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報じられているのは、法相就任以来その「信念に基づいて」法相としての義務放り出して死刑執行の署名をせずに来て、先頃ようやく109人に及んでいる死刑確定囚のうちの2人について死刑執行をした千葉法相の「言い訳」。
ついでに書くならば、その死刑執行の署名は先の参院選挙で落選したが故に参院議員の地位を失う直前にしたのだと報じられており、なおかつ先行記事にした通り、そのサインをしてもなお「死刑執行は慎重に。」とあたかも少なくとも当面死刑は執行しないかのごとく発言していたのも千葉法相である。
千葉氏、民間人法相でも「死刑は慎重に」 http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100727/plc1007271234009-n1.htm
http://blogs.yahoo.co.jp/tiger1tiger2stiger/33242755.html
2人の死刑執行 千葉法相「見届けることが責務」と立ち会い http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/100728/crm1007281116007-n1.htm
ついでに書くならば、その死刑執行の署名は先の参院選挙で落選したが故に参院議員の地位を失う直前にしたのだと報じられており、なおかつ先行記事にした通り、そのサインをしてもなお「死刑執行は慎重に。」とあたかも少なくとも当面死刑は執行しないかのごとく発言していたのも千葉法相である。
千葉氏、民間人法相でも「死刑は慎重に」 http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100727/plc1007271234009-n1.htm
http://blogs.yahoo.co.jp/tiger1tiger2stiger/33242755.html
2人の死刑執行 千葉法相「見届けることが責務」と立ち会い http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/100728/crm1007281116007-n1.htm
公平を期する為に書くが、確定した死刑囚の死刑執行署名をしない法相と言うのは、千葉法相が初めてではない。そうで有らばこそ今現在107人もの確定死刑囚が服役しているのであり、逆に整斉と法相としての義務を果たして死刑を執行する法相が「死神」呼ばわりされてしまったりするのである。
以前にも書いた通り、死刑の執行と言うのは決して楽しい仕事ではないだろう。アメリカの死刑執行では、電気椅子に複数のスイッチが付いていて、そのスイッチを複数の人間が同時に入れるのだが、どれが本当のスイッチで誰が真の「死刑執行人」かはわからないようになっていると聞いた事がある。確定していたとしても死刑の執行に対する逡巡は宗教や洋の東西を問わないものらしい。
今回の死刑執行で、EUのアシュトン外交安全保障上級代表なる人が、遺憾の意を表明したと言うのも報じられている。
【死刑執行】「極めて遺憾だ」「残酷だ」EU、日本に廃止を呼び掛け http://sankei.jp.msn.com/world/europe/100729/erp1007290952003-n1.htm
以前にも書いた通り、死刑の執行と言うのは決して楽しい仕事ではないだろう。アメリカの死刑執行では、電気椅子に複数のスイッチが付いていて、そのスイッチを複数の人間が同時に入れるのだが、どれが本当のスイッチで誰が真の「死刑執行人」かはわからないようになっていると聞いた事がある。確定していたとしても死刑の執行に対する逡巡は宗教や洋の東西を問わないものらしい。
今回の死刑執行で、EUのアシュトン外交安全保障上級代表なる人が、遺憾の意を表明したと言うのも報じられている。
【死刑執行】「極めて遺憾だ」「残酷だ」EU、日本に廃止を呼び掛け http://sankei.jp.msn.com/world/europe/100729/erp1007290952003-n1.htm
だが、報じられているこの人の主張「日本に対し死刑制度の廃止を要求し、それまで死刑執行を凍結するよう呼び掛けた。」と言うのは、イデオロギーに凝り固まっているから仕方がないとは言え、無茶苦茶だ。
死刑制度存廃の議論は別途併行してあっても良いが、現状死刑制度が厳然とあり、死刑の確定した死刑囚が居る以上、死刑が整斉と執行されてこそ「法の前の平等」が保てるのであり、それを法相によって執行したり、止めたり、或いは法相が恣意的に執行する死刑を選定すると言うのは「法の前の平等」に反するのである。それはつまり、「国王でさえも成文化された法律には従う。」と言う法体系上の原点とも言うべき大憲章=マグナ・カルタさえ否定しかねない大事なのである。
「死刑はそれだけ重い。」と千葉法相はのたまうが、成文化され、立法化された法律もまた重いのである。だからこそ、「地球よりも重い」などとも称される人命を奪う死刑と言う刑罰が存在するのである。
閑話休題。
イデオロギーもあるのだろうが、EU上級代表以上に訳がわからないのは千葉法相である。
元々死刑廃止論者として知られていた。そんな論者を死刑執行の署名をしなければならない( 先行の記事に報じられている通り、確定した死刑は6ヶ月以内に執行する事が法律で決まっている。なかなか守られていない法律だが。)法相なんぞに任命してしまうのはどうかと思うが、任命されてしまった千葉法相が死刑執行署名を拒否するのは、法相としての義務を放棄している事になるが、「イデオロギー的」には正しい。EU上級代表も大喜びだろう。
