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 タイトルにもした通り、当ブログは最早、「鳩山由紀夫」と言うフルネームがそのまま最大級の罵詈雑言であり、蔑称である、と認定した。なにしろ当ブログがかつて鳩山由紀夫に捧げた称号「無知無能無学無様無定見無方針無理解無関心且つ優柔不断支離滅裂四分五裂表裏比興朝令暮改朝三暮四遅刻常習厚顔無恥の糸コンニャク男で詐欺野郎の外交音痴で安保白痴」を上回る罵詈雑言であり蔑称なのであるから、実に大したものである。
 
 その「大人物」鳩山由紀夫が、その鳩山由紀夫振りをいまだに発揮し続けているそうだ。今や「ルーピー」等と軽々しく呼ぶべきではない。この鳩山由紀夫に比肩しうる者は、今のところ菅直人ぐらいしか居なさそうなのである。
 
 無論、良い意味ではない。
 
転載開始========================================= 

鳩山氏「小沢氏復権を」 増税で首相「変節」批判…  

http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120131/stt12013100120000-n1.htm
2012.1.31 00:11 [鳩山由紀夫]
 民主党の鳩山由紀夫元首相は30日夜のBS11番組で、消費税増税などで対立する党内情勢に関し「党の結束を高めるための仕事を小沢一郎元代表にやってもらう度量の広さが野田佳彦首相はじめ執行部に求められている」と述べ、党員資格停止中の小沢氏の「復権」と要職起用を求めた。
 鳩山氏は「野田首相は首相になる前、麻生政権を倒す目的で天下りをなくすことが先で、それをやらないで消費税増税なんてとんでもないと言った」と指摘。その上で「今まさにその言葉が首相自身に返ってきている」と首相の「変節」を批判した。
 首相経験者として積極的に外交に取り組む意向も示し、「北朝鮮やイランが注目しなければならない国なので、そういうところにもなんらかのメッセージを伝えられないかと考えていきたい」と語った。
(

TPPよりアジア共同体 鳩山氏が新華社に  http

鳩山由紀夫元首相
 鳩山由紀夫元首相は2日までに中国国営通信新華社のインタビューに応じ、「環太平洋連携協定(TPP)よりも東アジア共同体の構築を優先すべきだと提唱し続けてきた」と語り、TPP交渉参加に消極的な姿勢をあらためて示した。
 鳩山氏は、日本の最大の貿易パートナーは米国ではなく中国だと強調。日中韓の3カ国でそれぞれの強みや特色を生かした分業体制を構築すべきだとの考えも示した。
 一方、野田佳彦首相に対しては「消費税増税を主張しているが、増税の議論は国民の信頼を得にくい」と述べ、野田政権の最大の試練になるとの認識を示した。(共同)
 

