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かつて、世界が資本主義陣営と社会主義陣営に分かれて「冷戦」を繰り広げていた頃、社会主義国のトップは「書記長」と言うのが通り相場だった。今でも社民党や共産党のトップは「書記長」の肩書きを有する。考えてみれば奇妙な話しで、例えば「生徒会の選挙」なんてぇのは「生徒会長」「生徒会副会長」のコンビが重要で「書記」は「生徒会三役」の端くれとは言え、刺身のつま、脇役でしかない。時には「影の生徒会長」と化すのかも知れないが、あくまで「影」である。と言うのに、社会主義陣営、当時の感覚で言えば「世界の半分」では「書記長」が最高権力者であり、「首相」よりデカイ顔をしている事もままあった。
私は此の現象を、「議事録を司るからだろう」と考えていた。会議の結果・結論を明記する「議事録」を残し、時に改竄する権限を握っているから「書記長」が「最高権力者」たるのであろう、と。「1984」なんて「反社会主義独裁的な小説」を、人生の相応に早い時期の読んでいたから、「書記長が議事録を支配する事で会議自体を支配する」と言う構造は、「歴史を支配するものは未来をも支配する」とした小説「1984」と良く符合し、「理解」することが出来たから。
逆に、タイトルにもした通り、「議事録が無い」と言う事は、その会議で「何が決定したか、何が結論かは不明である。不明確である。」と言う事である。「議事録を残さないのならば、そんな会議は、会議自体が無駄である。」と、断じられても文句は言えない、抗弁のしようが無い。少なくともまともに抗弁出来るような理由は、私には考え付かない。
であるというのに・・・事もあろうに福島第一原発事故を受けて発足した原子力対策本部の会議に「議事録が無い」と言う事が報じられている。
転載開始=========================================
原子力対策本部に議事録存在せず 保安院「急に開催、対応困難」
震災翌日に首相官邸で開かれた、政府の原子力災害対策本部の会合=2011年3月12日
東京電力福島第1原発事故に対応するため設置され、避難区域の設定や除染方針の決定をしてきた政府の「原子力災害対策本部」の会議の議事録が全く作成されていないことが23日、分かった。事務局を務める経済産業省原子力安全・保安院が明らかにした。保安院は「開催が急に決まるなど、事務的に対応が難しかったようだ」と釈明している。保安院によると、対策本部が設置された昨年3月11日以来、計23回あった会議ごとに作成されたのは、議事次第程度の簡単な書類だけという。
=================================転載完了
その裏に、民主党の暗躍あり、と見た
如何であろうか。
俄かには信じ難い話だ。報道ではなく、誰かがこんなことを口走ったら。私は「嘘吐き」と断言しただろう。何しろ報じられている通り、原子力対策本部は
1> 避難区域の設定や除染方針の決定をしてきた
俄かには信じ難い話だ。報道ではなく、誰かがこんなことを口走ったら。私は「嘘吐き」と断言しただろう。何しろ報じられている通り、原子力対策本部は
1> 避難区域の設定や除染方針の決定をしてきた
のであるから、幾つもの「重大な決定」を為している筈である。それが、
2> 対策本部が設置された昨年3月11日以来、計23回あった会議ごとに作成されたのは、議事次第程度の簡単な書類だけという。
・・・最大限好意的に解釈するならば、上記2>で言う「議事次第程度の簡単な書類」に、「決定事項」だけ記載威した、と言う可能性があろう。即ち誰が出席して誰が発言したかは全く明らかにしないまま、「原子力対策本部の決定」と「日付」だけを記録した、と言う可能性。それさえ無いとなると、それこそ「本当に原子力対策本部の決定なのか」さえ証拠が無い事になるから、子の「最大限好意的な解釈」である可能性は高いだろう。否、これ以下の事しか「記録した書類が無い」トするならば、それは社会主義政権化の書記長並みの「議事の捏造」即ち「歴史の改竄」を許すものとなろう。