その千葉法相が、死刑執行に対する慎重姿勢を表明した発言の裏で109人居た確定死刑囚の内二人分だけ死刑執行の署名をしており、その死刑執行にも立ち会ったと、報じられて居る。だとしたら、先行記事にした「死刑に対する慎重姿勢」と言うのは一体なんだったのか、ただのポーズか欺瞞だったのかと疑いたくなる。
それでも法相としての義務に目覚め、残りの死刑囚も全員死刑執行して在庫一掃してしまうと言うのなら、これはこれで筋が通る。だが、今回報じられている通り、死刑廃止の信念は変わらないのだと言う。
これでは、筋も、イデオロギーも通らない。
千葉法相が先の参院選挙で現職閣僚として異例な事に落選し、参院議員の資格を失った事と関係するのではないかと疑われるし、議員ではない民間人となっても法相を続行する事に対する批判をかわすためとも推定できる。態々「議員である内に死刑執行の署名をした」なんて事も報じられているから、ますます姑息ないし醜悪な感じが否めない。
そこで、私に誤解ないし曲解がないように、此処に公開質問状を起こし、千葉法相に尋ねる事とした。
質問とは、以下の条文である。
「死刑はそれだけ重い。」と千葉法相はのたまうが、成文化され、立法化された法律もまた重いのである。だからこそ、「地球よりも重い」などとも称される人命を奪う死刑と言う刑罰が存在するのである。
閑話休題。
イデオロギーもあるのだろうが、EU上級代表以上に訳がわからないのは千葉法相である。
元々死刑廃止論者として知られていた。そんな論者を死刑執行の署名をしなければならない( 先行の記事に報じられている通り、確定した死刑は6ヶ月以内に執行する事が法律で決まっている。なかなか守られていない法律だが。)法相なんぞに任命してしまうのはどうかと思うが、任命されてしまった千葉法相が死刑執行署名を拒否するのは、法相としての義務を放棄している事になるが、「イデオロギー的」には正しい。EU上級代表も大喜びだろう。
その千葉法相が、死刑執行に対する慎重姿勢を表明した発言の裏で109人居た確定死刑囚の内二人分だけ死刑執行の署名をしており、その死刑執行にも立ち会ったと、報じられて居る。だとしたら、先行記事にした「死刑に対する慎重姿勢」と言うのは一体なんだったのか、ただのポーズか欺瞞だったのかと疑いたくなる。
それでも法相としての義務に目覚め、残りの死刑囚も全員死刑執行して在庫一掃してしまうと言うのなら、これはこれで筋が通る。だが、今回報じられている通り、死刑廃止の信念は変わらないのだと言う。
これでは、筋も、イデオロギーも通らない。
千葉法相が先の参院選挙で現職閣僚として異例な事に落選し、参院議員の資格を失った事と関係するのではないかと疑われるし、議員ではない民間人となっても法相を続行する事に対する批判をかわすためとも推定できる。態々「議員である内に死刑執行の署名をした」なんて事も報じられているから、ますます姑息ないし醜悪な感じが否めない。
そこで、私に誤解ないし曲解がないように、此処に公開質問状を起こし、千葉法相に尋ねる事とした。
質問とは、以下の条文である。
【Q1】 死刑廃止の信念は変わらなくても、死刑は執行できるのであれば、法相就任以来ただの一件も死刑執行せずに来て、今回2件だけ執行したその選択基準とは何であるか?
【Q2】 上記【Q1】の回答に依ろうが、残り107件あると言う死刑執行書名待ちの死刑については、いつ、どのように死刑執行可否を判定するのか、それとも判定しないのか?
【Q3】 上記【Q1】の回答に依ろうが、今回死刑執行の根拠が全くのランダムでない限り、それは死刑の恣意的執行であり、法の前の平等と言う原則にもとる。 YES or NO?
法相として明確に回答願う。
【Q4】 死刑廃止の信念は変わらなくても、死刑は執行できるのであれば、法相就任以来、今回初めて執行された2件まで、ただの一件も死刑執行を実施してこなかったのは何故か?
法相として明確に回答願う。
【Q4】 死刑廃止の信念は変わらなくても、死刑は執行できるのであれば、法相就任以来、今回初めて執行された2件まで、ただの一件も死刑執行を実施してこなかったのは何故か?
以上の公開質問に明快な回答なり解説なりが寄せられない限り、私は千葉法相が具現化している民主党気質を以下の通りに理解する事にする。
1. 法律で無ければ守らない。日米合意も、公約も、選挙結果も法律ではない。
2. 法律は衆院で作る。衆院は民主党が握っている。従って民主党は法律を支配している。民主党万歳!
3. 法律であっても守らない場合がある。イデオロギーは法律に優先する。( 故に千葉法相は、法相就任以来つい先日まで、「死刑制度廃止」のイデオロギーに基づき、死刑の執行を恣意的に停止してきた。)
4. 保身はイデオロギーに優先する。( 故に今回の報道にある通り、死刑制度廃止のイデオロギーを抱いたまま、保身のために死刑を恣意的に執行する事も可能である。)
6. 結論。民主党は必然的に権力亡者の犯罪集団、或いはもっと酷い事に、都合の良い法律だけ立法化する「合法」集団と化する公算大である。
========================================================H22.7.31
千葉法相が自らのHPヲ閉じてしまったようなので、民主党HPに上記【Q1】以降をメール送信してみた。
反応があらばまたご報告するが・・・期待は薄いな。
「我が敵」小沢一郎も、田母神前空幕長更迭劇で大騒ぎしたマスコミも、梨の礫だったからな。