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転載四連装の後の久々のオリジナル記事。何はともあれ、東日本大震災でお亡くなりなられた方々のご冥福をお祈りすると共に、未だ救助を待つ方々の速やかな救援と、その後の復興、及び未だ続く二次被害なかんづく福島原発トラブルの早急な沈静化を祈念致します。
男の涙
それはさておき・・・・
俗に、「男、涙は見せぬもの。」などと言う。ジェンダーフリー主義者とか言う奴バラが聞いたら怒り出しそうなフレーズではあるが、「女の涙」は武器にはなっても、男の涙は往々にして弱さ脆さの現れであり、軽蔑侮蔑の対象ですらある。
それでも我が国はどちらかと言うと「男の涙」に寛容であり、涙を見せたら即座にアウトとはならず、「男泣き」と言えば状況によっては誉め言葉ともなりうる。
が、指揮官・指導者の涙はどうか。
特に、非常事態・緊急事態で、指揮官・指導者の即時且つ正確な判断・決断を求められる場合の涙は。これは指揮官・指導者に明白なリーダーシップを求める諸外国では、先ず間違いなく失脚の理由となるほどの一大失点であろう。
さはさりながら。
報じられているのは今般東北地方から関東地方の太平洋側を中心に襲った東日本大震災により生じた原発トラブルに対する政府の情報開示。なかんづく恐るべき事に未だ首相である菅直人の対応だ。報道の中心は東日本大震災とその後の津波の影響で原子炉の冷却機能が低下し、燃料棒の溶融や水素爆発によって健康上影響のない範囲ながら周辺の放射能が高くなっている原発トラブル。急いで付け加えるならば、水素爆発に関わらず原子炉格納容器は未だ用を為しており、「放射能が高い」「民間人が被爆した」と言っても放射線治療にも程遠いレベルである。
とは言え、いくつかの想定外を含む未曾有の事態である事に変わりはなく、それがあらぬか政府の対応も、情報開示も、到底誉められたものではないと言うのが報道記事の趣旨。その中でも特に注目したのは、以下の一節である。
それでも我が国はどちらかと言うと「男の涙」に寛容であり、涙を見せたら即座にアウトとはならず、「男泣き」と言えば状況によっては誉め言葉ともなりうる。
が、指揮官・指導者の涙はどうか。
特に、非常事態・緊急事態で、指揮官・指導者の即時且つ正確な判断・決断を求められる場合の涙は。これは指揮官・指導者に明白なリーダーシップを求める諸外国では、先ず間違いなく失脚の理由となるほどの一大失点であろう。
さはさりながら。
報じられているのは今般東北地方から関東地方の太平洋側を中心に襲った東日本大震災により生じた原発トラブルに対する政府の情報開示。なかんづく恐るべき事に未だ首相である菅直人の対応だ。報道の中心は東日本大震災とその後の津波の影響で原子炉の冷却機能が低下し、燃料棒の溶融や水素爆発によって健康上影響のない範囲ながら周辺の放射能が高くなっている原発トラブル。急いで付け加えるならば、水素爆発に関わらず原子炉格納容器は未だ用を為しており、「放射能が高い」「民間人が被爆した」と言っても放射線治療にも程遠いレベルである。
とは言え、いくつかの想定外を含む未曾有の事態である事に変わりはなく、それがあらぬか政府の対応も、情報開示も、到底誉められたものではないと言うのが報道記事の趣旨。その中でも特に注目したのは、以下の一節である。
> 首相は13日夜、首相官邸の会見場で、目に涙をにじませて
> 「国民へのメッセージ」を発表した。
菅1> 「果たしてこの危機を日本人が乗り越えていくことができるかどうか。
菅2> それがすべての日本人に問われていると思います」
同報道の言う菅直人のメッセージ全文は以下の記事にある
菅首相会見全文「国民の皆さまへのメッセージ」 http://news.biglobe.ne.jp/domestic/0313/san_110313_4198524560.html
