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報じられているのは、自殺者が相次いだ中国のiPad製造工場における賃上げ。先日給料の3割アップが報じられていたのだが、今度は7割アップと報じられている。立て続けの「賃上げ」と言うのは一寸考えにくいから、3割アップを7割アップに引き上げた、と考えるべきだろう。何れにせよ今までの倍近い給料がもらえる事になるわけだ。
何しろこのiPad製造を請け負う富士康集団(フォックスコン)の工場では、「今年に入り、12人が宿舎の屋上から飛び降りを図り、10人が死亡、2人が重傷となった。」と言うのだから尋常ではない。
【iPad発売】工賃、中国で引き上げか アップルが自殺続出で http://sankei.jp.msn.com/economy/it/100528/its1005281210000-n1.htm
自殺の直前「連続34時間勤務していた」なんて報道もあるから、やたら滅多ら売れていると言う、「iPad生産工哀史」とでもいいたくなるような状況( 予想以上に売れる ⇒ 生産が追いつかない ⇒ 生産体制・人員はそのまま、超過勤務で対応 ⇒ 連続労働から過労)が容易に想像できる。
連続34時間勤務!新婚3カ月の工員が過労死か 連続自殺の中国・深センの工場 http://sankei.jp.msn.com/world/china/100602/chn1006021311005-n1.htm
連続34時間勤務!新婚3カ月の工員が過労死か 連続自殺の中国・深センの工場 http://sankei.jp.msn.com/world/china/100602/chn1006021311005-n1.htm
そんな想像が空想妄想或いは「中華人民共和国に対する悪意ある宣伝」か否かを断定できるだけの材料は私にはないが、かような事態を報道規制しようと言う中国当局の態度は、iPad生産工場連続自殺「事件」とも呼ぶべき今回の事件が容易ならざるものであるか、或いはかような工員の連続自殺なぞ中国では日常茶飯事であるか、いずれかを示唆している。
取材するな! 中国当局、連続自殺の報道を規制 http://sankei.jp.msn.com/world/china/100528/chn1005281322002-n1.htm
取材するな! 中国当局、連続自殺の報道を規制 http://sankei.jp.msn.com/world/china/100528/chn1005281322002-n1.htm
以上の顛末の上での今回報じられる賃金アップである。
1> 「賃上げによって、残業しなければならなかった従業員が減り、
2> 残業時間が減るだろう。
3> 残業は多くの従業員にとって選択肢の1つとなる」
2> 残業時間が減るだろう。
3> 残業は多くの従業員にとって選択肢の1つとなる」
と、同社広報が述べたと報じられているから、この賃上げにより工員の残業が減って連続自殺もストップする事が期待されているのだろう。
尤も、穿った見方をするならば、「7割も給料挙げて、十分喰えるようにしてやっているのだから、それでも残業するのは工員の勝手であり、その結果の過労及び過労による自殺は、会社側の責任ではない。」と主張するための「アリバイ作り」とも考えられる。否、キットソウニチガイナイ。
第一、上記2>から3>にて富士康集団(フォックスコン)社広報が述べている、「食うために必死に残業している」者が自殺したと言う主張は、何とも妙な話ではないか。
「喰うため」と言うのは詰まる所生きるため、家族を生かすためである。それは共産党支配下であろうとも自由主義経済下であろうとも、万古不易と言うべきだろう。そのために文字通り必死に働いている者が、自殺などするだろうか。それも連続して。自殺したら、稼ぎ手を失った家族はどうなるかは考えないだろうか。
無論、人間と言うものは矛盾の塊であり、必ずしも合理的・理性的に行動するとは限らない。或いは、「自殺すれば労災で保証金が出る。」と言う目処ないし希望があるのかも知れない。
だがそうであるならば、今回発表された工員の基本月給7割アップで連続自殺がストップする可能性は低く、やはり会社側の「アリバイ作り」にしかならない。
勿論、今回報じられている工員連続自殺の直接の責任が、iPadの設計・販売元であるApple社にある訳ではない。それはせいぜい、工員を管理監督する富士康集団(フォックスコン)や中国政府に帰されるぐらいだ。( それすらも、可也怪しいが。普通なら10人も自殺する前に「宿舎の屋上」に何らかの対策を施すだろう。対症療法にしか過ぎないだろうが。)
とは言え、私が「売れている売れている」と言う報道記事を読みつつも、iPadを買おうなどと言う気に全くならない理由の一つにはなるのである。
所で・・・・
少なくとも、今回の賃上げ以前の給与水準が、連続34時間勤務何てぇ凡そ常識外れの労働時間を「残業しなければならなかった」ほどの低賃金であったとするならば、それは、「労働者の搾取」と呼ばれるべき状態ではないのか?台湾=自由中国系企業の工場とは言え、中華人民共和国=共産党政権下にある工場で。
これが「社会主義市場経済」と言う奴か。
社会主義の勝利万歳!
第一、上記2>から3>にて富士康集団(フォックスコン)社広報が述べている、「食うために必死に残業している」者が自殺したと言う主張は、何とも妙な話ではないか。
「喰うため」と言うのは詰まる所生きるため、家族を生かすためである。それは共産党支配下であろうとも自由主義経済下であろうとも、万古不易と言うべきだろう。そのために文字通り必死に働いている者が、自殺などするだろうか。それも連続して。自殺したら、稼ぎ手を失った家族はどうなるかは考えないだろうか。
無論、人間と言うものは矛盾の塊であり、必ずしも合理的・理性的に行動するとは限らない。或いは、「自殺すれば労災で保証金が出る。」と言う目処ないし希望があるのかも知れない。
だがそうであるならば、今回発表された工員の基本月給7割アップで連続自殺がストップする可能性は低く、やはり会社側の「アリバイ作り」にしかならない。
勿論、今回報じられている工員連続自殺の直接の責任が、iPadの設計・販売元であるApple社にある訳ではない。それはせいぜい、工員を管理監督する富士康集団(フォックスコン)や中国政府に帰されるぐらいだ。( それすらも、可也怪しいが。普通なら10人も自殺する前に「宿舎の屋上」に何らかの対策を施すだろう。対症療法にしか過ぎないだろうが。)
とは言え、私が「売れている売れている」と言う報道記事を読みつつも、iPadを買おうなどと言う気に全くならない理由の一つにはなるのである。
所で・・・・
少なくとも、今回の賃上げ以前の給与水準が、連続34時間勤務何てぇ凡そ常識外れの労働時間を「残業しなければならなかった」ほどの低賃金であったとするならば、それは、「労働者の搾取」と呼ばれるべき状態ではないのか?台湾=自由中国系企業の工場とは言え、中華人民共和国=共産党政権下にある工場で。
これが「社会主義市場経済」と言う奴か。
社会主義の勝利万歳!