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 報じられているのは、「バットモービル」とも揶揄される特異なトリマラン船体の洋上テロ船アディ・ギル号で我が捕鯨船団は第2昭南丸に体当たり攻撃をかけ、哀れアディ・ギル号の船首がもげる大損害を被った後に、再度我が捕鯨船団に単身不法侵入して身柄を拘束され、我が国で執行猶予付きの有罪判決を受けた、アディ・ギル号(旧名アースレース号)の船長にして企画者・ベスーン容疑者の自白。いわく、

>  ギル号は衝突後、えい航可能な状態だったが、
> 代表のポール・ワトソン容疑者(国際指名手配中)が、
> 「同情を買うために南極海に放棄、沈没させるよう指示を出した」と述べた。
 
と言うことで、第2昭南丸との衝突が体当たり攻撃であるとは認めては居ないものの、少なくとアディ・ギル号の沈没はSS(シーシェパード)の自作自演であったと自白している。

 が・・・・何を今更当たり前のことを言っているんだ?

 大体、SSがアディ・ギル号の事を、先ず第2昭南丸との衝突の際に「沈んだ」と報道させ、ついで「曳航中に沈んだ」と報道させ、それでもなお浮いていて、我が捕鯨船団の発見するところとなり、船内から先の公判で一時は「ベスーン船長がSSに秘密裏に持ち込んだ」とされる(*1)弓矢の矢を回収されたのではないか。その事は、当時の報道を一寸根気に追っていれば余りに明らかな事だ。「天下の」AFP通信がSSの宣伝機関の如くその「大本営発表」をそのまま報道していた事も含めて、だ。
 
1度目AG号、衝突されて沈没と言うSS  シー・シェパードの「未来型抗議船」、日本船と衝突し沈没 http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/environment/2679824/5128868
2度目AG号「曳航中に沈没」と言うSS  アディ・ギル号、船体に浸水して沈没 http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/environment/2680503/5137788
漂流中に発見されたAdy Gill号 シー・シェパードが抗議船を海に放棄 殺傷力ある矢発見 水産庁 http://sankei.jp.msn.com/world/asia/100108/asi1001081128003-n1.htm
 
 まあ、お陰で当ブログにもあれこれ記事を書けた、と言うのも事実である。あまつさえ、SSの都合で哀れ南氷洋の藻屑にされてしまった、世界一周速度記録を保持する世界初のバイオ・ディーゼル高速艇・Ady Gill号(旧名アースレース号)に捧げる小説まで書いて、英訳までしてしまったほどだ。
 
SS、ベスーン被告を除名「弓矢持ち込み、容認できず」  http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/100609/crm1006090743003-n1.htm
SS代表、ベスーン被告の「除名」撤回 「法廷戦術にすぎない。彼の復帰を歓迎する」  http://sankei.jp.msn.com/world/asia/100708/asi1007081245003-n1.htm
SS,Ady Gill号に引き続き、ベスーン元船長も放棄―洋上投棄でないため環境汚染は回避か  http://blogs.yahoo.co.jp/tiger1tiger2stiger/32838566.html
白人、皆、嘘吐き。-元アディギル号船長ベスーン、反捕鯨への復帰を言明。   http://blogs.yahoo.co.jp/tiger1tiger2stiger/33106177.html
 
 それらの記事の中で、SSの無軌道ぶり、非常識ぶり、嘘吐き、人種差別主義、その他諸々が明らかであるが、今回報じられている「アディ・ギル号沈没はSSの自作自演」を自白したベスーン曰く。
 
> ベスーン氏はSSの幹部は「道徳的に破綻している」とも述べた。
 
 目くそ鼻くそを笑うと言うか、五十歩百歩と言うか・・・

<注釈>
(*1) ベスーン氏の釈放後、SSは「法廷先述だった。」と公表し、その言うところの「攻撃的だが非暴力な活動」の中に弓矢による攻撃を含むことを公言している。