菅首相会見全文「国民の皆さまへのメッセージ」 http://news.biglobe.ne.jp/domestic/0313/san_110313_4198524560.html
内容的には大した事は言っておらず、以下の項目に要約できる。
① 救難体制は自衛隊、警察、消防、海上保安庁を投入し、自衛隊はさらに10万人体制にする。
② 激甚災害指定(※1)もするし、追加の法的措置も検討している。
③ 福島原発は憂慮すべき事態だ。詳しくは官房長官から別途説明する。
④ 国民には節電をお願いする。
⑤ 電力不足による計画停電を決断した。詳細は経済産業相から別途説明する。
⑥ 力を合わせてこの危機を乗り切り、より良い日本を作りましょう。
② 激甚災害指定(※1)もするし、追加の法的措置も検討している。
③ 福島原発は憂慮すべき事態だ。詳しくは官房長官から別途説明する。
④ 国民には節電をお願いする。
⑤ 電力不足による計画停電を決断した。詳細は経済産業相から別途説明する。
⑥ 力を合わせてこの危機を乗り切り、より良い日本を作りましょう。
で、上記報道によれば菅直人、このメッセージを「目に涙をにじませて」発表したのだそうである。が・・・一体何処で泣いたんだぁ?報道からすると上記⑥の部分で涙したようではあるが、であるならば、己が政権の支持率の低さに、このメッセージとて国民には届くまいと、我が身を嘆じての涙であろうか。
言い換えよう。日本国首相は自衛隊三軍の最高指揮官であり、東日本大震災のような大災害に対して国を挙げて対処する際にはその先頭に立つべき指揮官・指導者である。実際ナントカ委員会の首長に収まったり、上記のような「国民へのメッセージ」を発してはいるようであるが、上記①~⑥の様なメッセージを発する指揮官・指導者は、断じて涙なぞ見せるべきではない。
敢えて言えば、④または⑤が「計画停電を決断し、節電をお願いする苦渋の決断」として「涙の見せ所」かも知れない。が、指揮官・指導者たるものは、かような苦渋の決断をし、国民に訴える時にこそ涙をこらえるべきである。そこで涙を見せるような指揮官・指導者の「泣き落とし」に同情する人もないではなかろうが、正しくリーダーとして、首相としての資格を欠いていると、新ためて再確認せざるを得ない。
況や、上記⑥を訴えるのに涙ぐむなど、言語道断である。
第一、菅直人が、民主党政権が、⑥の様に「より良い日本を作りましょう」などと、片腹痛いどころか嗤う気にさえなれないのである。「東日本大震災からの復興」と言う共通の目的があればこそ、まだ肯かないでもないが、民主党が目指していた「より良い日本」とは、小は財政的裏づけが全くない子供手当であり、高速道路無償化であり、大は外国人献金であり、外国人参政権であり、日本の国益および主権に対する致命的なまでの意識の欠如であり、自衛隊の民主党私兵化なのである。とてもじゃないが私なんかには、肯けたモンじゃない。
言い換えよう。日本国首相は自衛隊三軍の最高指揮官であり、東日本大震災のような大災害に対して国を挙げて対処する際にはその先頭に立つべき指揮官・指導者である。実際ナントカ委員会の首長に収まったり、上記のような「国民へのメッセージ」を発してはいるようであるが、上記①~⑥の様なメッセージを発する指揮官・指導者は、断じて涙なぞ見せるべきではない。
敢えて言えば、④または⑤が「計画停電を決断し、節電をお願いする苦渋の決断」として「涙の見せ所」かも知れない。が、指揮官・指導者たるものは、かような苦渋の決断をし、国民に訴える時にこそ涙をこらえるべきである。そこで涙を見せるような指揮官・指導者の「泣き落とし」に同情する人もないではなかろうが、正しくリーダーとして、首相としての資格を欠いていると、新ためて再確認せざるを得ない。
況や、上記⑥を訴えるのに涙ぐむなど、言語道断である。
