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第二幕 「抵抗」
さーて、何が出るかな。少々楽しみではある。
防衛相には、辺野古移設に必要な期間と費用についての見積りを支持した。現時点から初めて、全てがスムーズに行き、反対運動も沖縄県の抵抗もないものとしての「最低価格」を。その支持は防衛相ばかりではなく、公開し、公言している。
財務省には当面の間沖縄に対してなしうる経済支援策の最大値を出すように支持した。財政厳しい折、そう大風呂敷はなるまいが、経済特区の権限付与などの方策もあろう。これまた公海公言すると共に、沖縄支援策は普天間基地移設問題と表裏一対である事も明言した。「地元の反発」はあるかも知れないが、沖縄二紙なんざ「謝罪よりも撤去を」なんてふざけた事抜かしているぐらいだ。飴と鞭は明白にすべきであろう。財務省には同時に、沖縄に対する支援削減の可能性も支持してあるが、こちらは公開していない。ま、バレたらバレた時の事だ。
エ、何だって、元首相のルーピーが、「普天間基地移設問題に関わりたい」と来てるって?
追い返せ。警備員を呼んでも良い。絶対にこの部屋に入れるな。
ああ、スーパーゾンビが来ても同じだからな。況や「未だに我が敵」なんぞ論外だ。彼奴らから今更聞くような事は何もない。言いたい事があれば文書で出せと、予め伝えてある。
何、ルーピーは、「新しい文書をお持ちした。」って?秘書君、その文書とやらを受け取って、一ページ目だけ私に廻してくれたまえ。この間のは一ページ目から全く日本語になっていなかったからな。まあ、今回も似たようなものだろう。
何、まだ居座っているって?とりあえず放っておけ。この部屋には入れるな。次の来客が来たら、その来客だけこの部屋へ通せ。
追い返せ。警備員を呼んでも良い。絶対にこの部屋に入れるな。
ああ、スーパーゾンビが来ても同じだからな。況や「未だに我が敵」なんぞ論外だ。彼奴らから今更聞くような事は何もない。言いたい事があれば文書で出せと、予め伝えてある。
何、ルーピーは、「新しい文書をお持ちした。」って?秘書君、その文書とやらを受け取って、一ページ目だけ私に廻してくれたまえ。この間のは一ページ目から全く日本語になっていなかったからな。まあ、今回も似たようなものだろう。
何、まだ居座っているって?とりあえず放っておけ。この部屋には入れるな。次の来客が来たら、その来客だけこの部屋へ通せ。
普天間基地移設問題解決法―その手段
目的が明確になったならば、次は手段だ。といっても、日本国首相としての手段は、実はあまり選択肢がない。先述の通り我が国の安全保障が最優先であるから、普天間に現在駐留している米海兵隊の配置場所は、日本としては沖縄県内しかあり得ない。米国としては先頃豪州への米海兵隊駐留を決めたように、「中国から兵力の引き離し=一定の距離を保って緩衝地帯化する」という選択もあり得るだろうが、沖縄も尖閣も竹島も我が領土であるから、我が国としては、少なくとも平時の撤退はあり得ない。あるとしたら戦時の「奪還」ぐらいだ。
だから、普天間駐留の米海兵隊配置先は、辺野古か、普天間の継続使用しかない。他の選択肢はすでに議論を尽くしきった筈だ。勿論、ルーピーが口走っていた「民主党党首としての勝手な口約束」「最低でも県外」謎論外だ。
だから、普天間駐留の米海兵隊配置先は、辺野古か、普天間の継続使用しかない。他の選択肢はすでに議論を尽くしきった筈だ。勿論、ルーピーが口走っていた「民主党党首としての勝手な口約束」「最低でも県外」謎論外だ。
となれば、なすべき事は一つ。「辺野古か、普天間か」、二者択一を以て沖縄県を説得すること。根元的には、これに尽きる。
他の選択肢はあり得ないことを頑迷に説くこと。日本の安全保障が、少なくとも現状、沖縄の安全保障であり、繁栄であることを説く事。
他の選択肢はあり得ないことを頑迷に説くこと。日本の安全保障が、少なくとも現状、沖縄の安全保障であり、繁栄であることを説く事。
ならば、その手順はどうなるかと言うと、凡そ以下のステップになるように思われる。
(1)民主党の解党的総括
(1)民主党の解党的総括
(2)対沖縄交渉―為せる事、為せない事の明確化
(3)最終決断―辺野古か、普天間か。
