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ご好評頂いているのかどうかは知らないが、性懲りもなく続けている「社説を斬る!」シリーズ。何しろ私の主張とマスコミ各紙の主張とは、真っ向から対立しているのがデフォルト状態であるから、正直、斬るべき社説には事欠かない。相手が朝日や琉球新報や沖縄タイムスのような馬鹿新聞、もとい、アカ新聞ならばなおさらで、一々斬ってはいられないほどだ。
そうは言ってもまま社説を斬りたくなる/斬るのは、それ相応に目に余る、腹に据えかねる、看過しがたい社説があるため。何度も書いているが、即時性や臨場感でテレビやラジオ、ネットニュースやネット動画に差を付けられて最早埋めることは叶いそうにない新聞が、情報伝達メディアとしてその真価を保ち得るのは調査報道と社説であり、その何れも週刊誌や月刊誌以上の品質ないし準即時性を持たないことには、新聞の存在理由が無くなる。従って、何度も書くが、「社説は新聞の顔」なのであり、存在理由の少なくとも半分なのである。
今回取り上げるのは、辺野古移設が滑走路V事案に決まった、つまり漸く現・民主党政権が既存の日米合意に回帰したことを受けての琉球新報社説。
まずは例によって、ご一読願おうか。
そうは言ってもまま社説を斬りたくなる/斬るのは、それ相応に目に余る、腹に据えかねる、看過しがたい社説があるため。何度も書いているが、即時性や臨場感でテレビやラジオ、ネットニュースやネット動画に差を付けられて最早埋めることは叶いそうにない新聞が、情報伝達メディアとしてその真価を保ち得るのは調査報道と社説であり、その何れも週刊誌や月刊誌以上の品質ないし準即時性を持たないことには、新聞の存在理由が無くなる。従って、何度も書くが、「社説は新聞の顔」なのであり、存在理由の少なくとも半分なのである。
今回取り上げるのは、辺野古移設が滑走路V事案に決まった、つまり漸く現・民主党政権が既存の日米合意に回帰したことを受けての琉球新報社説。
まずは例によって、ご一読願おうか。
転載開始====================================================================================
V字形回帰 辺野古移設は根拠がない
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-176651-storytopic-11.html
2011年5月1日
政府は米軍普天間飛行場の代替施設を、滑走路2本のV字形とする方針を固めた。北沢俊美防衛相が来県し説明するという。
政権交代で誕生した鳩山由紀夫前首相は「最低でも県外」移設を掲げたが結局、辺野古に回帰。その理由付けとして「抑止力」という言葉を方便として使ったと明かした。辺野古移設は既に根拠を失っている。
根拠を失った県内移設を進めることは不合理だ。県民の民意無視であり問題解決を遅らせるだけだ。
そもそもV字形は自民党政権時代の2006年、集落上空の飛行を避ける目的で着陸と離陸で使い分ける形で日米合意した。ただ米側は双方向で使用する可能性を否定していない。
しかし菅政権は10年7月、北沢防衛相の主導で、埋め立て面積が減り環境への負荷が小さいとして滑走路1本のI字形を米側に提案していたはずだ。それがなぜVに回帰したのか。
東日本大震災の対応に追われ、工法問題は県との間で進展していない。北沢氏は「沖縄の頭越しで決める稚拙な対応はしない」と明言したはずだ。6月までに米国との間で工法決着を優先させ「県に理解を求めた」というアリバイ作りのために来県するなら「稚拙」そのものではないか。
工法問題は自民党政権時代、L字形の次にXとVが浮上、最終的にVで合意した。V字案は滑走路が2本に増え、代替どころか基地機能を強化するものだ。図面にLと描いては消し、X、V、Iと描いては消す。そして再びVを描く。まさに机上の空論だ。民意は図面に「×」印を付けている。
仲井真弘多知事は県民世論を背景に県外移設へと転換した。移設先の稲嶺進名護市長も移設に反対だ。