第一、菅直人が、民主党政権が、⑥の様に「より良い日本を作りましょう」などと、片腹痛いどころか嗤う気にさえなれないのである。「東日本大震災からの復興」と言う共通の目的があればこそ、まだ肯かないでもないが、民主党が目指していた「より良い日本」とは、小は財政的裏づけが全くない子供手当であり、高速道路無償化であり、大は外国人献金であり、外国人参政権であり、日本の国益および主権に対する致命的なまでの意識の欠如であり、自衛隊の民主党私兵化なのである。とてもじゃないが私なんかには、肯けたモンじゃない。
<注釈>
(※1) この「激甚災害」ってのも乱発しすぎだぞ。今回のような事態にこそ適用されるべきだ。
自衛隊10万人体制の意義と意味
では、菅直人及び現民主党政権は、東日本大震災と言う未曾有の大天災に対し、全くの無能無策であるかと言うと、そうとも言えない事は認めざるを得ない。分けても上記①で自慢している「自衛隊10万人体制」と言うのは、下記記事にもある通り自衛隊史上最大の救難活動となる。その中心は陸上自衛隊で、実に7万人。通常ならば7個師団であり1.5個軍団にも相当する。因みに陸上自衛隊の定数は、現防衛計画の大綱で14.8万人となっている。
自衛隊10万人体制へ 過去最大規模の活動 http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/disaster/496000/
しかもこの14.8万人はあくまでも「防衛計画の大綱」が定める定数でしかなく、実際は充足率が100%ではない・・・どころか、自衛隊の弱点の一つが低い充足率(※1)だ。現員で14万人(防衛省HPによる http://www.mod.go.jp/j/profile/mod_sdf/kousei/index.html )の陸自を7万人派遣すると言う事は、北海道から沖縄まで、全国に展開している陸上自衛官の半数を東日本に集中すると言う事。ついでに言うならば、部隊の半数が死傷して戦闘不能になったならば、その部隊は「全滅」と判定され、後方に下げて再編成しないことには攻撃どころか防御にも使えないと言うのが通り相場だから、この「東日本大震災への自衛隊派遣」は「東日本以外の全陸上自衛隊部隊を全滅状態にする覚悟の兵力集中」と言うことになる・・・菅直人当人にその自覚と覚悟があるかは甚だ疑わしいが、これが重大な「政治的決断」であることは間違いない。
<注釈>
(※1) それ以上に問題なのは、予備兵力が殆どないことなのだが・・・
苦しいときの神頼み、ならぬ、困ったときの自衛隊頼み
だがしかし、前官房長官にして問責決議を受けて民主党の副代表に「栄転」した仙石ナントカが「暴力装置」と発言し、その言論思想の自由を縛って民主党の私兵化しようとし、昨年末に発行された新防衛計画の大綱では陸上自衛隊の定員をさらに14.7万人に削減している自衛隊に対して、「地震と津波で大被害をこうむったから全部隊の半分を被災地に集めろ。」と命じるのは確かに「政治主導」かも知れないが、随分と虫の良い話ではないか。しかも当初の言い方では「一両日中に」と来たもんだ。如何に「国際問題にならないし憲法違反の心配もない」内地だからって、1.5個軍団の兵を動かすのに必要なのは、憲法解釈ばかりじゃなかろうが。
数字ありきの首相に自衛隊混乱 http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110314/plc11031401430003-n1.htm
それでも自衛隊は、兎に角「10万人」を被災地に動員すべく、苦闘していると言うのが上記報道である。流石に「一両日中 ( って事は、長くて3日間だよな・・・)」と言うのは引っ込んだが、それでも「1週間を目処に」と言うのだから、予め綿密な計画と訓練が行き届いていれば兎も角、計画は賭けても良いがロクになし、訓練はあったところで図上演習を、いきなりぶっつけ本番の「自衛隊史上最大の機動作戦」が実施されようとしているのである。
それも、ただ単に10万人を被災地に送り込むばかりでは済まない。弾薬は不要だろうが、燃料食糧救援物資を、その10万の兵力の必要量以上に供給してやらない事には、救急支援・復興支援の意味がないのだから、本支援は「自衛隊史上最大の補給戦」でもある筈だ。
