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中国首相が講話「誠意の欠落、道徳低下が深刻な状態」 http://sankei.jp.msn.com/world/news/110417/chn11041723370007-n1.htm
2011.4.17 23:36 
 17日の新華社電によると、中国の温家宝首相は14日、国務院(政府)参事らとの座談会で講話を発表し、中国の粉ミルク汚染事件などを挙げ「誠意の欠落、道徳の低下が深刻なところまで来ている」と述べ、国民の道徳向上の重要性を訴えた。

 温首相は、急速に進む経済発展に比べ、道徳の文化が遅れているとの認識を示した上で「国民の素質の向上と道徳の力がなければ、決して真の強大な国にはなれない」と述べた。

 温首相は「法律に基づく統治と道徳を結合させ、政治、経済、文化、司法の体制改革を深めなければならない」と述べ、政治改革の必要性にも触れた。(共同)

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昔は道徳があったかのような言い方だが


 報じられているのは、中国首相が講和で嘆く中国国民の道徳低下。

> 「誠意の欠落、道徳の低下が深刻なところまで来ている」と述べ、
> 国民の道徳向上の重要性を訴えた。

 まるで「以前は誠意があって、道徳も高かった」かのような言い方だが、一体何時の話をしているのだ?「殷周伝説」よりさらに以前「夏」王朝の頃か?さらに遡って、堯瞬帝にまで至れば、なるほどその帝位は「禅譲」によって継承された事になっているな。だがそれは伝説の域を出るものではない。日本流で言えば「神代の昔」の話だ。
 
 無論、かねてより主張している通り、民族の歴史には民族の思い、願い、祈りが込められている。帝位を「禅譲」した堯瞬帝は大陸でも理想の統治者として知られているのも事実だ。が、伝説の堯瞬帝以降で「禅譲」した皇帝・君主が何人居る?大概は世襲か、「天命を失った」と称する「易姓革命」即ち王朝交代ではないか。
 「貴方がやってくれれば、私は安心」と言うのは「禅譲」に近いといえそうだが、それこそ伝説じゃないか。中国共産党のトップを巡る権力闘争ほど、血生臭くも凄まじい権力闘争は、現代社会でも他の追随を許さぬものがあり、またそうなるだけの絶大な権力であろうが。「禅譲」なぞになるものか。そんな事は中国首相たるもの、骨身に沁みてわかっていようが。
 
 で、堯瞬帝の昔に帰って「国民の道徳向上」だぁ?
 オイオイ、君主=為政者=中国共産党の方の人徳と天命の方は問題ないとでも・・・・いや、問題ないと言いたいのだろうが、言えるものかよ。
 
 そんな君主=為政者=中国共産党でありながら、中国人民に「堯瞬帝時代の道徳」を求めるようならば、最早、中国共産党一党独裁王朝の天命は尽きたと知るべきだろう。
 
 そう知ったところで、中国共産党が次の王朝に「禅譲」する気遣いは全くないのであるが、まあ、せいぜい首を洗って易姓革命を待つが宜しかろう。
 
 造反有理!