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 言うもサラナリなのであるが、日本国首相は、自衛隊三軍の最高指揮官であり、押しも押されもせぬ日本の指導者だ。その選定方法が派閥に拠ろうが公選でなかろうが、前首相の辞任により副首相から繰り上がろうが、一旦日本国首相となってしまえば三軍の最高指揮官殿である。そりゃ憲法9条には縛られているし空母もないし組織的にも外征戦には不向きな自衛隊であるから米軍とは大いに異なるし、そもそも合衆国大統領が握っている「核ミサイル発射ボタン」の「か」の字もないのだから、その双肩にかかる軍事的責任は合衆国大統領の比ではないが、それでも日本では最大の軍事的責任を背負う指揮官が日本国首相だ。
 
 指揮官には専門家のスタッフ・参謀が付く。スタッフは助言提言はするだろう。だが、決定するのは指揮官だ。責任を取るのも指揮官だ。「私は○○が専門で、××は専門外だ。」といったところで、「専門外の××」にも責任を持って決断決定しなければならないのが指揮官だ。その「××の専門家」がスタッフについていればなおさらであるし、喩えそんな専門スタッフが居なくても、決断を迫られるのが指揮官だ。
 
 で、日本の自衛隊三軍の最高指揮官,押しも押されもせぬ日本に指導者たる日本国首相は、未だに恐るべき事に「歩く政治空白」菅直人である。報じられているのは、その菅直人が、震災直後の福島第1原発に海水注入による冷却中断を命じたのではないかと言う疑惑に対する菅直人自身の弁明。
 
管1> 「私は原子力の専門家ではありませんので
管2> すべてを知っているわけではありません
 
 指揮官と言う物、指導者と言う物を前述の通り認識している私にして見れば、何をか言わんや、である。
 
 その発言自体が、以前に菅直人が切って見せた大見得「僕はものすごく原子力に詳しいんだ。」とあい矛盾するのも笑止千万ではあるが、それ以上に、「専門家ではない」事は指導者指揮官がその決断決定決心を誤った弁明には全くならない。決心し、決断し、決定した段階で全責任は指導者の物であり、それを「専門家ではない」等と弁明する者は、はなっから指導者たる資格がないのである。
 
 即ち、首相失格。
 
 今更ながらであるが、また一つ、菅直人を不信任/更迭/誅すべき理由が増えた事になる。
 
 こんな馬に乗り続けろ、協力しろ、支持しろと、ぬけぬけと抜かすんだぜ、朝日新聞社説は。
 
征馬すすまず―朝日社説 「危機の中で「倒閣」の愚」を斬る! http://blogs.yahoo.co.jp/tiger1tiger2stiger/35308746.html
したり顔だが何も言っていない朝日社説-「1次補正成立―政争はやめるにしかず」を斬る!  http://blogs.yahoo.co.jp/tiger1tiger2stiger/35204365.html