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「はやぶさ」また快挙 微粒子は小惑星「イトカワ」の物質と確認 月以遠からの回収は世界初 (1/2ページ)  http://sankei.jp.msn.com/science/science/101116/scn1011160922001-n1.htm
2010.11.16 09:21
 
 今年6月に帰還した小惑星探査機「はやぶさ」が小惑星「イトカワ」から持ち帰ったカプセル内部で確認された微粒子について、宇宙航空研究開発機構(JAXA)は16日、「ほぼ全部がイトカワ由来の物質と判断した」と発表した。地球から約3億キロ離れた小惑星「イトカワ」で地表物質を捕らえたことになり、人類が月より遠い天体地表から、地表物質の回収に成功したのは初めて。太陽系の起源解明につながる貴重な試料で、はやぶさ計画は最大の目的を達成した。
はやぶさ快挙 太陽系誕生の解明に迫る
 はやぶさは平成17年11月、イトカワに2回着陸した。装置の不具合などで計画通りの試料採取は1度もできなかったが、着陸時の衝撃で舞い上がった砂ぼこりなどをカプセルに収めていたと考えられる。
 JAXAは回収したカプセルを開封し、約1500個の微粒子を確認していた。ほとんどが大きさが100分の1ミリ以下で、今月上旬からは電子顕微鏡を使って1粒ずつ組成分析を実施。その結果、微粒子の大半はカンラン石と輝石で、どの粒も鉄とマグネシウムの割合(組成比)が地球の物質とは大きく異なることが判明した。
 さらに、はやぶさによるイトカワ地表の分光観測データなどが、微粒子の分析結果とほぼ一致した。JAXAは、はやぶさチーム以外の専門家をまじえて検討を重ね、「微粒子のほぼすべてが地球外物質で、イトカワに由来する」と判断した。
JAXAはこれまで、電子顕微鏡による組成分析では「イトカワ由来」と判断するのは難しいとして、より詳細な分析を経て結論を出す方針だった。上野宗孝・JAXAミッション機器系副グループ長は「1、2個だけでは、組成比から由来を断定できない。だが、大量の微粒子がそろって、イトカワ由来の傾向を示したので、科学的にも間違いない。簡易分析でこれほどはっきりした結果が出るとは、予想していなかった」と話した。
 今回の微粒子は、2回目の着陸で用いた試料保管容器で見つかった。JAXAは今後、1回目の着陸で用いた試料保管容器も開封し、来年1月以降にはより詳細な分析を行う。
 小惑星の岩石は、太陽系初期の状態が保存されていると考えられる。「イトカワの微粒子」により、太陽系の起源や惑星進化の解明に向けた研究の大きな進展が期待される。
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 はやぶさ・・・・・・・・・・・・・
 
 やりおったわ。
 はやぶさ・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
 ここのところ売国奴・現・民主党政権のくそったれな記事ばかり続いて、良い加減嫌気が差し、「カナダの人力羽ばたき機新記録」なんて報道を当ブログで取り上げたのが数日前。「夢のある話だが、日本の話ではない」としたものだ。
 
 果報は寝て待て、と言うが、私も数日待てば、かような朗報を記事にすることが出来た筈な訳だ。
 
 くどいようだが繰り返さねばなるまい。
 小惑星探査機「はやぶさ」は、小惑星「イトカワ」まで往復して帰還した。地上に帰還したのは回収用カプセルだけで、本体は計画通り地球大気との摩擦で「流星」となり燃え尽きたが、これだけでも快挙である。
 無論、究極の目的は、小惑星「イトカワ」の破片を持ち帰るサンプルリターンであるが、此は誰やらが表していたとおり、「想定外のボーナス」だ。そのサンプルを採集するための発射体=弾丸を発射し損なったと判っているのだから、なおさらだ。
 
 「着地した際の衝撃で、破片と言わずとも粉塵なら、採集された可能性がある。」そりゃ嘘ではないが、あまりに都合の良いifの積み重ねだ。
 
 回収カプセル内に微粒子があることが判ったときには、それが小惑星イトカワ由来であることを希望はするし、期待もするが、その判定は冷静冷徹に行うべき。そう記事にもした。虚偽もしくは科学的に極めて怪しげな「成功」を誇るなぞ、「はやぶさ」に対する冒涜であるという思いを込めて、だ。
 
でかした!か?「はやぶさ」-回収カプセル内に微粒子あり-    http://blogs.yahoo.co.jp/tiger1tiger2stiger/33060597.html
 
 だが、「はやぶさ」の実績は、その想定外のボーナスを、あっさり獲得していたようだ。
 
 報じられているとおり、はやぶさの回収カプセル内にあった約1500個の粉塵「ほぼ全部がイトカワ由来の物質と判断した」と発表した。」との報道。
 
 此は、先述の「小惑星イトカワ由来のサンプルリターンという予想外のボーナス」を意味するばかりでは無い。回収かぷせるの設計そのものが「イトカワ由来のサンプルリターン」と言う所望の設計意図を美事に具現化していたことを意味する。
 
 美事、と言うほか無いだろう。
 
 美事なり、はやぶさ。