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  「気違い」とか「百姓」とか「片目」とかは「差別用語」とされるらしいが、私は「差別用語」と言う奴を信用していない。「アメリカインディアン」を「原住民」とか「ネイティブ・アメリカン」とか言い換えたところで、差別と言うのは感情や心構えの問題にしか過ぎないから、差別が無くなるどころか減らすのでさえ役に立つとは思えない。差別される方の感情を和らげる効果は期待できそうだが、それは逆に差別を助長する事になりかねない。「差別対象となりかねない者の感情に配慮する」事が逆に「感情に配慮さえすれば差別するのは構わない」と言う事に通じかねないと考えるからだ。「差別」で問題なのは、「差別する意識」であって、「差別用語」ではない。
 
 だから、「差別用語だから使わない」なんて事は全く考えない。章題にした「気違い」「百姓」「片目(*1)」など、みな普通名詞として扱っている。尤も「気違い」ぐらいなら頻出単語だが、「百姓」なんて単語を使う機会は、そうそうないが。
 
 であるならば、以下引用する記事に報じられるとおり「中国の全人口の2割(切り上げ)が公式に精神障害」と言う報道記事には、タイトルのように銘打ってしまう。
 
 ま、先ずはその引用記事、ご一読願おうか。
 

<注釈>

(*1) 「片目、のどこが差別用語なんだ!」と思った貴方。貴方の感覚に私も同意する。
 が、チャールズ・ブロンソン主演の異色西部劇( 半分怪獣映画 )「ホワイト・バッファロー」をNHKが放映した時、片方義眼の老人の仇名、英語の”One Eye"につけたNHKの字幕は「目が不自由なのか」・・・
 ならば、多羅尾伴内( 古いな)の七つの顔の一つは「ある時は、目の不自由な( オリジナルは「片目の」)運転手」かよ!それじゃぁメクラの運転手みたいじゃないか!と考えたが・・・海坊主こと伊集院隼人氏が居たか。
 「うるせぇ!俺のリハビリの邪魔をするな!!」)
 
転載開始==============================================================================

中国の精神障害者、がん上回る1億人超 重度患者は1600万人超える 

 上海の目抜き通り、南京東路を行き交う人々。中国では急速な経済発展で豊かさを享受する一方、精神疾患を抱える人が増え続けているという
 中国の精神障害者は2009年時点で1億人以上に上り、このうち重度の患者は1600万人を超えた。単純計算では100人中13人が精神障害者であることになり、心臓疾患やがんなどを上回っている。中国国営新華社通信が伝えた。
 中国ではここ数年、精神障害者による児童への無差別殺傷事件のほか、大学生による自殺の多発、台湾電子機器大手、富士康の従業員による連続自殺などが大きな社会問題として注目されている。山西省厚生庁疾病予防所の李貴所長は「中国の精神障害病の患者数はB型肝炎の患者数に接近しており、社会の安定を脅かしている」と強い懸念を示している。

成人の18%

 全国の成人の12%に当たる住民を対象に行った調査によれば、成人の中で何らかの精神障害を持つ人は約18%で、このうち鬱病が約6%、不安障害が約6%、薬物乱用による障害が約6%という結果が表れた。
 また、鬱病と不安障害は男性より女性が多く、若い世代よりも40代以上が多い。またアルコール依存症は男性は女性の38倍となり、農村住民の方が都会の住民と比べて鬱病もアルコール依存症も多かったという。
 子供の精神障害も増加している。中国科学院心理研究所が北京市の1800の家庭を対象に3年間の追跡調査を行った結果、3分2の家庭で不適切な教育から、子供たちがさまざまな精神的障害を抱えている。
 大学生の精神障害の発病率は、全疾病の中で1989年の約20%から98年には約27%に増加。天津市が大学生5万人を対象に行った調査でも、精神障害は16%以上にも達し、北京大学ではこの10年で精神障害罹患(りかん)を理由に休学、退学した学生は、全退学者の約3分の1を占めた。
 中国が02年に行った初の自殺に関する調査によれば、中国での年間自殺者は28万7000人に上り、国際平均を上回っている。15~34歳の死亡原因のうち自殺はトップとなっている。

