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 こう毎日千石に突っ込んでいると健康に悪いんじゃないかとか、当ブログに「千石」と言う新ジャンルを作るべきかとか、思い始める今日この頃だが、今日もまた、突っ込まずにはいられなくなるのが千石発言
 
 事の起こりは千石が衆院予算委員会と言う公式な場で「厳秘」と記した資料を手にして開いていた事にある。国会の場で千石が菅に示したこの資料の中身も、一寸看過しかねるシロモノなのであるし、それが千石の言う「私的なメモ」にして「厳秘」と言うのも、そもそも「厳秘」とは何かと言う疑問などなどあれこれあるのだが、ここでは事実だけ追おう。
 
 即ち、千石は国会の場で「厳秘」と記された資料を開いており、その資料を菅直人にも見せた。と。
 
映像公開で量刑下がる?仙谷長官「厳秘」資料   http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101109-00000538-yom-pol
 
 ところで、国会と言うのは公式な場だ。秘密会議じゃないし、わざと呼ばないなんて姑息な手を使わない限り、報道機関が入っている。報じられている通り、この時も報道機関が入っていて、指定された場所から写真撮影もしており、その結果、千石が「厳秘」資料を開いていた事や、その中身が判明し、上記の通り報じられる事になった。
 
 日本の国会が(まだ)開かれており、そこに(まだ)自由な報道機関が入っている以上は、当然の帰結と言うべきだろう。提灯記事しか書けない、或いは提灯記事以外は検閲削除されてしまうような報道機関=党の宣伝機関であるような国とは違うのだから。
 
 であると言うのに、千石は報じられるとおり。
 
1> 仙谷氏は9日の衆院予算委員会で、
2>  自らが手にした資料の写真を読売新聞が報じたことを
3> 「盗撮」と答弁した。
 
 「盗撮」である。「盗み撮り」である。「隠し撮り」ですらない、なんとも隠微な言葉であるが、報道機関は指定された場所で堂々とカメラを構えていた筈だから、確かに「隠し撮り」ではない(*1)。だが一方で、当然、「盗み撮り」でもあろう筈がない。
 
4>  これに対し、写真部長会は10日、
5> 「公に認められた席から通常取材の範囲内で撮影した。
6>  正当な取材活動に対する冒(ぼう)涜(とく)で不適切。
7>  到底容認できない」と批判していた。
 
 マスコミが上記4>~7>のように反応するのも、これまた理の当然であろう。
 
 で、これに対する千石の回答が、今日報じられているところ、今日の突っ込み対象だ。敢えて言えば、今日の千石突っ込み対象( 大賞?)は、これ1本に絞った訳だ。(*2)
 
 千石いわく。
 
8> 「昨日(10日)の予算委の理事会で各派了承のもと、議事録が修正されている」
9> と述べるにとどめ、撤回も謝罪もしなかった。
 
 つまり、千石が発した「盗撮」答弁は、「議事録が修正」即ち「議事録から削除されている。」であるから、撤回発言も謝罪もしないが、「これで勘弁しろ。『盗撮発言』はなかった事にしろ。」と、傲岸不遜にも宣言しているのである。千石は。
 
 左様、国会の答弁であるから、議事録がしっかり残っており、「健忘症」=「記憶にございません」ではすまないので、「議事録の方を修正し、盗撮発言は削除し、なかった事にした。」訳である。
 
 「御免で済んだら、警察要らない。」とは、世上よく言われるところ。
 
 「御免。」ですらなく、「議事録は修正した。」で済んだら、要るのはそれこそ、その議事録だけだろう。その場合、弁護士なんてものは全員失職する筈だが・・・そうか、千石は既に、弁護士失職しているな(*3)。
 
 私の見るところでは、弁護士失格だがね。

<注釈>
(*1)
 第一、それこそ隠す必要が全くない。
 
(*2) 以前にも書いたが、千石記者会見全文全面公開と言う千石が以前公言した事を、私は恐れを持って期待している。
 その千石記者会見全文に、一体どれぐらいの突っ込み所があるか、想像するだけでも楽しくも、恐ろしくも、なってくる。
 そいつがどれぐらい、真実であるか、もね。
 
(*3) それでますます保身に汲々としているのか?迷惑なんてモンじゃないな。