普天間問題の原点は世界一危険といわれる飛行場をなくすことだ。ラムズフェルド氏は米国防長官時代に来沖し普天間を上空から視察し危険性を十分認識した。
普天間飛行場には12年10月、数々の米国機関が危険性を指摘する次期主力輸送機MV22オスプレイが配備予定だ。
普天間問題は、米政府と沖縄双方に納得してもらうという「複雑な連立方程式」ではない。ラムズフェルド氏はかつて「米軍が望まれていない場所に送らない」と発言した。単純な引き算だ。米国の顔色をうかがい問題を複雑にしている自覚がこの国にはないのか。
====================================================================================転載完了
根拠が無いのは「鳩山公約」の方だ
今更ながらではあるが、私の主張と琉球新報社説氏との間に、前提条件からして広大なギャップがあることは、目が眩みそうなほどではある。後掲にリストを表示したとおり、当ブログは鳩山の忌むべき事に首相時代に発した「Trust Me!大口詐欺」以来、一個人のブログとしては相当執拗に普天間基地移設問題を追ってきた。それは、後掲リストにあるとおり「当ブログの普天間基地移設問題記事のリスト」だけで1本の記事を為してしまい、それでも5000字に収まり斬らなくなっていることからも、少なくとも記事の多さは証されていよう。
その中で一貫して主張しているのは、「普天間基地移設問題は、普天間基地に今駐留している米海兵隊を何処に配置換えするか、しないかと言う軍事上の問題が第一義であり、その評価の根幹は、我が国の安全保障上どうか、と言うことである。」という主張だ。
しかるに琉球新報社説氏と来た日には、
1> 普天間問題の原点は世界一危険といわれる飛行場をなくすことだ。
と、堂々と、素面で、主張なさる。まあ、堂々と素面で「日本国憲法九条が最大の抑止力だ」と抜かしてしまえる人が、一寸前まで政権与党の党首でいらっしゃるような平和ボケ日本だから、「世界一危険と言われる飛行場をなくすこと」を「普天間問題の原点」と主張されても別に逮捕も監禁もされないが、私としては正気を疑うところである。
即ち、安保白痴、と。
で、「安保白痴」というのならば、忌まわしきことにも喜ばしいことに前首相である鳩山も同類なのである。であるならば、安保白痴同士のお仲間意識で、鳩山の主張を根拠にして普天間基地を無くそうというのは大いにあり得る話だ。だから、当該社説の冒頭近くに次のようにある。
2> 政権交代で誕生した鳩山由紀夫前首相は
3> 「最低でも県外」移設を掲げたが結局、辺野古に回帰。
4> その理由付けとして「抑止力」という言葉を方便として使ったと明かした。
5> 辺野古移設は既に根拠を失っている。
その中で一貫して主張しているのは、「普天間基地移設問題は、普天間基地に今駐留している米海兵隊を何処に配置換えするか、しないかと言う軍事上の問題が第一義であり、その評価の根幹は、我が国の安全保障上どうか、と言うことである。」という主張だ。
しかるに琉球新報社説氏と来た日には、
1> 普天間問題の原点は世界一危険といわれる飛行場をなくすことだ。
と、堂々と、素面で、主張なさる。まあ、堂々と素面で「日本国憲法九条が最大の抑止力だ」と抜かしてしまえる人が、一寸前まで政権与党の党首でいらっしゃるような平和ボケ日本だから、「世界一危険と言われる飛行場をなくすこと」を「普天間問題の原点」と主張されても別に逮捕も監禁もされないが、私としては正気を疑うところである。
即ち、安保白痴、と。
で、「安保白痴」というのならば、忌まわしきことにも喜ばしいことに前首相である鳩山も同類なのである。であるならば、安保白痴同士のお仲間意識で、鳩山の主張を根拠にして普天間基地を無くそうというのは大いにあり得る話だ。だから、当該社説の冒頭近くに次のようにある。
2> 政権交代で誕生した鳩山由紀夫前首相は
3> 「最低でも県外」移設を掲げたが結局、辺野古に回帰。
4> その理由付けとして「抑止力」という言葉を方便として使ったと明かした。
5> 辺野古移設は既に根拠を失っている。