上記(1)は、いわば「粛正」であり「反省」だ。普天巻き地問題をかくも困難にした民主党の「お詫び」を示すための首切りや辞任。勿論、その筆頭にあがるのはルーピーだろうが、スーパーゾンビもその責は免れまい。こうした処置は「党内融和を乱し」「政権基盤を危うくする」ものではあろうが、私は民主党が分裂しようが、政権が保たなかろうが、普天間問題さえ解決すればよいのだから構わない。民主党政権崩壊なんて、望むところだ。
上記(2)にはちょっと時間を要するだろう。上記(1)による「政権基盤の弱体化」が上記(2)から上記(3)に至る普天間問題解決プロセスまで「政権が保たなく」なる可能性は認めないといけない。だが、崩壊して政権がなくなったらそのときのこと。先に上記(1)の「反省」があらばこそ、上記(2)のプロセスに入れるのであるから、この順番は変えられない。
上記(3)は「沖縄の民意」反映のしどころだ。究極のところ、日本国としては辺野古でも構いはしない。むしろ、移設費用がかからない分は普天間継続使用の方がメリットなぐらいだ。
「沖縄の基地負担軽減」としては、議論の対象であるだろう。「周辺住民への影響」という点では、辺野古移設の方が「基地負担」は格段に減るだろうが、「きれいな海を守れ」だの「新しい基地を作るな」だの言い出すと「評価が分かれる」だろう。
だが、どちらであっても究極のところ、日本としては構わない。だから、この二者択一は「沖縄に委任」しても構うまい。
「沖縄の基地負担軽減」としては、議論の対象であるだろう。「周辺住民への影響」という点では、辺野古移設の方が「基地負担」は格段に減るだろうが、「きれいな海を守れ」だの「新しい基地を作るな」だの言い出すと「評価が分かれる」だろう。
だが、どちらであっても究極のところ、日本としては構わない。だから、この二者択一は「沖縄に委任」しても構うまい。
「恫喝だ!」とか「強権的だ!」、三赤新聞あたりから避難されようが、構いはしない。どうせ奴らは、「県外移設」以外のいかなる解決策も避難するに違いなく、前述の通り日本としては「県外移設」なぞ論外なのだから、そんな非難は気にかける必要はない。
現行日米合意は辺野古移設だから、「普天間継続利用」もまた「県外移設」と同様に「現行日米合意違反」ではある。だが、現状の維持ではあるから、対米交渉としては比較的楽であろう。米側の費用負担も減ることであるから。
現行日米合意は辺野古移設だから、「普天間継続利用」もまた「県外移設」と同様に「現行日米合意違反」ではある。だが、現状の維持ではあるから、対米交渉としては比較的楽であろう。米側の費用負担も減ることであるから。
第三幕 「攻防」
それじゃ、次の方。
何々、「沖縄に平和を。普天間に静けさを求める市民の会」の方。宜しい、窺いましょう。但し10分でお願いします。」
(間)
ハイ、10分経ちました。其処までです。窺っている限りでは、先ほどの「普天間で子育てする親の会」の方と全く同じ主張ですね。いや、この後に違う部分がひょっとしたらあるのかもしれませんが、先に頂いている資料でも、差異は殆ど間違い探しでした。そういえば、先に頂いた資料と今日の資料は違いますね。いや、別に構いませんが、特徴があるならば、それを先に言われる事と、時間10分と言うのも予めお伝えしたところ。その中にまとまらないのはそちらの都合でしょう。
であれば、先ほどの何とか会と同じ事を言わなければなりませんね。普天間基地の騒音がうるさいと言われるのは、国際空港化した場合と比べて煩い訳がないし、MV-22オスプレイが危険だ理論は搭乗している海兵隊員の人権を無視していますね。無論、事故はないに越した事はないですが、貴方主張のようにMV-22が「殺人機」であるならば、糾弾されるべきは先ずMV-22のメーカーであり、糾弾すべきはその「殺人機」に命を預けて、一朝有事の際には戦場で飛ばねばならない米海兵隊自身でしょう。本件について米海兵隊と何らかのお話し合いはもたれましたか。「事故のない運用」と言う点では、貴方らも米海兵隊も運命共同体。利害は一致していましょう。イヤそれどころか、MV-22は米海兵隊制式機として既に配備されており、事故を起こすのは普天間に限りませんから、「MV-22が殺人機」であるか否かは、米海兵隊の方が貴方らより遥かに切実な問題でしょう。ああ、やはり持たれていない、と。
