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 報じられるは、今年初っ端から民団新年会で「外国人参政権付与する一年にしたい。」などとほざいた、忌む可き事に前首相たる鳩山の「わが敵」小沢一郎擁護論。
 
菅直人が「支持率1%でも辞めない」理由」- http://blogs.yahoo.co.jp/tiger1tiger2stiger/34510528.html
 
 重複になるかも知れないが、短いのでは先ずは産経報道を御覧戴こう。
 
 
転載開始================================
鳩山前首相、小沢氏の政倫審断念で「一足飛びに証人喚問すべきでない」  http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110121/stt11012111070029-n1.htm
2011.1.21 11:05
 民主党の鳩山由紀夫前首相は21日午前、党執行部が小沢一郎元代表の衆院政治倫理審査会(政倫審)の招致議決を断念したことについて「もっと国民にとって大事な命を守る仕事に、党が一体となって頑張るという意思表示だと受け止めたい」と述べた。都内で記者団に語った。
 ただ、自民党など野党が小沢氏の証人喚問を要求していることについては「それ(政倫審)が、だめなら一足飛びに証人喚問だというのは党の議論として、そうなるべきとは思わない」と述べた。その上で「小沢さんが『正義が勝つ』と言ってるわけだから、徹底的に裁判で黒白をつけられたらよい」として、証人喚問の必要性を否定した。
===================================転載終了
 

今日も意味不明

 さて、報じられるところによると切っ掛けとなったのは民主党の「わが敵」小沢一郎に対する衆院政治倫理審査会招致決議断念である。それ以前に、「わが敵」小沢一郎自身が「制輪子に出ないなどと一度も僕は言っていない。」と言いつつ政倫審出席を拒否している事がある(*1)。( 参考記事: 小沢一郎「正義は絶対勝つ。」-故に、お前は負けるのであろう。 http://blogs.yahoo.co.jp/tiger1tiger2stiger/34551907.html )
 
 同決議を受けて、鳩山曰く。
 
> 党執行部が小沢一郎元代表の衆院政治倫理審査会(政倫審)の招致議決を断念したことについて
鳩1> 「もっと国民にとって大事な命を守る仕事に、
鳩2> 党が一体となって頑張るという意思表示だと受け止めたい」
 
 「手前ェの『~したい。』は、アテにならねぇんだよ!」と突っ込むのをグッと堪えるなら、早い話が、「国会は小沢一郎の「政治と金の問題」どころではないのだから、民主党は国会審議に専念しろ。」と言うことだろう。もう一寸うがった見方をするならば、「国会運営のために問責決議を受けた閣僚を交代・栄転させるのは構わない(*2)が、小沢一郎様には手を出すな。」となる。W辞任の相方になった「我が敵」小沢一郎だ。小沢への攻撃は、鳩山への攻撃に転じかねない。そうなっては折角「辞めるの辞めて」国会議員の座にあるのが、フイにされかねなかろう。
 
 それあらぬか、次の発言も報じられている。
 
> 自民党など野党が小沢氏の証人喚問を要求していることについては
鳩3> 「それ(政倫審)が、だめなら一足飛びに証人喚問だというのは
鳩4> 党の議論として、そうなるべきとは思わない」
 
 今回記事のタイトルを「今日も意味不明」としたのは、上記鳩3>~鳩4>の発言によるところが大きい。先ずはこの発言、主語はなんだろうか?
 
 「> 自民党など野党が小沢氏の証人喚問を要求していることについては」とその前にあるのだから、普通に考えれば主語は「自民党など野党」であろうが、そうすると上記鳩4>の発言は相当違和感がある。民主党の前党首にして未だ民主党議員である鳩山が、「自民党など野党の議論」を、「党の議論」と呼ぶだろうか。あまつさえ、「そうなる可きとは思わない。」と批評・批判するだろうか。自党ではない、他党の議論を評するならば、「政党の議論としておかしい。」とかナントカ、直轄的な表現となるのが普通じゃなかろうか。

 無論、鳩山の日本語が異常なのは、普天間基地移設問題シリーズで散々見てきたところだから、いつもの事と言えばいつもの事だ。が、上記鳩3>~鳩4>は「政倫審が駄目でも一足飛びに証人喚問とするべきではない。」と言っている。一体、政倫審招致と証人喚問の「間に入るべき処置」とは、何を指しているのだろうか?それがサッパリわからないので、タイトルにした通り、「今日も意味不明」なのである。

 ひょっとして、民主党離党勧告や除籍と言った措置を、「政倫審招致と証人喚問の間に入る処置」と考えているのだろうか。だとしたら二重の意味でわからなくなる。「我が敵」小沢一郎に対する離党勧告や除籍は、民主党しか実施し得ない。民主党にそれらの措置を求めると言うのは「自民党など野党」でも可能ではあろうが、それこそ「党の議論としてそうなる可きとは思わない」。証人喚問を求めるほうがはるかに自然だ。

 もう一つには、「政倫審招致」「証人喚問」も「離党勧告」「除籍」も、共にある種「小沢一郎に対する懲罰」では共通するが、前二者には「政治と金の問題を審らかにする」と言う機能がある。後二者にはない。この4者が同列に、一直線に並ぶと言うのは、理解しかねる。
 さらには、最前者が駄目なら、後二者を実施すべしと言う主張は、そもそも「国会で政治と金の問題を審らかにすべきではない。」と言っているに等しい。
 
 事実、報じられる鳩山発言は次のように続く。
 
鳩5> 「小沢さんが『正義が勝つ』と言ってるわけだから
鳩6> 徹底的に裁判で黒白をつけられたらよい」
 
 意味:「私(鳩山)の政倫審招致は、裁判にはなっていないから無罪放免なんだよ~」
 上記鳩5>~鳩6>は、上記の「意味」に解釈するのが、至当のように思われるが、如何であろうか。
 
 それにしても・・・・この調子で次の選挙に落選するまで、議員を続ける心算になっちまったんだぜ、この鳩は。
 
 誰だよ、こんなの当選させて、さらには党首に据えてその政党を大躍進させ、挙句の果てに首相にまでしちまった奴バラはよ。
 
 如何に、国民。

 

<注釈>

(*1) もっと言うならば、ルーピー鳩山自身がかつて政倫審招致決議を受けながら、すっぽかして「政権交代」を果たして「禊は済んだ。」と考えられていることがある。 参考記事: 内閣屁理屈男 http://blogs.yahoo.co.jp/tiger1tiger2stiger/34468912.html 
 
(*2) 更迭された柳田前々法相こそいい面の皮だろう。仙石が党副代表なんぞに納まっているのは、問責決議の可決が北朝鮮砲撃で年末に延びたが故、だ。