鳩山の言葉

 以下に鳩山由紀夫の言葉を、報じられるままに抽出してみよう。
 
1> 「党の結束を高めるための仕事を小沢一郎元代表にやってもらう度量の広さが野田佳彦首相はじめ執行部に求められている」
 
 今回引用した鳩山由紀夫の発言では、此の上記1>が一番はっきりスッキリ意味が通る。逆に言うと、後述の他の発言は、実に「難解」だ。
 対照的に上記1>は非常にハッキリしている。「「我が敵」小沢一郎の復権による、民主党「再統一」」だ。他に解釈も何もありはしない。それだけ、民主党自身が「分裂含み」と言う事でもあろう。
 それはそうだろうな。何しろ前の首相のスーパーゾンビは、「日本憲政史上最大の議席数を占める与党党首の癖に、危うく不信任決議を可決されかけた」と言う輝かしい実績がある。
 その「輝かしい実績」を現出させたのは、現政権与党である「民主党自身」であり、さらには鳩山由紀夫自身でもあるのだから、上記1>の発言は、「「我が敵」小沢一郎を復権させなければ、小沢派も鳩山派も民主党から離党する、かも知れない。」と言う脅しでもあろう。民主党の若手議員が9人ばかり離党して、ナントカ言う党を立ち上げたのも記憶に新しいところである。小沢派と鳩山派がつるんで離党すれば、それよりはマシなことになるのだろう。つまり、「脅し」としては、より効果的と言う事だ。
 「脅し」としてはそうだろうが・・・果たして、そんな脅しに屈して「「我が敵」小沢一郎の復権による、民主党「再統一」」を図る「度量の広さ」を見せる民主党に、未来、具体的には次の衆院選挙で相応の議席数を確保できる見込みがあるのかね。
 ま、こいつは私が予想なり予言なりする事柄ではないな。何しろ私に言わせれば、先の衆院選挙結果「政権交代」は狂気の沙汰であり、危うく日本の民主主義と日本国民に絶望しかけたぐらいだから。ひょっとすると鳩山由紀夫の言うとおり、民主党は「我が敵」小沢一郎を復権させて「党の結束を高める」かも知れない。そんな民主党に我が日本国民がどんな判定を下すのか、或いは下せずに終るのか、心配ではあるが、楽しみでもある。所詮「愚かな国民の元での民主主義体制は、衆愚政治に堕する他無い」のであるから。
 
2> 「野田首相は首相になる前、麻生政権を倒す目的で天下りをなくすことが先で、それをやらないで消費税増税なんてとんでもないと言った」]
 
・・・相変わらず意味不明な日本語だな。一体「野田首相は首相になる前」に、なんと言ったんだぁ?
ケース1:「麻生政権を倒す目的で天下りをなくすことが先で、それをやらないで消費税増税なんてとんでもない。」と言った
 「上記2>の文章から、野田首相の言葉を書き出しなさい」なんて国語の問題があったら、普通は此のケースが「模範解答」だろう。だが、こう解釈すると前段「麻生政権を倒す目的で天下りをなくす」と言う意味がわからない。「天下りをなくす」と、「麻生政権が倒れる」のか?ソリャ「天下り」が「麻生政権を支えて居る」ならば、「天下りをなくす」事は「麻生政権の支持基盤を崩す」事になろう。だが、その程度で「麻生政権が倒れる」と言うのがサッパリ判らない。もしそうならば、「麻生政権が倒れた」現在では「天下りはなくなっている」筈ではないのか。最大限好意的に解釈するならば、「天下りをなくす事は、麻生政権を倒す足しになる。だから麻生政権が倒れた今日、天下りは無い。」と考える事が出来るが・・・問責決議を受けて閣僚を辞めた議員が、内閣に復帰しているようでは、「天下りがなくなった」よりも害悪は大きかろうし、そんな政権下で「天下りはなくなった」と言われても、とても信用できない。が、其処は「民主党品質」ということなのか。
ケース2:「天下りをなくすことが先で、それをやらないで消費税増税なんてとんでもない。」と言った
 こちらの方が、「野田首相の科白」としては遥かにスッキリする。意味も通る。だが、その前についていた「麻生政権を倒す目的で」が全く浮いてしまう。この「麻生政権を倒す目的で」は、一体何処に掛かるのか。具体的には、野田首相は首相になる前に「麻生政権を倒す目的で」一体何をしたのか。これまた最大限好意的に考えると、「それをやらないで消費税増税なんてとんでもない、と言った」と、一応解釈できる。麻生首相が「政権交代以前」に「景気が回復したら消費税増税」と言っており、党首討論で鳩の前で明言していたのも事実だ。だからその「消費税増税論」を非難することは、「麻生政権を倒す目的」に適う。適うが・・・・普通に考えたら、「目的で」の後、「天下り」の前、即ち「野田首相の科白」の前に「、」が入ろうが。
 