・・・最大限好意的に解釈するならば、上記2>で言う「議事次第程度の簡単な書類」に、「決定事項」だけ記載威した、と言う可能性があろう。即ち誰が出席して誰が発言したかは全く明らかにしないまま、「原子力対策本部の決定」と「日付」だけを記録した、と言う可能性。それさえ無いとなると、それこそ「本当に原子力対策本部の決定なのか」さえ証拠が無い事になるから、子の「最大限好意的な解釈」である可能性は高いだろう。否、これ以下の事しか「記録した書類が無い」トするならば、それは社会主義政権化の書記長並みの「議事の捏造」即ち「歴史の改竄」を許すものとなろう。
だが、その「最大限好意的な解釈」を以ってしても、
3> 保安院は「開催が急に決まるなど、事務的に対応が難しかったようだ」と釈明している。
と言う、「議事録を残さなかった理由」は全く「好意的に解釈」出来ない。いや、1回目や2回目の「原子力対策本部」発足の頃ならばそんな事もあり得たかも知れない。だが、「原子力対策本部」の会議は、上記2>の通り23回も開かれているのだ。この間、「事務的に対応が難しかった」などと言うのは官僚的言い訳以外の何物でもない。「態と議事録を作らなかった」と言う以外の解釈を出来るものは、当の原子力保安院以外には殆ど居るまい。
では、何故「態と議事録を作らなかった」のか。
或いは「態と議事録を作らなかった」事が何故許容されたのか。
或いは「態と議事録を作らなかった」事が何故許容されたのか。
前者については、想像がつく。と言うよりは、「邪推をめぐらす他無い」と言うべきか。要は「原子力対策本部のメンバーが会議での発言に責任を取ろうとしなかった。」から。或いはもっと好意的に考えるならば「原子力対策本部の中に発言の責任を取ろうとしないメンバーが居た。」から。後者の場合「発言に責任を取ろうとしないメンバー」は少数は無いし単数である可能性を残しているが、最終的には原子力対策本部自身の決定として「議事録を残さなかった」のだから、「事務方が忙しい」などと言う上記3>の理由であろう筈がない。
と、考えるならば、「原子力対策本部の中の発言責任を取ろうとしないメンバー」は、多数派であったか、少数派であるが決定的な地位にあったか、の何れかと言う事になろう。是もまた「邪推」の領域を出ないが、「妥当な推論」と言うべきだろう。
さらには、後者の問題、「原子力対策本部が態と議事録を作らなかった」事が「何故許容されたか」と言うのも自ずと浮かんでくる。端的に言って政府が、民主党政権が、当時まだ「スーパーゾンビ」とは呼ばれていなかったが首相ではあった菅直人が、それを少なくとも許容した。或いはひょっとすると、「真っ先に発言無責任を主張したのが菅直人ではなかったか」と言う疑念。否、確信である。
何しろ民主党には「信用と実績」がある。二回の日米首脳会談を通じて「Trust Me!」発言で決定的に日米関係を悪化させた後のルーピー(こちらは此の頃からこう呼ばれ始めた)は、クリントン長官との「第三回日米首脳会談ではないがそれに準じる会談」に於いて「議事録を作らない事」を提案している(*1)。その直後に「普天間基地移設問題の延期(*2)について、クリントン長官の同意を得た」と言う大本営発表をかまして当のクリントン長官の抗議を喰らい「日米安保は大事だということで合意した」等と訳のわからない言い訳(*3)をした。此の「輝かしい実績」は、「議事録を残さない事で、会談の無いように責任を持たない」と言う事で、「原子力対策本部の議事録が無い」事とあい通じるものがある。無論、「原子力対策本部」が発足したのは、まだスーパーゾンビではなかった(*4)菅直人が首相の頃であり、ルーピーは首相の座も民主党党首の座も追われているが・・・彼奴はまだ国会議員であり、未だに国会議員であるのが民主党である。
