インド、仏戦闘機を大量購入へ http://www.afpbb.com/article/economy/2854766/8396722
応援いただけるならば、クリックを⇒ https://www.blogmura.com/
スイス空軍のF-5戦闘機(*1)の後継機として、スゥエーデンはサーブ社のJ39グリペンと決まったのに対して、フランスはダッソー社のラファールが巻き返しを狙って居ると言うのは、先行記事にしたが、所変わってインドでは、空軍用として、126機・120億ドルと言う大型契約がダッソー社独占交渉中だというのが、上掲AFP報道。
スイス空軍のF-5後継機がが22機だの18機だの言っていたのだから、インド空軍の方が5倍以上の大型契約だ。ダッソー社としても力が入ろう。
インドでの仏・ラファールのライバルとなっているのは、欧州共同開発・ユーロファイター・タイフーンだそうで、
> ユーロファイターは声明でインド政府の決定を尊重するとしながら、
> 「最終契約ではないとはいえ、我々は落胆している」と述べた。
と報じられている。ユーロファイター・タイフーンは先頃遂に「F-35に決定」してしまった日本のF-X=40機調達予定からも落選しているから、落胆の色も一入であろう。
スイス空軍のF-5後継機がが22機だの18機だの言っていたのだから、インド空軍の方が5倍以上の大型契約だ。ダッソー社としても力が入ろう。
インドでの仏・ラファールのライバルとなっているのは、欧州共同開発・ユーロファイター・タイフーンだそうで、
> ユーロファイターは声明でインド政府の決定を尊重するとしながら、
> 「最終契約ではないとはいえ、我々は落胆している」と述べた。
と報じられている。ユーロファイター・タイフーンは先頃遂に「F-35に決定」してしまった日本のF-X=40機調達予定からも落選しているから、落胆の色も一入であろう。
一方のフランス・ダッソー社は、こういう隠し玉があればこそ、先行記事にもした「強気の価格設定によるスイス空軍F-5後継機への巻き返し」なのかも知れない。
このAFP報道に対しては、「すわ、インドが軍事大国化か!?」なんてぇ頓珍漢な反応もあるようだが、元々インド空軍は1400機もの機体を擁する規模で世界第4位の大所帯。126機のラファールなぞ、Mig-21(*2)の代替にもならない。第一、20年にもわたった二桁パーセントで軍事拡大路線驀進中の中国が、南シナ海まで「核心的利益」と言い出している状態では、軍備を拡張して対抗するのが普通。我が国のように「冷戦終結」等とおためごかしで防衛費を削減し続けている方が異常だ。そんなことだから大陸の奴バラ、沖縄尖閣まで「核心的利益」と言い出したのである。
このAFP報道に対しては、「すわ、インドが軍事大国化か!?」なんてぇ頓珍漢な反応もあるようだが、元々インド空軍は1400機もの機体を擁する規模で世界第4位の大所帯。126機のラファールなぞ、Mig-21(*2)の代替にもならない。第一、20年にもわたった二桁パーセントで軍事拡大路線驀進中の中国が、南シナ海まで「核心的利益」と言い出している状態では、軍備を拡張して対抗するのが普通。我が国のように「冷戦終結」等とおためごかしで防衛費を削減し続けている方が異常だ。そんなことだから大陸の奴バラ、沖縄尖閣まで「核心的利益」と言い出したのである。
<注釈>
(*1) とはまた懐かしいねぇ。世代としては、我が国でもようやく後継機F-Xが決まったF-4ファントムIIと同世代だが、「中小国向け小型軽量安価な戦闘機」として開発された機体。復座型のT-38練習機と互換性が高い(と言うより、ノースロップ社の開発名は一緒だから、本来ならばT-38はF-5の復座型「F-5B」とでも名付けられそうな機体だ )事もあって、中華民国、韓国、ベルギーなどにも輸出された。映画じゃぁ「悪役」にされることが多いようだが。(*2) 世代としては我が国のF-4ファントムII、スイスのF-5と同世代。