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 鳩山由紀夫どころか民主党政権についてさえ記事を書くのもウンザリし始めた当ブログ管理者ではあるが、鳩山由紀夫はタダの「一衆院議員(*1)」であるのに対し、こやつは三軍を束ねる防衛大臣様。陸海空の幕僚長のさらに上の統合幕僚長と言う、三自衛隊の将星たちのさらに上(*2)に君臨するのだから、看過もならない。
 
 先ずは現・防衛大臣の弁明を御一読願おうか。
 

<注釈>

(*1) 「鳩山派」なる実に不可思議な派閥を率いているそうだが。それを言うならばそれ以上に不可思議なのはこの鳩山由紀夫の「支持者」である。外国人参政権狙いの夷敵共はそうだろうが、そいつらには(まだ)参政権は無いはずなのだが・・・ 
 
(*2) と言う事は勿論、東日本大震災でJTFを指揮した君塚陸将補の上司・・・・ 

転載開始========================================= 

【参院予算委】
「コーヒーはクセの精神」 田中防衛相、行方不明問題で?な釈明 

参院予算委員会で田中直紀防衛相(左)に話しかける渡辺周防衛副大臣(右)=6日午前、国会・参院第1委員会室(酒巻俊介撮影)
 田中直紀防衛相は6日の参院予算委員会で、先月31日の参院予算委の最中に風邪薬を飲むために無断で離席し、議員食堂内でコーヒーを飲んでいた問題について「議員食堂には薬を飲むための水があった。私は日ごろのクセで、食堂に行ったらただ座るのではなく、コーヒーを頼む精神だった」と釈明した。
 さらに田中氏は「席を外して時間がかかったことを心からおわび申し上げたい。委員会在席が求められている期間は、国会内ではコーヒーを飲まない決意で臨みたい」と力を込めた。
 しどろもどろの釈明に自民党の礒崎陽輔氏は防衛相の辞任を要求。田中氏は「誠心誠意、仕事に努めたい」と反論した。

=================================転載完了

「誠心誠意」と「薬を飲むために食堂でコーヒー」の不可解な関係

 さて、如何であろうか。
 
 当該防衛相である田中某については、少なくとも産経の記事では既に斬られまくり(*1)の様であるから、当ブログから追い討ちをかけるのも、盗人に追い銭、もとい、首吊りの足引っ張りの様であるが、先述の通り自衛隊三軍将星達の上に立つ者なのだから、生半可な事では容赦はならない。
 
 何しろ報じられるところでは、防衛大臣たる田中の曰く、
 
1> 「議員食堂には薬を飲むための水があった。
2> 私は日ごろのクセで、
3> 食堂に行ったらただ座るのではなく、コーヒーを頼む精神だった」
 
・・・すると何かね、衆院議場と言うのは「薬を飲むための水」さえ無いような「東京砂漠」なのかね。そんな「東京砂漠」をほかの議員先生方は我慢して居ると言うのに、「薬を飲むた水」の為に休憩時間ですらないのに議場を抜け出したのなら、それは「非常事態」で、「日頃のクセ」など発揮する余裕があったのかね。
 「精神」も何も、今正にその国会で何時焦点が当たっても不思議は無い防衛大臣と言う地位にある閣僚が、上記1>「薬を飲む水」の為に食堂へと議場を抜け出し、上記3>「ただ座るのではなく、コーヒーを頼む」と言う上記2>「日頃のクセ」を発揮した、と、納得なり感心なりする者が、どれほど居ると思うのかね。
 
 ああ、民主党には鳩山由紀夫や菅直人(*2)を筆頭に訳の判らないのがやたらに居るから「理解は得られる」のかも知れない。
 
4> 田中氏は「誠心誠意、仕事に努めたい」と反論した。
 
 「議事進行中の国会を抜け出して、食堂でコーヒーを飲んでいる」と言うのは、普通はサボリと言う。別の言い方なら職務怠慢で、世が世ならそれだけでシベリア送りなり銃殺刑なりになりそうな罪だ。「誠心誠意、仕事に努める」のとは程遠い。どころか、好対照と言うべきだろう。
 
5> 「席を外して時間がかかったことを心からおわび申し上げたい。
6> 委員会在席が求められている期間は、国会内ではコーヒーを飲まない決意で臨みたい」と力を込めた。
 
・・・それが「決意」かね。随分とまたミミッチイ決意をしたもんだな。「コーヒーを飲まない」と言うのならば、ある種願掛けの「断ち物」とも言えそうだが、「委員会在席を求められている期間」且つ「国会内」限定とあっては、そのご利益も薄かろう。
 
 第一、その「決意」は、「薬を飲む水の為に国会議場を抜け出した」事については全く反省も改善も宣言していない。また「風邪気味」になって「薬を取りに行かせた」ならば、やはり国会議場を抜け出して、水を求めて食堂に至り、「今度はコーヒーすらも頼まずに食堂に座っていよう」と言う宣言かね。
 こいつが、こんな奴が、一朝事あれば自衛隊三軍を指揮するのだ。
 
 寒心に堪えない、では済まなかろう。
 
 「文民統制の意義」を新ためて真剣に考えさせると言う意味では、美事な反面教師ぶりと言えるぞ。防衛相たる田中某よ。
 

<注釈>

(*1) 【高木桂一の『ここだけ』の話】 家政婦ならぬ秘書は見た! “婦唱夫随”の田中防衛相夫妻  http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120204/stt12020412010004-n1.htm  【主張】防衛行政 田中氏は進退判断の時だ http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120207/plc12020703170004-n1.htm など
 
(*2) こいつもフルネームが蔑称、かもな。