投票し、国会に送り込む選挙民がいるために(*2) 「鳩山由紀夫の約束」と言えば、「空手形」の同義語である。
転載開始=========================================
【普天間移設】鳩山元首相が沖縄で謝罪「今も『最低でも県外』という気持ちだ」
2012.5.15 14:47
講演で謝罪する鳩山元首相=15日午後、沖縄県宜野湾市鳩山由紀夫元首相は15日、沖縄県宜野湾市で講演し、首相在任時に米軍普天間飛行場の移設先をめぐり迷走したことについて「心からおわびしたい」と謝罪した。鳩山氏は「最低でも県外」と述べたが、後に県内移設に回帰していた。
一方で鳩山氏は「今も『最低でも県外』という気持ちだ。それを果たさなければ、沖縄の皆さんの気持ちを十分に理解したとは言えない」と述べた。
鳩山氏は「自分の思いが先に立ちすぎて綿密なスケジュールを取れず、多くの方を説得できなかった。結果として皆さまにご迷惑をかけた」と釈明した。
移設先について「国内で『受け入れる』という自治体が出てほしかった」と述べた。鹿児島県・徳之島への移設を一時検討したことにも言及し「反対論の中で難しい状況になった。迷惑を掛けた」と陳謝した。
【普天間移設】「沖縄を混乱させた」と鳩山元首相の非を暗に認める 藤村官房長官
2012.5.15 12:12 [鳩山由紀夫]
官邸に入った藤村修官房長官=15日午前、首相官邸(酒巻俊介撮影)藤村修官房長官は15日の記者会見で、沖縄県が日本に復帰して40周年を迎えたことに関連し、米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)の移設問題の迷走について「一時期、(移設先は)県外、県内という議論があったのは事実で、沖縄の皆さんを混乱、困惑させた部分があった」と述べ、何の腹案もなく「最低でも県外」と訴えた鳩山由紀夫元首相の非を暗に認めた。
一方で藤村氏は、野田佳彦内閣の普天間問題への対応については「迷走しておらず、一貫している」と強調。「米軍基地の集中が大きな負担になっていることは十分に認識している。抑止力を維持しつつ基地負担の早期軽減を進めていく」と述べた。
「ちゃんちゃらおかしい」「無神経だ」 鳩山氏の訪沖に野党から批判
2012.5.15 16:26 [鳩山由紀夫]
沖縄復帰40周年記念式典会場近くのホテルで開催された講演会で、講演する鳩山由紀夫元首相=15日午後、沖縄県宜野湾市(沢野貴信撮影)自民党の溝手顕正参院幹事長は15日の記者会見で、沖縄県の本土復帰40周年記念式典に、在日米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題で迷走した鳩山由紀夫元首相が出席したことについて「民主党の外交担当の最高顧問として行ったようだが、ちゃんちゃらおかしい。かえって沖縄の世論を逆なでして困ったことになる」と批判した。
脇雅史参院国対委員長も「今、行くという無神経さは本当に理解できない」と非難した。
みんなの党の江田憲司幹事長も15日の記者会見で「ガラス細工のように積み上げた基地返還の道筋を粉々にしてしまった。その罪は万死に値する」と痛烈に批判。さらに「一刻も早く民主党政権を交代させるのが沖縄問題解決の最低条件だ」とも述べた。
=================================転載完了
時間さえあれば解決できた、と抜かしている
さて、如何だろうか。
鳩山由紀夫(実名)の発言を抜粋すると以下の通り。
> 首相在任時に米軍普天間飛行場の移設先をめぐり迷走したことについて
鳩1>「心からおわびしたい」と謝罪した。
> 一方で鳩山氏は
鳩2> 「今も『最低でも県外』という気持ちだ。
鳩3> それを果たさなければ、沖縄の皆さんの気持ちを十分に理解したとは言えない」と述べた。
> 鳩山氏は
鳩4> 「自分の思いが先に立ちすぎて綿密なスケジュールを取れず、多くの方を説得できなかった。
鳩5> 結果として皆さまにご迷惑をかけた」と釈明した。
> 移設先について
鳩6> 「国内で『受け入れる』という自治体が出てほしかった」と述べた。
> 鹿児島県・徳之島への移設を一時検討したことにも言及し
鳩7> 「反対論の中で難しい状況になった。迷惑を掛けた」と陳謝した。
上記抜粋の通り、今回の鳩山由紀夫発言には、「辺野古移設と言う真理に至る道である方便」と言っていたはずの「抑止力」の「よ」の字も出て来ない。
また、上記1>~2>で「『最低でも県外』を果たさなければ」などと堂々と抜かしているが、
① 上記鳩2>「最低でも県外」と言うのは先の衆院選挙前に鳩山由紀夫自身が「民主党党首の個人的(口)約束」として散々吹聴した物である【民主党公認事実】
