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引用したのは産経社説。核保有の是非を巡って40年以上前に真剣に議論していたと言う外務省調査結果を受けてのもの。
1> 菅直人政権は非核三原則の見直しも含め、
2> 日本を核攻撃から守るための具体策を抑止力強化の観点から
3> 早急に検討すべきだ。
が結論であるから、「非核三原則見直し」ってだけで社民党辺りはヒステリーで引付を起こしそうだ。
尤も、その点では現・民主党政権だって相当なものだろう。誰だよ、去年夏の衆院選挙前に「民主党も右から左まで間口は広いから、政権交代しても自民党と大きな違いはない。」何てぬけぬけと公言していた輩は。
正直なところ、私はこの産経社説に諸手を挙げて賛成してしまう。我が国にとって我が国の生存は最優先事項であり、その前には憲法であろうとも場合によっては緊急停止がありうるとさえ考える私にとって「非核三原則を守って日本が滅びる」などと言うのは「ありえない(*1)」選択肢である。平たい話が我が国とて、生存のためには核武装すべきであるし、我が国にはその能力が充分にあると、私は考えている。
と同時に、「我が国の国防論議もここまで来たか。」との感慨も否めない。上記のように私が核武装について達観したのもそんなに昔の話ではない。「私でさえ」と言うと少々おこがましいが、小学生で「戦争気違い」などと仇名された私が核武装を肯定するさえそう古くは無いと言うのに、如何に産経とは言え日本の大手マスコミが日本の核武装を論じる世になったとは。
非核三原則は虚構である http://blogs.yahoo.co.jp/tiger1tiger2stiger/32092292.html
http://blogs.yahoo.co.jp/tiger1tiger2stiger/32092309.html
それだけ、我が国を巡る安全保障環境が、悪化したと言う事でもあるのだが、それだけ日本国民に国防意識が目覚めた、或いは目覚めさせようと言う努力が見られる事は、歓迎すべきである。
それは兎も角・・・・・
この産経社説では、
4> 西独はソ連の核から自国を守るため、米国の核を積極的に受け入れた。
と同時に、「我が国の国防論議もここまで来たか。」との感慨も否めない。上記のように私が核武装について達観したのもそんなに昔の話ではない。「私でさえ」と言うと少々おこがましいが、小学生で「戦争気違い」などと仇名された私が核武装を肯定するさえそう古くは無いと言うのに、如何に産経とは言え日本の大手マスコミが日本の核武装を論じる世になったとは。
非核三原則は虚構である http://blogs.yahoo.co.jp/tiger1tiger2stiger/32092292.html
http://blogs.yahoo.co.jp/tiger1tiger2stiger/32092309.html
それだけ、我が国を巡る安全保障環境が、悪化したと言う事でもあるのだが、それだけ日本国民に国防意識が目覚めた、或いは目覚めさせようと言う努力が見られる事は、歓迎すべきである。
それは兎も角・・・・・
この産経社説では、
4> 西独はソ連の核から自国を守るため、米国の核を積極的に受け入れた。
と、かなり婉曲表現されているが、旧西ドイツ及び現ドイツの「積極的受け入れ」は「核兵器持込の容認」レベルには止まらない。
旧西ドイツ空軍、及び現ドイツ空軍は、「核兵器は持っていないが、核攻撃能力は持っている。」のである。
Luftwaffeの核攻撃機 -剣は自らの手にあるべきだ。- http://blogs.yahoo.co.jp/tiger1tiger2stiger/15114557.html
「核兵器は持っていないが、核攻撃能力は持っている。」と言うのは、一見矛盾して聞こえる。
旧西ドイツ空軍、及び現ドイツ空軍は、「核兵器は持っていないが、核攻撃能力は持っている。」のである。
Luftwaffeの核攻撃機 -剣は自らの手にあるべきだ。- http://blogs.yahoo.co.jp/tiger1tiger2stiger/15114557.html
「核兵器は持っていないが、核攻撃能力は持っている。」と言うのは、一見矛盾して聞こえる。
だが、種を明かせば、「有事の際に核兵器を米国から借りる」事にし、核攻撃訓練を実施しているのである。非核三原則を捩るなら「核兵器を、持たず、造らず、借りる」と言うことである。
ここで言う核兵器は核兵器の中でも最古手の「自由落下爆弾」であり、なおかつ冷戦華やかなりし頃に西ドイツ空軍が考えていた核攻撃目標は、「押し寄せるワルシャワ条約機構軍」と言う戦術目標であったから、B-29やその末裔たるB-52が想定したような高高度からの爆弾投下は出来ず、F-104Gの高翼面荷重を活かして低空高速侵攻し、トス爆撃(*2)で核爆弾を叩き込む戦術を採用し、その訓練を実施していた。
有事に備えて、「いつでも核爆弾を貸して貰って核攻撃出来るように待機」する機体も用意されたし、滑走路を破壊された場合に備えた「ゼロ発進」と称する巨大なロケットブースタ(*3)とランチャーを使った試験も実施された。
それほどの真摯さを以って、西ドイツは核兵器を「積極的に受け入れ」どころか「活用」していたのである。
我が国が、「非核三原則は国是だ。」などと寝言をいい、その非核三原則が虚構である事に「目を瞑って」居た頃にね。
目覚めよ、国民。
核武装を、真剣に、議論せよ。
有事に備えて、「いつでも核爆弾を貸して貰って核攻撃出来るように待機」する機体も用意されたし、滑走路を破壊された場合に備えた「ゼロ発進」と称する巨大なロケットブースタ(*3)とランチャーを使った試験も実施された。
それほどの真摯さを以って、西ドイツは核兵器を「積極的に受け入れ」どころか「活用」していたのである。
我が国が、「非核三原則は国是だ。」などと寝言をいい、その非核三原則が虚構である事に「目を瞑って」居た頃にね。
目覚めよ、国民。
核武装を、真剣に、議論せよ。
<注釈>
(*1) 以前にも書いたが、「あってはならない」「あるべきでない」と言う意味で「ありえない」を使う表現。私は気に入らない。「あってはならな」かろうが「あるべきでな」かろうが、可能性がある事象は「ありうる」のである。
この場合、現民主党政権なんぞ「非核三原則を守って日本を滅ぼす」可能性は大いに「ありうる」と考えるから、ここで「あってはならない」「あるべきでない」の意味で「ありえない」とするのは、気に入らない。
況や、眼前に突きつけられた事象に「ありえない!」と叫ぶのは、そんな可能性を無視していた己が不明を恥じるべきであって、非難にも批判にもならない。
(*2) 爆弾を「投下」即ち「手放して落下」させるのではなく、上昇しながら手放して「投げ上げる」爆撃。落下までの時間を稼いで、核攻撃機自身の安全な脱出を図ると言う、「恐るべき」爆撃法。当然ながら、命中率は落ちるが、其処は核爆弾だから、問題ない。
(*3) F-104Gは比較的小型の超音速戦闘機だ。このロケットブースタは、その直径が殆どF-104Gの胴径並みにある。こいつを脚の下にくくりつけて、射角を取ったランチャーから「発進」というより「発射」されるのが「ゼロ発進」。
推力軸が重心(付近)を通るように、盛大に傾けられたブースタの固定ノズルともども、圧巻ではある。
推力軸が重心(付近)を通るように、盛大に傾けられたブースタの固定ノズルともども、圧巻ではある。