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普天間基地問題について、「個人ブログとしては相当しつこく追いかけた」と言うのは、弱小弊ブログの数少ない自慢の一つである。尤も、当時恐るべき事に日本国首相の地位にあった鳩山由紀夫の「Trust Me!」発言ひっくり返しがその発端であったから、「追いかけた」期間はさして長くない。
とは言え、一時期は「相当しつこく」追っていただけに、そんな普天間問題が全国紙の社説であまり扱われなくなって久しいことぐらいは判る。沖縄二紙としては切歯扼腕の態であろう。
とは言え、一時期は「相当しつこく」追っていただけに、そんな普天間問題が全国紙の社説であまり扱われなくなって久しいことぐらいは判る。沖縄二紙としては切歯扼腕の態であろう。
であるならば、東京新聞が掲げる久々の「普天間問題射設」は沖縄二紙にとっての朗報であろうし、東京新聞はその期待に応えているようだ。
左様、「最低でも県外」と、先の衆院選挙前に「民諸島党首としての(勝手な口)約束」をした、鳩山由紀夫のように(*1)。
先ずはその東京新聞社説、御一読願おうか。
左様、「最低でも県外」と、先の衆院選挙前に「民諸島党首としての(勝手な口)約束」をした、鳩山由紀夫のように(*1)。
先ずはその東京新聞社説、御一読願おうか。
<注釈>
(*1) 彼奴が衆院選挙前に「最低でも県外」と口走った事は、沖縄二紙の期待に応えていよう。その後の顛末は、広く知られているところだろうが。
転載開始=========================================
東京新聞社説
沖縄知事意見書 それでも県内移設とは
沖縄県の仲井真弘多知事が米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設計画に再び「ノー」を突き付けた。国外・県外移設に転換する好機を逸し続け、県内に固執する政府の態度は理解できない。仲井真氏は三月二十七日、普天間飛行場(宜野湾市)の代替施設建設のため、辺野古沖を埋め立てる事業分の環境影響評価書に対して「生活や自然環境の保全は不可能」とする意見書を提出した。「環境保全上、特段の支障は生じない」とする政府の評価書に対し、県側が指摘した問題点は四百四件。二月にも「環境保全上、重大な問題がある」とした飛行場建設事業分の意見書を提出したが、その時の二倍以上だ。その指摘はサンゴやジュゴンに与える影響をめぐる評価書の不備など多岐にわたる。約百六十ヘクタールもの海洋埋め立てはそれだけ環境への負荷が大きいのだろう。知事意見の提出後、沖縄を訪問した田中直紀防衛相は仲井真氏との会談で、環境影響評価書を手直しする「補正」について「丁寧に作業をしていきたい」と述べた。県内移設は困難だと県知事が二度にわたって意見書を提出したにもかかわらず、政府は計画を撤回せず、評価書補正後に埋め立て申請する方針を変えていない。日米両政府は二月、空軍嘉手納基地(嘉手納町など)より南にある那覇軍港や牧港補給地区(浦添市)など五つの米軍施設・区域を、普天間飛行場とは切り離して返還を進めることで合意した。こうした基地負担軽減策を示すことで、辺野古への県内移設も沖縄県側に受け入れてもらおうという腹づもりなのだろう。でも、ちょっと待ってほしい。那覇軍港、牧港補給地区などの返還は普天間飛行場と同様、一九九六年に沖縄に関する日米特別行動委員会(SACO)ですでに日米両政府が合意しているものだ。返還されれば沖縄の基地負担軽減にはなるが、これらはもともと普天間飛行場返還の状況に関係なく、もっと早く返還されるべきだった。これらが返還に動きだしたからといって、辺野古移設受け入れの環境が整うわけではない。むしろ政府は、二回にわたって辺野古移設を「事実上不可能」とした仲井真氏の知事意見を真摯(しんし)に受け止めなければならない。これを機に、普天間飛行場の継続使用でも県内移設でもない「第三の道」ともいうべき国外・県外移設を模索すべきである。
お為ごかしか売国か
