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米首都で県外移設を要求 普天間問題で沖縄知事
ワシントンで講演する沖縄県の仲井真弘多知事=19日(共同)
沖縄県の仲井真弘多知事は19日(日本時間20日未明)、訪問先の米首都ワシントンで講演し、米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)移設問題について「県外が合理的かつ早期に課題を解決できる方法だ」と述べ、同県名護市辺野古に移設する日米合意の見直しを要求した。仲井真氏は、名護市長や多数の同市議の反対に加え、県内のほかの全首長も異論を唱えていると指摘。普天間のほか、訓練場など米海兵隊の関連施設が集中している沖縄の現状についても疑問を呈した。その上で移設が強行された場合、全県で激しい基地反対運動が起きると指摘。「日米安保体制に悪影響が出る」と懸念を表明した。辺野古移設が実現しなければ、同飛行場が固定化するとの見方に対しては「あり得ない」と反論。「住宅や学校に囲まれた人口密集地帯にある」と危険性を指摘した上で、同飛行場の安定運用は困難との考えを示した。(共同)
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お粗末な願望-仲井間知事、普天間継続使用は「ありえない」
暫く前から特徴的に使われる「ありえない」「ありえんでしょう」と言う否定の表現。本来ならば「そのようなケースは可能性がない。」なのであるが、私が「暫く前から特徴的」と表記するのはこの表現が、現実に眼前で起きている事象に対しても使われるからだ。
現実に既に起きている事象は、そう言うケースがありえたから起きているのだ。如何に確率的に低かろうが、事象が起きた以上は「ありうるケースが実際に起こった」筈であり、それを「ありえない」「ありえんでしょう」と否定するのは、「私はそのようなケースが起こると想定していませんでした」=「予想見込みが甘かったです」即ち「私は無能です」と言う告白に他ならない。此処で言う「ありえない」「ありえんでしょう」は「そんなケースは起こり得るけれども起こって欲しくない」と言う願望の表明若しくは眼前の厳然たる現実を、言葉の上だけで否定する現実逃避だ。
だから私は此の表現、此の使い方が気に入らない。否、誤った語法だと思っている。
現実に既に起きている事象は、そう言うケースがありえたから起きているのだ。如何に確率的に低かろうが、事象が起きた以上は「ありうるケースが実際に起こった」筈であり、それを「ありえない」「ありえんでしょう」と否定するのは、「私はそのようなケースが起こると想定していませんでした」=「予想見込みが甘かったです」即ち「私は無能です」と言う告白に他ならない。此処で言う「ありえない」「ありえんでしょう」は「そんなケースは起こり得るけれども起こって欲しくない」と言う願望の表明若しくは眼前の厳然たる現実を、言葉の上だけで否定する現実逃避だ。
だから私は此の表現、此の使い方が気に入らない。否、誤った語法だと思っている。
閑話休題。
報じられている仲井間沖縄知事のアメリカはワシントンでの講演。どうやら仲井間知事も上記野如く現実逃避を行なっているようだ。
1> 米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)移設問題について
2> 「県外が合理的かつ早期に課題を解決できる方法だ」と述べ、
3> 同県名護市辺野古に移設する日米合意の見直しを要求した。
2> 「県外が合理的かつ早期に課題を解決できる方法だ」と述べ、
3> 同県名護市辺野古に移設する日米合意の見直しを要求した。
4> 辺野古移設が実現しなければ、同飛行場が固定化するとの見方に対しては
5> 「あり得ない」と反論。
6> 「住宅や学校に囲まれた人口密集地帯にある」と危険性を指摘した上で、
7> 同飛行場の安定運用は困難との考えを示した。
5> 「あり得ない」と反論。
6> 「住宅や学校に囲まれた人口密集地帯にある」と危険性を指摘した上で、
7> 同飛行場の安定運用は困難との考えを示した。
改めて言うまでもないだろうが上記5>の仲井間知事の「ありえない」は、先述の如き「あって欲しくない」でしかなく、願望・現実逃避の吐露である。何度も書いているが、辺野古移設が出来ないのならば、普天間基地は継続使用がデフォルト状態である。
また、沖縄県外移設は、全沖縄県民がそれを望んだとしても、日本国としては安全保障上認められない。それは、幾らアメリカで講演し、仮に全米の絶賛を受けたとしても変わりようがない。
さらに言えば、これまた散々指摘している所であるが、上記2>「合理的かつ早期に課題を解決できる」筈の沖縄県外移設を、一昨年夏の衆院選挙で「民主党党首の( 勝手な口)約束」として掲げたルーピー鳩山が、「(昨年)5月決着」を再三再四吹聴した挙句、その5月に、政府案どころか民主党案一つまともに出すことなく引責退陣した事実を(*1)、仲井間知事は一体どう考えているのか。
少なくともそれは、沖縄県外移設が早期に課題を解決することはない事を意味している。
ま、願望と妄想に浮かれ騒いでいるのは仲井間知事一人じゃなさそうだが、それにしても此の上記5>「あり得ない」反論は頂けない。
また、沖縄県外移設は、全沖縄県民がそれを望んだとしても、日本国としては安全保障上認められない。それは、幾らアメリカで講演し、仮に全米の絶賛を受けたとしても変わりようがない。
さらに言えば、これまた散々指摘している所であるが、上記2>「合理的かつ早期に課題を解決できる」筈の沖縄県外移設を、一昨年夏の衆院選挙で「民主党党首の( 勝手な口)約束」として掲げたルーピー鳩山が、「(昨年)5月決着」を再三再四吹聴した挙句、その5月に、政府案どころか民主党案一つまともに出すことなく引責退陣した事実を(*1)、仲井間知事は一体どう考えているのか。
少なくともそれは、沖縄県外移設が早期に課題を解決することはない事を意味している。
ま、願望と妄想に浮かれ騒いでいるのは仲井間知事一人じゃなさそうだが、それにしても此の上記5>「あり得ない」反論は頂けない。
<注釈>
(*1) ルーピーが常識ハズレの無能者であることもさることながら、政権与党は今と同じ民主党だから、状況は「党首とその周辺が変わった」だけ。大体そのルーピーが、今や党の最高顧問殿だ。