だが、端的に言って前民主党党首にして恐るべき事に前首相たる鳩山の発言を根拠とした時点で、残念ながらこの社説は根拠自体を失っている。少なくとも当ブログはそう断じる。
なぜならば、
(1) 上記3>にある鳩山発言「最低でも県外」は、現民主党の公式見解で「鳩山党首の(勝手な口)約束」と言うことにすでになっている。確かに、公約にもマニュフェストにも文章化されていなかったとは言え、散々人口に膾炙したこのフレーズを「民主党の公約ではなく、鳩山党首の(勝手な口)約束」としてしまえる民主党の厚顔無恥には私も怒りを覚えるが、それほど荒唐無稽な「約束」であったという点には同意できる。
(2) 「Trust Me!」「抑止力」「方便」全て鳩山の発言である。このほかに一夜にして何の説明も弁明もなく戦地に行かないことになった「友愛ボート」があり、比較的最近の「方便」発言にしても「方便とは真理に至る道」などと言う禅問答だか金星語だかわからない「釈明」をしている。
(3) 第一、鳩山は昨年五月末までに普天間基地移設問題を「決着する」と言い続けていた。三月末までに民主答案がまとまらなくても「心配して頂かなくても結構だ」と豪語していた。そ奴がとうとう、解決どころか民主答案一つまともに出すことなく首相の座を放り出した。少なくとも大嘘つき。恐らくは大嘘つきの気違い。当ブログでは「無知無能無学無様無定見無方針無理解無関心且つ優柔不断支離滅裂四分五裂表裏比興朝令暮改朝三暮四遅刻常習厚顔無恥の糸コンニャク男で詐欺野郎」と認定している。
そんな奴の発言から、都合の良いところだけ抜き出して、何が根拠なものか。
6> 工法問題は自民党政権時代、L字形の次にXとVが浮上、最終的にVで合意した。
7> V字案は滑走路が2本に増え、代替どころか基地機能を強化するものだ。
8> 図面にLと描いては消し、X、V、Iと描いては消す。そして再びVを描く。
9> まさに机上の空論だ。
10> 民意は図面に「×」印を付けている。
6> 工法問題は自民党政権時代、L字形の次にXとVが浮上、最終的にVで合意した。
7> V字案は滑走路が2本に増え、代替どころか基地機能を強化するものだ。
8> 図面にLと描いては消し、X、V、Iと描いては消す。そして再びVを描く。
9> まさに机上の空論だ。
10> 民意は図面に「×」印を付けている。
と、琉球新報社説氏は主張するが、辺野古に移設できなければ、米軍は普天間基地から動かないだけ。琉球新報社説氏の言う「原点」が真っ向から否定されるだけだ。それはそもそも、原点なんかではないのだから、当たり前だが。
それに上記10>で琉球新報社説が主張する「民意」はせいぜいが「沖縄県民の民意」でしかない。前述の通り、普天間基地移設問題は先ず第一に我が国の安全保障上の問題であり、「我が国の安全保障」の前には「沖縄県民の民意」は、喩え「県民の総意」であろうとも、「県民の総意」にしか過ぎない。
「我が国の安全保障」は「沖縄県民の総意」よりも優先する。
無論「外国の安全保障」よりも優先することは、言うまでもない。
「我が国の安全保障」は「沖縄県民の総意」よりも優先する。
無論「外国の安全保障」よりも優先することは、言うまでもない。
【参考】当ブログの普天間基地移設問題記事(抜粋)
以下の普天間基地移設問題経緯シリーズは番号順になっており、(1)は「変心、変身、また変針」まで遡る。
(26)までの記事は以下URLに独立させた。
http://blogs.yahoo.co.jp/tiger1tiger2stiger/32456004.html
(27) 鳩山首相の負の遺産―普天間基地移設問題経緯(27)― http://blogs.yahoo.co.jp/tiger1tiger2stiger/32800905.html
URL: http://blogs.yahoo.co.jp/tiger1tiger2stiger/32800999.html
(28) 選挙対策あって政策なし―普天間基地移設問題の経緯(28)― http://blogs.yahoo.co.jp/tiger1tiger2stiger/33419360.html