ならば、「原子力対策本部に議事録なし」と「日米の高官が会談しても議事録を残さず、両者の同意できない事を勝手に発表する」事に共通する事項は、「民主党体質」と断じるべきではなかろうか。
左様、章題にもした通り、今回発覚した「原子力対策本部に議事録が無い」と言う事態は、上記2>の様な「事務方の対応不足」で済まされる筈が無い。それは、恐らくは管直人の責任、ひょっとすると指示であり、さらには、民主党の体質そのものの、無責任さであろうと、私は断じる。
如何に、民主党。
貴方らには、既に宣戦布告して久しい私であるが、今回の報道は、その宣戦布告にさらに根拠を追加するものである。
と、考えるならば、「原子力対策本部の中の発言責任を取ろうとしないメンバー」は、多数派であったか、少数派であるが決定的な地位にあったか、の何れかと言う事になろう。是もまた「邪推」の領域を出ないが、「妥当な推論」と言うべきだろう。
さらには、後者の問題、「原子力対策本部が態と議事録を作らなかった」事が「何故許容されたか」と言うのも自ずと浮かんでくる。端的に言って政府が、民主党政権が、当時まだ「スーパーゾンビ」とは呼ばれていなかったが首相ではあった菅直人が、それを少なくとも許容した。或いはひょっとすると、「真っ先に発言無責任を主張したのが菅直人ではなかったか」と言う疑念。否、確信である。
何しろ民主党には「信用と実績」がある。二回の日米首脳会談を通じて「Trust Me!」発言で決定的に日米関係を悪化させた後のルーピー(こちらは此の頃からこう呼ばれ始めた)は、クリントン長官との「第三回日米首脳会談ではないがそれに準じる会談」に於いて「議事録を作らない事」を提案している(*1)。その直後に「普天間基地移設問題の延期(*2)について、クリントン長官の同意を得た」と言う大本営発表をかまして当のクリントン長官の抗議を喰らい「日米安保は大事だということで合意した」等と訳のわからない言い訳(*3)をした。此の「輝かしい実績」は、「議事録を残さない事で、会談の無いように責任を持たない」と言う事で、「原子力対策本部の議事録が無い」事とあい通じるものがある。無論、「原子力対策本部」が発足したのは、まだスーパーゾンビではなかった(*4)菅直人が首相の頃であり、ルーピーは首相の座も民主党党首の座も追われているが・・・彼奴はまだ国会議員であり、未だに国会議員であるのが民主党である。
ならば、「原子力対策本部に議事録なし」と「日米の高官が会談しても議事録を残さず、両者の同意できない事を勝手に発表する」事に共通する事項は、「民主党体質」と断じるべきではなかろうか。
左様、章題にもした通り、今回発覚した「原子力対策本部に議事録が無い」と言う事態は、上記2>の様な「事務方の対応不足」で済まされる筈が無い。それは、恐らくは管直人の責任、ひょっとすると指示であり、さらには、民主党の体質そのものの、無責任さであろうと、私は断じる。
如何に、民主党。
貴方らには、既に宣戦布告して久しい私であるが、今回の報道は、その宣戦布告にさらに根拠を追加するものである。
<注釈>
(*1) 「無知は、力である。」―鳩山首相、普天間基地を巡る「第3回」日米首脳会談を記録しないように指示したことに見る民主主義の危機― http://blogs.yahoo.co.jp/tiger1tiger2stiger/32484044.html まだ此の頃は、ルーピーの事を「鳩山首相」と、役職つきで呼んでいたんだな。(*2) それも、3年前の年末からの「延長」(*3) 未だに訳がわからない。此の「抗議」については、当時「駐米日本大使が呼びつけられた」と報じられ、後に「呼びつけられたのではなく、行った際に序でに言われた」と「修正」され、「意図的な誤報」などと報じる向きもあったが・・・「呼びつけられた」「言ったついでに聞いた」の違いよりも、「普天間基地問題延期に同意を得た」と「日米安保は大事だということで合意した」の相違の方が、遥かに大きく、本質的であろうが。(*4) が、そう長い事ではない