 さらには、此の上記2>の発言は、野田首相に対する非難として報じられている。と言う事は、鳩山由紀夫自身が、「消費税増税」の前提とされる「天下りをなくす」が未だ完了していない事を認めている事になる。そうでなくて、既に「天下りがなくなって」居るのならば、上記2>の発言は野田首相の非難にはならないのだから。それ即ち、「鳩山由紀夫自身が、政権交代を果たし、暫く首相の座にありながら、天下りをなくす事は出来なかった。」と自白している事になる。その上「麻生政権は倒れたが、天下りはなくなっていない。」とも認めた訳だから、上記「ケース1」の解釈は成り立たない。天下りはなくさなくても、「麻生政権を倒すという目的」は果たされているのだから。
 
 言い換えれば、上記2>の「野田首相批判」は、同時に「政権交代を果たしながら、天下りをなくす事はできなかった、鳩山由紀夫自身の反省の弁」でなければならない筈だ。そう解釈出来る人、そう理解できる人は、是非そのロジックを私に教えて頂きたい。私には上記2>の鳩山由紀夫発言に、自己反省の欠片も見出すことが出来ないからだ。
 それとも、「麻生政権を倒すと言う目的」は果たしたから、「天下りをなくす」必要はなくなった、と言う解釈であろうか。もしそう解釈するのならば、上記2>で非難される野田首相にも、同じ論拠で「麻生政権は倒れたのだから、天下りをなくさなくても、消費税増税は出来る」と、言えそうな気がするのだが。どうなんだよ、鳩山由紀夫。
 
3> 「北朝鮮やイランが注目しなければならない国なので、そういうところにもなんらかのメッセージを伝えられ
ないかと考えていきたい」
 
・・・・・貴様は同盟国の大統領さえ「Trust Me!」と謀った実績があるというのに、北朝鮮やイラン相手に一体どんなメッセージが「伝わる」と思っているのか。「友愛」かぁ?
 第二次大戦中にドイツからイギリスに亡命して和平を唱えた、ルドルフ・ヘス副総統(当時)の方が、まだ説得力がありそうだぞ。
 
 ああ、上記3>「考えていきたい」だけだったな。
 頼むから、「考えるだけ」にしてくれと、心の底から思うぞ。
 
4> 「環太平洋連携協定(TPP)よりも東アジア共同体の構築を優先すべきだと提唱し続けてきた」
 
 はーてな。何方かその「提唱し続けてきた」実績をご存知かな。私の覚えがある限り「提唱」はまあ、時々していて様だが、そのために何をやるかと言うと、鳩山由紀夫公式HPに載っている提言と演説の間にすら共通項目が少ない。況や、先に報じられた「東シナ海のガス田共同開発の条約締結交渉」を切っ掛けにして「二度と戦争が起きない関係を作ろう」なんて、公式HPにも、演説にも、欠片も出て来ない(*1)。これまた最大限好意的に解釈すれば、「東アジア共同体」即ち「二度と戦争が起きない関係」と、一応解釈できるが・・・そんな解釈を自動的に出来るのは、鳩山由紀夫自身と、せいぜいが気違いのカミさんぐらいだろう。
 
 「向上心の無い奴は、馬鹿だ。」 
 
 何度も引用している此の科白は、「三四郎」だか「それから」だか、兎に角夏目漱石の小説にある主人公の科白で、元はその親友の口癖だが、その親友自身に此の科白を投げつけることで、主人公は恋敵である親友を自殺に追い込むと言う、仲々劇的な科白だ。此の「名科白」を捩るならば、
 
 「向上心と言う概念すらも無い奴は、鳩山由紀夫だ。」と言うべきだろう。
 
 敢えて「鳩山由紀夫」とフルネームにしたのは、その祖父「鳩山一郎」に対する情ゆえだ。その祖父の功績がなかったならば、
 
 「鳩山家にあらざれば、向上心と言う概念はある。」 
と、断言したくなるところだ。
 如何に、鳩山由紀夫。
 
 やーい、鳩山由紀夫!
 この、鳩山由紀夫!!
 
<注釈>
 
(*1) ルーピーは死ななきゃ治らない