それが被災地救援及び復興のためとなれば、恐らく、自衛隊はこれを達成するだろう。
だが、忘れてもらっちゃ困るな。それは、最高指揮官たる首相である菅直人のためでもなければ、現・民主党政権のためでもない。
日本国と日本人のためである。
また、そうでなければならないし、そうであると、私は( 未だ)確信している。
数字ありきの首相に自衛隊混乱 http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110314/plc11031401430003-n1.htm
それでも自衛隊は、兎に角「10万人」を被災地に動員すべく、苦闘していると言うのが上記報道である。流石に「一両日中 ( って事は、長くて3日間だよな・・・)」と言うのは引っ込んだが、それでも「1週間を目処に」と言うのだから、予め綿密な計画と訓練が行き届いていれば兎も角、計画は賭けても良いがロクになし、訓練はあったところで図上演習を、いきなりぶっつけ本番の「自衛隊史上最大の機動作戦」が実施されようとしているのである。
それも、ただ単に10万人を被災地に送り込むばかりでは済まない。弾薬は不要だろうが、燃料食糧救援物資を、その10万の兵力の必要量以上に供給してやらない事には、救急支援・復興支援の意味がないのだから、本支援は「自衛隊史上最大の補給戦」でもある筈だ。
それが被災地救援及び復興のためとなれば、恐らく、自衛隊はこれを達成するだろう。
だが、忘れてもらっちゃ困るな。それは、最高指揮官たる首相である菅直人のためでもなければ、現・民主党政権のためでもない。
日本国と日本人のためである。
また、そうでなければならないし、そうであると、私は( 未だ)確信している。
民主党政権は震災措置政権とすべきである
以上の通りわずかばかりの政治主導と大いなる混乱と無能振りをさらけ出している現・民主党政権ではあるが、東日本大震災と原発トラブルと言う未曾有の事態の前に国会審議も休戦となり、しばらくは挙国一致してこの国難に当たる体制である。つまり、その間、風前の灯とされていた菅直人内閣・現民主党政権は、生き延びることが出来た形だ。
流石に北朝鮮の韓国砲撃の際には聞こえてきた「民主党にとっての神風だ」などと言う不謹慎な評価は、今回は聞こえてこない。だが、聞こえてこないだけで秘かに思っている奴バラには事欠きそうにないが、想像に域を出ない。
神風は泣いている http://blogs.yahoo.co.jp/tiger1tiger2stiger/34174050.html
断言、否、希望的観測を含めて予言しよう。
菅直人内閣は、東日本大震災を以って完全に終末段階に到った。今は一見「挙国一致」のためにその震災対処の拙劣さも、外国人政治献金の問題も、土肥議員の竹島領有主張放棄日韓共同宣言も、追及を棚上げされているが、それらは本震災対処に目処がつき次第、徹底追及すべき事項である。
民主党は既に死んでいる。
延命は出来ても、復活の見込みは、全くない。
流石に北朝鮮の韓国砲撃の際には聞こえてきた「民主党にとっての神風だ」などと言う不謹慎な評価は、今回は聞こえてこない。だが、聞こえてこないだけで秘かに思っている奴バラには事欠きそうにないが、想像に域を出ない。
神風は泣いている http://blogs.yahoo.co.jp/tiger1tiger2stiger/34174050.html
断言、否、希望的観測を含めて予言しよう。
菅直人内閣は、東日本大震災を以って完全に終末段階に到った。今は一見「挙国一致」のためにその震災対処の拙劣さも、外国人政治献金の問題も、土肥議員の竹島領有主張放棄日韓共同宣言も、追及を棚上げされているが、それらは本震災対処に目処がつき次第、徹底追及すべき事項である。
民主党は既に死んでいる。
延命は出来ても、復活の見込みは、全くない。