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ＡＦＰ通信が報じるは、アフガニスタンに生息する絶滅危惧種サイガの大量死。
ＡＦＰ通信が報じるは、カザフスタンに生息する絶滅危惧種サイガの大量死。
同記事によると、サイガと言うのはカモシカの仲間で、絶滅危惧種なのだそうだ。
「絶滅危惧種が２０００頭も死んじまったら全滅だろう。
いやそれ以前に２０００頭も居るのに絶滅危惧種なのか？」と言うのが私のFirst Impressionである。
無論、私が環境至上主義者でもなければ、絶滅危惧種の多さに日頃から心痛めているようなエコロジストでないことは認めなければならないし、「サイガ」なんて動物は初めて聞く始末であることや、勿論そのサイガが絶滅危惧種に指定されていると言うことも初耳であることは、明記すべきだろう。
ところが、記事の最後には曰く。
同記事によると、サイガと言うのはカモシカの仲間で、絶滅危惧種なのだそうだ。
「絶滅危惧種が２０００頭も死んじまったら全滅だろう。
いやそれ以前に２０００頭も居るのに絶滅危惧種なのか？」と言うのが私のFirst Impressionである。
無論、私が環境至上主義者でもなければ、絶滅危惧種の多さに日頃から心痛めているようなエコロジストでないことは認めなければならないし、「サイガ」なんて動物は初めて聞く始末であることや、勿論そのサイガが絶滅危惧種に指定されていると言うことも初耳であることは、明記すべきだろう。
ところが、記事の最後には曰く。
1> サイガは、環境保護団体「世界自然保護基金（World Wide Fund for Nature、WWF）」によって絶滅危ぐ種に指定されており、
2> 世界の生息数は5万頭と推定されている。
2> 世界の生息数は5万頭と推定されている。
つまり今回大量死した「約２０００頭」と言うのは、世界の生息数の約４％にしか過ぎず。大量死なのは確かだが、とりあえず全滅するにはまだ余裕がありそうで一安心だ。
が、逆に「世界に５万頭もいるのに、絶滅危惧種に指定されるのは何故か？」と言う疑問に至る。余程脆弱な動物で、今回のような何かの拍子で大量死してしまうような種類なのだろうか。
更に報道では、この大量死の様子が尋常ではなく、人間による毒殺の可能性を視野にカザフスタン農業省が調査を開始したという。報道に曰く。
> 死んだサイガは「胃が膨張しており、口からは緑色の泡を吹き、悪性の下痢を発症していた。
> 獣医らによると、これらは中毒の典型的な症状だ」という。
> 関係者によると、牧草地の上空に「正体不明の灰色の霧」が見えたあと、
> サイガたちが死んでいるのが発見されたという。
更に報道では、この大量死の様子が尋常ではなく、人間による毒殺の可能性を視野にカザフスタン農業省が調査を開始したという。報道に曰く。
> 死んだサイガは「胃が膨張しており、口からは緑色の泡を吹き、悪性の下痢を発症していた。
> 獣医らによると、これらは中毒の典型的な症状だ」という。
> 関係者によると、牧草地の上空に「正体不明の灰色の霧」が見えたあと、
> サイガたちが死んでいるのが発見されたという。
「何で農業省？サイガは家畜か？絶滅危惧種が？？」と言う疑問は、「カザフスタンには環境省何て小じゃれたモノはないのだろう。」と納得するとしても、また、サイガが死んでいたという「牧草地」とは「牧草の生えている土地」であって「（絶滅危惧種であるはずの）サイガを飼育するための牧場」ではないと解釈したとしても、一体２０００頭のサイガを殺すのににはどれほどの毒をどれほどの牧草地に散布しなければならないのか、一寸想像がつかない。そのサイガを貯牧場に集めて毒を喰らわすのでない限り、天然自然に草をはんでいただろうサイガ達を、である。ひょっとすると羊のように群を作る習性があるのかも知れないが。（ カモシカの群って、あまり聞かないような気もするが・・・）
