応援いただけるならば、クリックを⇒ https://www.blogmura.com/
 
 相変わらず支離滅裂なることSS(シーシェパード)やGP(グリーンピース)並であるのは北朝鮮である。「日本は百年の宿敵」だそうだから、GPやSSとも反日つながりのお友達なのかも知れないが、核兵器って環境に悪いぞ・・・GPやSSが「環境」を気にするのはポーズだけだから、関係ないか。
 
 閑話休題
 
 報じられているのは、対北朝鮮宣伝用に設置された韓国のスピーカーを、北朝鮮が攻撃するという、以前からの脅し。つまり、「攻撃する」「攻撃する」と言いつつ、まだ攻撃していないと言うことだ。・・・・・(1)
 
1>  対北朝鮮の宣伝放送のため韓国が軍事境界線付近に設置した拡声器について、
2> 北朝鮮は12日、「全面的な軍事攻撃」で破壊すると警告した。
3>  拡声器設置は2000年に締結された南北共同宣言などに対する「重大な違反」で「直接的な宣戦布告」だとして、
4> 「心理戦用の手段を破壊するため、全面的な軍事攻撃を開始する」と述べた。
5> 「軍事的報復は、ソウルが火の海になることまで見通した無慈悲な軍事的攻撃となることを肝に銘じるべきだ」
 
 つまり、「一度拡声器を攻撃したら、その攻撃はソウルを火の海にしかねないから、攻撃されない内に拡声器を撤去しろ。」と言っているようなのだが・・・・・・・・・・・・(2)
  と言うことは北朝鮮では全面戦争は、「拡声器と宣伝放送」で買えてしまうほどに安いものらしい。国民の全財産を30ドルに制限してしまおう何て国だから、デフレで戦争も安くなったのだろう。
 
 だが、戦争を開始する値段=敷居の高さが如何に低かろうと、戦争そのものは国の財政を大いに逼迫するほどの金が必要になる。基本的には価値を生み出さない将兵の給与などは微々たるモノで( それは戦時でなくともかかる。いわば固定費だ。) 食料燃料弾薬補充と、平時や演習とは比べモノに名なら無いペースで消費され、その費用には国が傾くぐらいの金がかかる。
 
 言い換えれば、はなっから経済破綻している国は、開戦だけは出来ても、まず勝利まで持っていけない。開戦によって得た戦果を、経済的成果につなげる前に、継戦能力が破綻する。
 
 表題にした「飢えた狼が最も恐ろしい。」というのは北朝鮮軍の常套句であり、軍隊にすらロクに食糧を配給できない「言い訳」であるが、表題にもしたとおり、飢えるような軍隊はろくな補給も受けず、継戦能力を持ちようはずがない。従ってお恐れるるに足らない。・・・・・・・・・・・・・・・(3)
 
 従って、上記の北朝鮮の大言壮語など、聞き流しておけばよいのである。
 
6> 朝鮮中央通信も、拡声器設置について「北朝鮮の威厳と崇高な利益を侵害するおぞましい挑発行為だ」と非難した。
 
 宣伝放送ぐらいで侵害されてしまうとは、北朝鮮の威厳も地に落ちていれば、何処が一体崇高な利益なのだろうか。
 
 ある意味上記6>の北朝鮮報道は、北朝鮮の独裁体制の儚さ脆さを表している。上記(2)のように「開戦して相手の首都を火の海にする」とまで凄まじい脅しをかけるのは、それだけ「拡声器による宣伝放送が怖い」と自白しているのである。・・・・・・・・・・・(4)
 
 では何が怖いのか?
 
 北朝鮮指導部に対する誹謗中傷が宣伝放送されたところで、「国民の支持」が盤石であれば何ほどのことはない。或いは、思想と報道の自由が一定レベルで確保されていれば、根拠のない誹謗中傷は長続きしないだろう。
 
 民族の偉大な太陽などと、嘘と言論統制で塗り固められて、実は「国民の支持」を受けていない( 国民を飢えさせるような指導者は、普通、支持されない。)独裁体制であるからこそ、北朝鮮は、たかが「拡声器による宣伝放送」に対し、かくも反応するのである、・・・・・・・・・・・・・(5)
 
と推察するが、如何であろうか。
 
 そのくせ、上記(1)の通り、今配置についている拡声器すら、未だ攻撃していないのである。
 
 所詮ハッタリと言うことだ。