宜しい。では米海兵隊と連絡を取り、話し合いの場を設けましょう。その上で今一度、そうですな、再来週に貴方らのお話をもう一度窺いましょう。但し、持ち時間は今回の半分です。
秘書君、それで良いよね。
ああ、良さそうです。では、次にお会いする事を楽しみにしています。ごきげんよう。
オヤ、席を御立ちにならない。座り込みですか。結構。こちらも慣れております。その道のプロも居りますので。
秘書君。警備員を・・・ああ、手回しが良いね。予想していたって。ま、私もだがね。
それではごきげんよう。
何、「国家権力の横暴?」どう致しまして。私が国家権力を横暴に行使したら、こんなモンじゃあ済みませんよ。お忘れですか。私は陸海空三自衛隊の最高指揮官なんですよ。
・・・・予想された通りだが、やっぱりこうなったか。「普天間基地問題ヒアリング」。期限を切って、時間を切って、可能な限り広範囲の「沖縄の声」を直接聞こうという企画。内閣の他の仕事を司々に委ねての、ぶっ通し1週間づつ、隔週で2ヶ月間。この間、就寝と風呂の時間以外は、食事時間も含めてこのヒアリングに当てている。「喰わずに聞け」と抜かす奴もあったが、「コチトラは今しか喰えないし、喰わずに働けるような便利な身体じゃない。だから喰う。そんなことより、無駄な議論で時間を浪費しているぞ。」と言って引き下がらせた。食事時間に当たるかどうかは運だ。公式には。
「司々に委ねる」ッたって、これだけ思い切って委任できるのは。「普天間基地問題担当相」と割り切っているからだな。外交日程や宮中行事よりもこっちを優先できるのも、幾許かは陛下のお声がかりがあってこそだ。
それにしても、「金も要らず命も要らず名誉も要らぬ者は、始末に困るモノなり。なれど、天下の大事はこの始末に困るものにしか任せられず。」って言ったのは、確か大西郷だったと思うが、あれは本当だね。俺は金や命が要らないというほど人間はできていないが、日本国の名誉は兎も角俺自身の名誉は屁としか思っていないからな。それだけでこれだけ思い切った事が出来るんだから、前の奴や前の前の奴や前の前の前の奴が、如何に日本国首相と言う地位に恋々としていた、か、だよな。
大西郷の御名を誉む可きかな。
この企画を発表して、ヒアリング対象団体を公募したら、案の定団体が殺到して、その大半が所謂「プロ市民」団体だ。公安やら警察やらに図って篩にかけ、公言どおり「広く意見を聞く」様にした。お陰で少数ではあるが「辺野古移設容認派」「普天間継続使用容認派」の声も、要望も聞くことが出来たから、全くの無駄ではないが、大半は先刻みたいにステレオタイプのハンで押したような反応。賭けても良いが、先刻のナントカ会は米海兵隊相手もあの調子で、再来週も同じことを繰り返すだろう。最後のところでは引導を渡さねばならないがな。「お話は窺いましたが、全く参考になりませんので、何の処置も取る必要を感じません。」と。奴ら、怒ってあれこれ発表するだろうが、間、それも想定の内だ。俺としては、奴らに殺されるなり、負傷させられるなりしないようにはしないといけないが。会見前のボディチェックが入念なのも、この部屋の机も椅子も床に固定されていて余計な物が一切ないのも、そのためだ。あの秘書君からして、見た目じゃわからないが格闘戦の達人だし、俺自身、並みよりデカイガタイで良かったと、こういうときは思うね。親には感謝しないとな。
幕間
第三幕に描き出したのは、前期ステップ(2)「対沖縄交渉」の一幕だ。こんな調子でやるのだから、このステップは時間がかかる。だが、ここで吸い上げた意見も反映して沖縄に提示する「基地負担の退化」も変わってくるから、手は抜けない。
あくまでも、先述の通り「沖縄の基地負担」は前提だし、それを減らすことは、せいぜいが二義的な目的であって、第一目標ではない。
「沖縄の基地負担は不平等だ」というならば、国防上の必要から来る基地負担が、平等な訳がない。
http://blogs.yahoo.co.jp/tiger1tiger2stiger/36627173.html へ続く
あくまでも、先述の通り「沖縄の基地負担」は前提だし、それを減らすことは、せいぜいが二義的な目的であって、第一目標ではない。
「沖縄の基地負担は不平等だ」というならば、国防上の必要から来る基地負担が、平等な訳がない。
http://blogs.yahoo.co.jp/tiger1tiger2stiger/36627173.html へ続く