さて、如何であろうか。
もう何度繰り返したか判らないが、私の考えでは、普天間基地問題は、「普天間基地に現在駐留している米海兵隊を何処に配置するか(現状維持含む)」と言う「配置問題」であり、「普天間基地問題未解決」は「現状維持=普天間基地継続使用」なのであるから、日本政府としても米国政府としてもそれはそれで構わないだろうと私には思われる。「普天間基地問題」の当事者である日本政府も米国政府も「沖縄の基地負担軽減」を二義的目標としか考えていないであろうし、考えるべきでもないのだから。
殊に、日本政府の最優先目標は我が国の安全保障であり、そのための在沖縄米軍の抑止力維持・向上である。「在沖縄米軍の抑止力維持・向上」は「我が国の安全保障」の一手段にしか過ぎないが、沖縄と南西諸島は地政学的に「対大陸の最前線」にある。オマケにその大陸は中国共産党政権が尖閣諸島から沖縄本島まで「核心的利益」と言い始めた「緊迫した最前線」だ。そうおいそれと兵は引けないし、引くべきでもない。
とまあ、以上のような背景を全く無視した東京新聞社説は、沖縄県知事から出された意見書に「辺野古移設は環境に影響あり」とする記述を縷々並べ立てた上で、次の一文を結論としている。
1> これを機に、普天間飛行場の継続使用でも県内移設でもない「第三の道」ともいうべき国外・県外移設を模索すべきである。
ここでいう「第三の道」こそ正しく、先の衆院選挙前に鳩山由紀夫が「民主党党首の(勝手な口)約束」として打ち出した「最低でも県外」と言う宣伝文句と、その後の首相辞任に至るまでの空騒ぎであろう。鳩山由紀夫が民主党党首及び日本国首相として、「(一昨年)5月までに決着」「誰もが納得する腹案がある」などなどなどあれこれ言いながら、自分で言っていたその「決着」期限(一昨年5月)に至るまでに「政府案」どころか「民主党案」一つまともに出せなかったものである。
鳩山由紀夫が「第三の道」を示せなかったのは、鳩山由紀夫の人間離れした無能と超人的な無責任の性であると、仮にしても、未だその鳩山由紀夫を「外交問題の顧問」として抱えている民主党が、今度は日米関係を良好な状態に保ったまま新たな「第三の道」を模索出来るなんて、何をどうしたら信じられるのかね。
ああ、そうか、目的が違うんだ。
東京新聞は、沖縄二紙と同様に「沖縄県の基地負担軽減を原点」とし、「我が国の安全保障」を全く考えず、「日米関係を悪化させる事」を目的としていれば、そうであれば上記1>「国外・県外移設を模索すべきである。」 と言う主張はその目的に大いに沿っている。
而してそれは、尖閣諸島から沖縄本島まで「核心的利益」と言い出し併呑を狙っている中国共産党政権の意向にも沿っていよう。
これが「偶然の一致」と考えるほど、私は脳天気には出来ていない。
となると、東京新聞が標榜している「脱原発」も、中国様の御意向ではなかろうか、って邪推も働くな。何れにせよ、日本の弱体化は中国の利益ではあろうが。
もう何度繰り返したか判らないが、私の考えでは、普天間基地問題は、「普天間基地に現在駐留している米海兵隊を何処に配置するか(現状維持含む)」と言う「配置問題」であり、「普天間基地問題未解決」は「現状維持=普天間基地継続使用」なのであるから、日本政府としても米国政府としてもそれはそれで構わないだろうと私には思われる。「普天間基地問題」の当事者である日本政府も米国政府も「沖縄の基地負担軽減」を二義的目標としか考えていないであろうし、考えるべきでもないのだから。
殊に、日本政府の最優先目標は我が国の安全保障であり、そのための在沖縄米軍の抑止力維持・向上である。「在沖縄米軍の抑止力維持・向上」は「我が国の安全保障」の一手段にしか過ぎないが、沖縄と南西諸島は地政学的に「対大陸の最前線」にある。オマケにその大陸は中国共産党政権が尖閣諸島から沖縄本島まで「核心的利益」と言い始めた「緊迫した最前線」だ。そうおいそれと兵は引けないし、引くべきでもない。
とまあ、以上のような背景を全く無視した東京新聞社説は、沖縄県知事から出された意見書に「辺野古移設は環境に影響あり」とする記述を縷々並べ立てた上で、次の一文を結論としている。