足りぬ医師

 精神障害者の増加と裏腹に、専門的な医療機関や専門医師の不足が深刻だ。中国疾病予防センターのデータによれば、05年末時点で、全国に精神疾病医療機関はわずか572カ所しかなく、精神科医の人数は1万6383人、精神科医は10万人に1人しかいない計算になる。
 また何らかの治療を受けている精神障害者は3分の1にすぎず、残りの3分の2は経済的な理由などから治療を放棄しているという。(上海支局)
==============================================================================転載完了

これは、中国国営新華社通信の報道である。繰り返す、中国国営新華社通信の報道である

 章題にもしたとおり、
 
1> 中国の精神障害者は2009年時点で1億人以上に上り、
2>このうち重度の患者は1600万人を超えた。
3>単純計算では100人中13人が精神障害者であることになり、
4>心臓疾患やがんなどを上回っている。
5>中国国営新華社通信が伝えた。
 
と、報じるのは中国国営新華社通信である。
 
 中国の報道機関を散々「中国共産党の宣伝機関」と断じ、扱き下ろし、糾弾してきた当ブログであるが(*1)、最近は「そうとばかりも言い切れない」と言う事例が、先頃多くの死傷者を出した中国高速鉄道事故を巡る報道で散見されたとは、記事にもしたところ。
 
中国高速鉄道事故報道を巡る、共産党対「中国メディア」の対立―白薔薇は咲くか? http://blogs.yahoo.co.jp/tiger1tiger2stiger/35753675.html
 
 だが、今回「中国人の約2割に精神障害」と報じるのは中国国営新華社通信であり、押しも押されもせぬ中国共産党の宣伝機関=党の口舌だ。その党の口舌が、中国共産党にとって都合の悪い嘘は先ず吐きそうにないから、新華社が「中国の人口の約2割は精神障害」と報じる以上、考えられるのは以下のケースだ。
 
 (1) 「中国の人口の約2割は精神障害」は全くの真実であり、新華社は(珍しく)真実を伝えている

 (2) 「中国の人口の約2割は精神障害」は虚報であり、実態はもっと多くの精神障害者が居る
 
 「中国の人口の約2割は精神障害」と言う報道は真偽いずれかであり、中国の精神障害者数は「報じられるとおり約2割」「報じられる数より多い」「報じられる数より少ない」の3択であるから、場合分けとしてはもう一つのケース「報道が虚報で中国の精神障害者はもっと少ない」がありうるが、このケースは考えずに済みそうだ。
 
 となると・・・・報じられるとおり「心臓疾患やがんなどを上回っている。」かどうかは兎も角(*2)、「俄かには信じ難いほどの相当な数に登る」とは言える。
 
 「間違いと気違いはどこにでもある」などとも言うが、中国では気違いが普遍的であると、新華社報道は伝え、恐らくは実態はもっと多いと、推測できる。そうでなくても理性だの知性だのといったものが通じにくい奴バラである上に、気違いと来れば始末に悪いことこの上ない。そこはそれ利用のしようもありそうではあるが。
 
 Achtung! China!!
 中国に警戒せよ。
 
 所で・・・この「2割を若干切る」と言う数字は、先頃の世論調査による菅直人政権支持率と、似ては居ないだろうか。
 
 ま、精神障害者の数と言うのは、急増したり急減したりするものではなさそうだから、世論調査による現政権支持率とは、別物であるとは思うのだが・・・正直なところ、余り自信はない。
 
 何しろ、「三党連立(予定)共通公約」に「安全保障」と言う項目が無いと言うのに一昨年夏の衆院選挙では「国民の選択」によって、あの、民主党が「日本憲政史上最多議席数」を占める「政権交代」を果たしてしまったのだ。国民世論と言う奴が発狂していたと、発狂しうる(*3)ものだと、思わざるを得ない。
 
失望すれども、絶望せず1-衆院選自民惨敗民主大勝を受けて-   http://blogs.yahoo.co.jp/tiger1tiger2stiger/29646281.html
同 2  http://blogs.yahoo.co.jp/tiger1tiger2stiger/29646287.html
同 3  http://blogs.yahoo.co.jp/tiger1tiger2stiger/29646294.html
 

<注釈>

(*1) それを言うなら我が国マスコミの方も相当なもので、中国共産党一党独裁政権下にあるわけではないのだから、マスコミの罪は中国のマスコミよりも日本のマスコミの方が重い、と考えるが。
 
(*2) 心臓疾患やガンの患者が、約2割居ると言う精神障害者よりもさらに多い、と言う可能性が残る。
 
(*3) それも、割と簡単に発狂しうる。