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「日本は国益考えるべき」 南シナ海で中国外務次官が不快感 

 http://sankei.jp.msn.com/world/news/111010/chn11101021390006-n1.htm
2011.10.10 21:38 [中国]
 中国中央人民放送(電子版)によると、中国の崔天凱外務次官は10日、野田佳彦首相とフィリピンのアキノ大統領が南シナ海での安全保障の協力強化で一致したことについて「現在の状況下で何が真の日本の国益になるのか、比較して考えるべきだ」と述べ、不快感をあらわにした。
 崔氏は「明らかに(南シナ海問題を)あおっている人がいる。この地域の安定と、中国と隣国の関係の発展を希望しない人がいる」と指摘、南シナ海問題で東南アジア諸国などと連携を深める日本の動きをけん制した。(共同)
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呵呵大笑

 一言で言えば「大笑い」である。
 
 何度も書くが、外交と言うのは国益追求の手段であり、弾丸を使わない戦争だ。我が国には憲法9条なんていう珍妙なモノがあるから、軍事を国益追求の手段とするのは憚られるが、そんな「憲法9条」なる制約がない世の大多数の国では外交も軍事も国益追求の手段であり、戦争は軍事による国益追求の一形態である。言い換えれば国益と言うものは、外交も軍事も通じて追求するのが当たり前、「国益を考えない」と言うのは異常事態・非常事態だ。中国の崔天凱外務次官とやら言われるまでもなく、「日本が国益を考える」のは当たり前だ。
 
 その上で、特に民主党政権になって以来一層酷くなった対大陸・対半島の土下座叩頭外交は、日本の国益を損ねる事夥しく、前首相であった頃の管直人の「村山談話以上」を目指して恐らくは歴史に悪名を残すであろう菅談話から、「国益を無視した外交」を公言して憚らない中井ナントカの日韓議員共同宣言、尖閣諸島沖中国「漁船」船長釈放と体当たり攻撃映像の未だ非公開、前原元外相の「従軍慰安婦基金」に前向き発言等等、文字通り枚挙に暇がないほど国益を無視ないし蹂躙し続けている。「流石の中国も見兼ねる(*1)ほどの国益無視であったか。」と引用記事タイトル前半を見たときは思ったほどだ。
 
 さらにその上で、中国の外務次官殿の言われる「日本の国益」が・・・・
 
>   野田佳彦首相とフィリピンのアキノ大統領が南シナ海での安全保障の協力強化で一致したことについて
1> 「現在の状況下で何が真の日本の国益になるのか、比較して考えるべきだ」
>  と述べ、不快感をあらわにした。
>   崔氏は
2> 「明らかに(南シナ海問題を)あおっている人がいる。
3> この地域の安定と、中国と隣国の関係の発展を希望しない人がいる」
 
と、元々南シナ海に領有権など持って居ないのに侵略して領有権を主張しているのが他ならぬ中国であることなぞおくびにも出さずに、「地域の安定と中国との友好を旗印に、要は中国の国益こそ日本の国益だと強弁して見せるのだから、また大笑いだ。
 
 厚顔無恥も此処まで来ると清清しい位だな。
 
 何度も繰り返すが、中華思想を標榜し、それを実践しようと言う大陸は支那の中華人民共和国・中国共産党一党独裁政権は、潜在的にも顕在的にも、日本の敵だ。私のような魂の自由を愛する者にとっては、不倶戴天とは言わぬまでも(*2)、その我が国支配・占領は絶対に容認できない敵だ。その状態は、中華思想を実践しようとし、その手段を有する限り変わらない(*3)。
 
 その紛れも無い事実を、報じられる「中国の清々しいほどの厚顔無恥ぶり」が、痛感させてくれる。
 
 如何に、国民。
 

<注釈>

(*1) 基本的に最終的には日本を併合しようとしている潜在敵国である中国が、「日本自らの国益無視」を推奨助長することはあっても「見兼ねる」なんて事はないのであるが。
 
(*2) 中国「人民」だか「国民」だかが共産党一党独裁政権の支配に甘んじると言うのならば、それは彼らの勝手だ。その意味では「倶戴天」≒「平和」共存の余地はある。
 
(*3) それは、たとえ共産党一党独裁政権が打倒されたとしても。新政権がやはり中華思想を実践しようとし、その手段を有する限り。