さらに、「正体不明の灰色の霧」と言うのがその原因だとすると、毒ガスである可能性が高そうだ。まあ、短期間に大量死を引き起こすには、食物や飲料に混ぜる毒より効果的だろう。
で、一番判らないのが・・・誰が好きこのんでそんな事をやるか、だ。
例えば毒ガスの製造だとか運搬途中の事故、或いは毒ガス効果の生物実験として実施される可能性が一応考えられるが・・・前者であれば相当大規模な事故であるし、被害はそれこそサイガのみに止まるまい。（ 対サイガ用の毒ガスなんかでない限り。そんな毒ガス、何に使うんだ？）被害も、物的証拠も、サイガ２０００頭の死体以外にあれこれありそうなモノだ。
後者であれば、今度はその実験動物にわざわざ絶滅危惧種サイガを選ぶ理由が判らない。絶滅危惧種に指定されていても、カザフスタンでは一般的な実験動物、ウサギやラットよりも安価に手に入るという事情でもない限り。
表題にもしたとおり、何とも不可解な事件である。
それこそ、宇宙人の乗ったＵＦＯが、牛の血と内臓を盗んでいくというキャトル・ミューテーションなる現象並に不可解だ。
さらに、「正体不明の灰色の霧」と言うのがその原因だとすると、毒ガスである可能性が高そうだ。まあ、短期間に大量死を引き起こすには、食物や飲料に混ぜる毒より効果的だろう。
で、一番判らないのが・・・誰が好きこのんでそんな事をやるか、だ。
例えば毒ガスの製造だとか運搬途中の事故、或いは毒ガス効果の生物実験として実施される可能性が一応考えられるが・・・前者であれば相当大規模な事故であるし、被害はそれこそサイガのみに止まるまい。（ 対サイガ用の毒ガスなんかでない限り。そんな毒ガス、何に使うんだ？）被害も、物的証拠も、サイガ２０００頭の死体以外にあれこれありそうなモノだ。
後者であれば、今度はその実験動物にわざわざ絶滅危惧種サイガを選ぶ理由が判らない。絶滅危惧種に指定されていても、カザフスタンでは一般的な実験動物、ウサギやラットよりも安価に手に入るという事情でもない限り。
表題にもしたとおり、何とも不可解な事件である。
それこそ、宇宙人の乗ったＵＦＯが、牛の血と内臓を盗んでいくというキャトル・ミューテーションなる現象並に不可解だ。
重複するが要約すると、私の疑問は以下の通り。
【Q1】 今回2,000頭が死んだというカモシカの一種サイガは、全世界の生息数が約5万頭 ( って事は、今は約4.8万頭か。) だそうだが、これほど数がいてもやはり「絶滅危惧種」なのか。だとしたら、「絶滅危惧種」指定の根拠は何か。
【Q1】 今回2,000頭が死んだというカモシカの一種サイガは、全世界の生息数が約5万頭 ( って事は、今は約4.8万頭か。) だそうだが、これほど数がいてもやはり「絶滅危惧種」なのか。だとしたら、「絶滅危惧種」指定の根拠は何か。
【Q2】 今回死んだサイガ2000頭は「牧草地」で見つかったそうだが、これは絶滅危惧種であるはずのサイガが、家畜として飼育されていた事を示唆しているのではないか。
【Q2-1】 もし、家畜としてサイガが飼育されているのならば、「絶滅危惧種」指定は少なくとも再検討すべきではないか。 ( 人間が家畜として飼っているような種は、その商品価値がなくならない限り、絶滅しそうにない。 )
【Q3】 2000頭の「放牧されている」または「自然に生息している」サイガを一挙に毒殺するなどと言う事は、物理的に可能であるか？
【Q4】 サイガ大量死の原因が毒であるならば、それによる被害はサイガだけではないのではないか。
【Q4】 サイガ大量死の原因が毒であるならば、それによる被害はサイガだけではないのではないか。
【Q5】 上記【Q4】とも重なるが、サイガ大量死の原因が毒であるならば、それは事故=意図せざるものか、故意によるものか。故意によるものならば、その動機は何か。