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当ブログや一部web上では既報の通り、,JAXA( の中でも元の宇宙研、と言うことは、JAXAの中では少数派だな。)の小惑星探査機「はやぶさ」が7年の往復を終えて、先頃ついに最終目的である小惑星イトカワの欠片が入っている「かも知れない」カプセルを豪州はウーメラの赤い砂漠に分離、投下した。
カプセルはこれまた一部web上では既報の通り、ウーメラ砂漠の正にドンピシャの所に命中・落下しており、無事回収されている。
<はやぶさ>カプセル回収完了 破損ない模様 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100614-00000018-maiall-soci
はやぶさのカプセル無事回収、豪科学者たちも中身に期待 2010年06月14日 19:31 発信地:シドニー/オーストラリア (c)AFP/NASA http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/science-technology/2735969/5878475
「只今ノ投下訓練美事ナリ。」と激励の電信の一つも打ってやりたくなるところだが、その投下を実施した「はやぶさ」本体は、投下実施後大気圏に突入し、その空力加熱で「予定通り」ながら、哀れ燃え尽き、蒸発し、既にこの世にはない。その最後はあたかも流星の如く光り輝き・・・と言うよりは、大気圏突入の空力加熱で燃え尽き蒸発する金属塊というのは正に流星だ。「はやぶさ」は正真正銘掛け値無しに「お星様となって」散華したのである。合掌。
「それでも良いから、打ってやれ。」-昭和天皇-
勿論、「はやぶさ」が美事なのは、本ミッションの最終段階、カプセル分離・投下に成功したことばかりではない。
イオンスラスタという比推力は大きいが推力が出ない、喩えるならば燃費は良いんだが馬力のないエンジンの世界初実用モデルを試験したし、小惑星に着陸して再び離陸するというのも快挙だ。7年間の航行中はトラブルの連続だったが、それらもあらかじめ組み込んだ設計冗長性と臨機応変の処置、何より、不撓不屈の執念とも意地とも根性とも言える「思い」で乗り切り、ついに「はやぶさ」の遺産とも言うべきカプセルを回収したのである。
既報の通り、そのカプセル内に上手いこと小惑星イトカワの欠片が入っていれば、其れは今判っている以上の快挙であるが、AFP通信で豪州科学者の言として報じられているとおり、其れは追加ボーナス。現時点で判明している限りでも相当な快挙であり、今回報道の通りギネスブックに世界記録として申請する価値は十分にある。
今回の「はやぶさ」の凱旋・・・・そうあえて凱旋と言おう。「はやぶさ」は地球の大気圏で燃え尽き蒸発してしまったが、確かに地球への帰還をを果たし、任務を完遂しているのだから。・・・「はやぶさ」の凱旋は、日本の、日本人の、技術と知恵とチームワークと意志の勝利であり、それ故に慶賀に値する。「宇宙時代」と称して弾道ミサイルの「試験」をするばかりだったり、ロシアの打上げロケット技術を頂いて宇宙ロケットに仕立てたが、その発射にすら失敗している何処かの国とは偉い違いである。
で、あるというのに・・・この「はやぶさの凱旋」を報じたテレビニュースは皆無だったと言う。
サッカーワールドカップの初戦対カメルーン戦勝利のニュースばかり報じられていたそうだ。成る程ワールドカップ初の海外戦での勝利。珍しいことには違いないが、世界一でも世界で唯一でも世界初でもないだろう。単純な話、逆立ちしたってギネスブックに載るような話しじゃない。
、新ためて、日本のマスコミの反日偏向ぶりが明らかになったのである。
また、そうであればこそ、なおのこと「はやぶさ」の凱旋は価値があり、慶賀に値するのである。
Tomorrow, the GALAXY!
明日は、銀河を!