1> これを機に、普天間飛行場の継続使用でも県内移設でもない「第三の道」ともいうべき国外・県外移設を模索すべきである。
ここでいう「第三の道」こそ正しく、先の衆院選挙前に鳩山由紀夫が「民主党党首の(勝手な口)約束」として打ち出した「最低でも県外」と言う宣伝文句と、その後の首相辞任に至るまでの空騒ぎであろう。鳩山由紀夫が民主党党首及び日本国首相として、「(一昨年)5月までに決着」「誰もが納得する腹案がある」などなどなどあれこれ言いながら、自分で言っていたその「決着」期限(一昨年5月)に至るまでに「政府案」どころか「民主党案」一つまともに出せなかったものである。
鳩山由紀夫が「第三の道」を示せなかったのは、鳩山由紀夫の人間離れした無能と超人的な無責任の性であると、仮にしても、未だその鳩山由紀夫を「外交問題の顧問」として抱えている民主党が、今度は日米関係を良好な状態に保ったまま新たな「第三の道」を模索出来るなんて、何をどうしたら信じられるのかね。
ああ、そうか、目的が違うんだ。
東京新聞は、沖縄二紙と同様に「沖縄県の基地負担軽減を原点」とし、「我が国の安全保障」を全く考えず、「日米関係を悪化させる事」を目的としていれば、そうであれば上記1>「国外・県外移設を模索すべきである。」 と言う主張はその目的に大いに沿っている。
而してそれは、尖閣諸島から沖縄本島まで「核心的利益」と言い出し併呑を狙っている中国共産党政権の意向にも沿っていよう。
これが「偶然の一致」と考えるほど、私は脳天気には出来ていない。
となると、東京新聞が標榜している「脱原発」も、中国様の御意向ではなかろうか、って邪推も働くな。何れにせよ、日本の弱体化は中国の利益ではあろうが。
【参考】当ブログの普天間基地移設問題記事(抜粋)
以下の普天間基地移設問題経緯シリーズは番号順になっており、(1)は「変心、変身、また変針」まで遡る。
(26)までの記事は以下URLに独立させた。
http://blogs.yahoo.co.jp/tiger1tiger2stiger/32456004.html
(27) 鳩山首相の負の遺産―普天間基地移設問題経緯(27)― http://blogs.yahoo.co.jp/tiger1tiger2stiger/32800905.html
URL: http://blogs.yahoo.co.jp/tiger1tiger2stiger/32800999.html
(28) 選挙対策あって政策なし―普天間基地移設問題の経緯(28)― http://blogs.yahoo.co.jp/tiger1tiger2stiger/33419360.html
【1】理解し難い社説「琉球新報 [海兵隊沖縄配備] 真実を隠すのは何故か」を斬る http://blogs.yahoo.co.jp/tiger1tiger2stiger/35238501.html
【2】根拠がないのは鳩山公約だ-琉球新報社説 「辺野古移設は根拠がない」を斬る! http://blogs.yahoo.co.jp/tiger1tiger2stiger/35186923.html
【3】一読意味不明の沖縄タイムス社説 「[返還合意15年]ちゃんと議論し直そう」 http://blogs.yahoo.co.jp/tiger1tiger2stiger/35067129.html
【4】原点からしてズレている- 琉球新報愚論 「県内移設呪縛との決別を」 http://blogs.yahoo.co.jp/tiger1tiger2stiger/35067086.html
【5】球新報社説「それでも普天間はいらない」を斬る! http://blogs.yahoo.co.jp/tiger1tiger2stiger/34928130.html
【6】沖縄県民に問う! -尖閣諸島と普天間基地移設問題- http://blogs.yahoo.co.jp/tiger1tiger2stiger/33752839.html