② 上記鳩3>「それを果たさなければ」も何も、鳩山由紀夫自身が日本国首相と言う地位を追われたのは、普天間基地移設先を現行日米合意と同じ(*1)辺野古へ回帰させたからである。(*2)
③ 当ブログは個人ブログとしては相当しつこく「普天間基地問題」を追い、その経緯も追っていたが(*3)、鳩山由紀夫の首相在任中、何らかの形で「普天間基地移設先を『最低でも県外』とする努力」と認められる物は、口先三寸以外には一切認められ無い(*4)。
と言った事は、鳩山由紀夫の「記憶にない」どころか「念頭を掠めてすらも居ない」様だ。ああ、上記③は私の主観的判断だから、鳩山由紀夫自身に聞けば山のような言い訳が出て来そう(*5)、ではある。だが上記①、②は一寸間違いようの無い事実だ。
さらに奇怪なのは上記鳩4>~鳩5>の「釈明」だ。要は「時間がなくて説得できなかった」と言っている訳だが、「普天間基地の辺野古以外の移設先」として、政府案を取りまとめるどころか民主党案一つまとめられず、そのくせ「誰もが納得する腹案がある」だの「(一昨年)5月までに決着(*6)」だの散々吹聴していた当時日本国首相の座にあった鳩山由紀夫に「説得された」人が一人でも居たら、是非とも教えて欲しいぐらいだ。つまりは「誰も鳩山由紀夫(当時首相)に説得などされていないだろう」と言う半ば以上の確信である。
であるならば、一体どんなスケジュールを何年とれば「多くの方を説得できた」と言うつもりだろうか。大体、その説得結果・成果・実績は、「5月までに決着」発言に反映されて然るべきだが、鳩山由紀夫は、首相退陣直前まで「5月までに決着」と言い続けていたではないか。
上記鳩6>に至っては、もう言葉もない。「何処であれ、普天間基地に現在駐留する米海兵隊を受け入れてくれる自治体があれば、そこを「普天間基地移設先民主党案」にした」と言っている。他に解釈のしようがあろうか。「だから民主党案がまとまらなかった」と言うつもりならば、そんなものは民主党案でもなんでもない。その「普天間基地移設先案」の形成に、民主党は「偶々政権与党の座にあった」以上の何らの寄与もしていないからだ。「普天間基地移設先地方案」と呼ぶが相応しかろう。
大体、「最低でも県外」と言い「誰でも納得する腹案がある」と言い、「5月までに決着」と言い続け、「学べば学ぶほど米海兵隊は抑止力と知った」と言って普天間基地移設先を現行日米合意案と同じ辺野古へ回帰させたのは、他の誰でもどれでもない、「鳩山由紀夫の口」であろうが。序でに言えば、オバマ合衆国大統領を「Trust Me!」と謀ったのもな(*7)。
その「鳩山由紀夫の口」が今度は、上記鳩1>~鳩7>の様に言っているそうだ。
「狼少年」の寓話としての地位は、鳩山由紀夫と言う怪物に脅かされているように思えるのは、私だけだろうか。
<注釈>
(*1) 「でも滑走路の本数が違うかも知れないので、現行地日米合意案ではない」と当時強弁、否、詭弁を弄していた(*2) ああ、移設先は辺野古に戻したが、上記鳩2>にもある通り「気持ちは『最低でも県外』だった」と言うつもりか。いや、口とは、言葉とは、重宝なものだな。(*3) 普天間基地移設問題経緯シリーズは番号順になっており、(1)は「変心、変身、また変針」まで遡る。 (26)までの記事は以下URLに独立させた。(27) 鳩山首相の負の遺産―普天間基地移設問題経緯(27)― http://blogs.yahoo.co.jp/tiger1tiger2stiger/32800905.html URL: http://blogs.yahoo.co.jp/tiger1tiger2stiger/32800999.html(28) 選挙対策あって政策なし―普天間基地移設問題の経緯(28)― http://blogs.yahoo.co.jp/tiger1tiger2stiger/33419360.html(*4) 最早呆れ果てて言葉もない男、鳩山由紀夫 http://blogs.yahoo.co.jp/tiger1tiger2stiger/36394700.html(*5) 尚且つ、賭けても良い。その「言い訳」の大半は「意味が通らない」だろう。(*6) 決着。繰り返す、「決着」である。「決着」と言う事は、少なくとも普天間基地移設先の代替政府案が取りまとめられる筈だろう。普通ならばその代替案にそった形で新たな日米合意が形成される事を以って「決着」と言う筈だが・・・現実は先述の通り。民主党案さえ、出なかった。社民党案さえ、出たというのに、だ。(*7) その謀った事を公言し流布させたのは、鳩山由紀夫のメールマガジンだそうだから、「鳩山由紀夫の口」は関与していないのかも知れないが。