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報じられているのは、当ブログでも幾つか記事にしたアップル社の期待の新星(*1)i-Padが売れているのもあって、特に売れていると言う液晶タッチパネルの話題。
「リーマンショック以来」を枕詞に、世の中不景気だ、物が売れないと言う話がゴロゴロして居る昨今であるが、幾ら人口が減少傾向ったって難民流民が海外に流出している訳ではない(*2)我が国には、1億からの人口があるのだから、米国はいざ知らず、欧州諸国よりはよほど「内需」に期待できる。
況や外需は、もっと期待できるのが道理。成る程「世界の工場」と称する中国製品はじめとする低価格商品は特に外需では要警戒ではあるものの、ロシア極東艦隊とバルチック艦隊を共に壊滅させねばならなかった20世紀初頭や、原爆2発まで喰らって日本国中のめぼしい都市は焼け野原にされていた20世紀半ばの先人達の苦労に比べれば、何ほどの事もあろうかと思うのだが、実際、決まり文句のようになっている「不景気」でも売れている物は売れているようであり、此処で報じられているのは上記の通り液晶タッチパネルである。
報道にもある通り、
> タッチパネル自体は以前からある電子機器
であり、真新しい物ではない。ハンドヘルドPCと呼ばれたNECのモバイルギアII などWindows CEマシンにも使われていたし、今のネットブックやPCでも一部では使われている。「見えるアイコンに直接触れる」と言うインターフェースは、馴れるとマウスやらパッドやらでカーソル動かすより遥かに直感的だし、余計なデバイスが要らないからこそ、スマートフォンにも採用されたのだろうし、任天堂DSシリーズにも採用されているのだろう。
「リーマンショック以来」を枕詞に、世の中不景気だ、物が売れないと言う話がゴロゴロして居る昨今であるが、幾ら人口が減少傾向ったって難民流民が海外に流出している訳ではない(*2)我が国には、1億からの人口があるのだから、米国はいざ知らず、欧州諸国よりはよほど「内需」に期待できる。
況や外需は、もっと期待できるのが道理。成る程「世界の工場」と称する中国製品はじめとする低価格商品は特に外需では要警戒ではあるものの、ロシア極東艦隊とバルチック艦隊を共に壊滅させねばならなかった20世紀初頭や、原爆2発まで喰らって日本国中のめぼしい都市は焼け野原にされていた20世紀半ばの先人達の苦労に比べれば、何ほどの事もあろうかと思うのだが、実際、決まり文句のようになっている「不景気」でも売れている物は売れているようであり、此処で報じられているのは上記の通り液晶タッチパネルである。
報道にもある通り、
> タッチパネル自体は以前からある電子機器
であり、真新しい物ではない。ハンドヘルドPCと呼ばれたNECのモバイルギアII などWindows CEマシンにも使われていたし、今のネットブックやPCでも一部では使われている。「見えるアイコンに直接触れる」と言うインターフェースは、馴れるとマウスやらパッドやらでカーソル動かすより遥かに直感的だし、余計なデバイスが要らないからこそ、スマートフォンにも採用されたのだろうし、任天堂DSシリーズにも採用されているのだろう。
そのi-Phoneをはじめとするスマートフォンの売り上げ好調を受けて、日本のタッチパネルメーカーが活況を呈し、さらには今後増えると見込まれるタブレット型PC( =その代表がi-Pad)の売り上げ増を見込んで、さらに増産体制を推し進めていると言う、中々景気の良い話だ。
> タッチパネルの世界市場規模が
> 09年の40億ドル(3720億円)から
> 15年には145億ドルに拡大すると予想する。
と言うから6年間に4倍近い市場拡大。話の景気も良くなろうと言うものだ。
とは言え、ただ単に「景気がよい」と言うだけで話が終わらないのは、「メガコンペティション世界」ならば先ず当たり前のところで、
> アイパッドのタッチパネルには台湾の電子部品メーカー勝華科技(ウィンテック)の製品が使われるなど、
> 台湾や中国、韓国のメーカーによる攻勢が活発化している。
> 「この1年で需要も伸びたが、価格低下圧力も一気に増している」
> と打ち明け、価格競争の激化を予想する。
とも報じられている。報道の言わんとするところは、「今はタッチパネル液晶が売れていて、日本のメーカーも喜んでいるが、油断は出来ない。」と言うことだろう。
然り。油断は出来ない。
かつて、日本の技術が海外に流出し、その海外に流出した技術で日本のメーカーが脅かされる事態を「ブーメラン効果」と呼んでいた。一方で技術発達が著しい分野では、日本のメーカーの技術が日進月歩なものだから、「ブーメランが返ってきた時、其処に日本は居ない。」即ち、日本から流出した技術を海外が吸収しても日本の技術優位は揺らがないなどと、豪語された事もある。
少なくとも、タッチパネル液晶に関する限り、「ブーメラン効果」(*3)は現実の脅威と言う事だろう。それだけ、海外の技術開発速度が高速化或いは独立化(*4)したと言う事でもある。
とは言え、報じられる通り日本のタッチパネル液晶は技術的に先行しているのである。
「2番目でも良いじゃないですか。」などとと油断しない限りは、勝機もあろうというものだ。
> タッチパネルの世界市場規模が
> 09年の40億ドル(3720億円)から
> 15年には145億ドルに拡大すると予想する。
と言うから6年間に4倍近い市場拡大。話の景気も良くなろうと言うものだ。
とは言え、ただ単に「景気がよい」と言うだけで話が終わらないのは、「メガコンペティション世界」ならば先ず当たり前のところで、
> アイパッドのタッチパネルには台湾の電子部品メーカー勝華科技(ウィンテック)の製品が使われるなど、
> 台湾や中国、韓国のメーカーによる攻勢が活発化している。
> 「この1年で需要も伸びたが、価格低下圧力も一気に増している」
> と打ち明け、価格競争の激化を予想する。
とも報じられている。報道の言わんとするところは、「今はタッチパネル液晶が売れていて、日本のメーカーも喜んでいるが、油断は出来ない。」と言うことだろう。
然り。油断は出来ない。
かつて、日本の技術が海外に流出し、その海外に流出した技術で日本のメーカーが脅かされる事態を「ブーメラン効果」と呼んでいた。一方で技術発達が著しい分野では、日本のメーカーの技術が日進月歩なものだから、「ブーメランが返ってきた時、其処に日本は居ない。」即ち、日本から流出した技術を海外が吸収しても日本の技術優位は揺らがないなどと、豪語された事もある。
少なくとも、タッチパネル液晶に関する限り、「ブーメラン効果」(*3)は現実の脅威と言う事だろう。それだけ、海外の技術開発速度が高速化或いは独立化(*4)したと言う事でもある。
とは言え、報じられる通り日本のタッチパネル液晶は技術的に先行しているのである。
「2番目でも良いじゃないですか。」などとと油断しない限りは、勝機もあろうというものだ。
<注釈>
(*1) にして、今のところ「期待に違わぬ新星」であるらしい。
(*2) どっかの国とは違って。
(*3) 液晶ディスプレイそのものを実用化したのは、間違いなく日本だ。従って日本は液晶ディスプレイと言う「ブーメラン」を投げた事になろう。
(*4) 日本の技術からの。必ずしも「独自化」とは限らない。