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報じられているのは、Apple社の新製品、タブレット型PC I-Padが4月3日(土)アメリカで発売され、好調な売れ行きを示しているというもの。
Apple社の新製品にしてPCの新ジャンル、或いは電子書籍元年を切り開くPioneerと期待され、恐れられてもいるi-Padについては当ブログでも何度か記事にし、どうにもこうにも私には魅力的に思えない事も表明してきたが、報じられているところでは売れ行きの「初速」は好調な様であり、私が以前の記事で予想或いは期待した「i-Padの早い段階での値崩れ」は今の所起きそうにないようである。
正直、食指は動かんねぇ http://blogs.yahoo.co.jp/tiger1tiger2stiger/31563583.html
Apple社のブランド戦略―i-Pad ハードの原価は価格の半分以下― http://blogs.yahoo.co.jp/tiger1tiger2stiger/31833507.html
まだ、売り出したばかりであるから、「初速」と言ってもまだまだわからないのではないかと思うが、i-Padに先行して触れた「関係者」の評価も高いと言うことが報じられている。
iPadを体験! ボディに安定感、ゲームはサクサク動く http://sankei.jp.msn.com/economy/business/100128/biz1001281012010-n1.htm
尤も、私がApple社の責任者ならば、新発売の新製品i-Padを辛口に評価しそうな相手には、極力( 不正があったと糾弾されない程度に)先行品を廻さないように努力するであろうから、i-Padに先行して接触したライターはApple社のファンである公算が大であり、その「評価」はある程度割り引かなければならないだろう。
但し、その「評価」が賞賛・絶賛する点はi-Padの「売り物」であるだろうとは、言えそうだ。
上記の、予想通りにi-Padを高く評価する記事では、その利点として以下の点を挙げている。(一部推測含む)
① 起動の早さ。特に、ネットブックの「起動の遅さ」と対比して。
② ゲーム及び動画に対する強み。OSもソフトも、先行して大ヒットしているi-Phoneと共通である事から。
③ 電子書籍への対応と期待。i-Podが音楽配信と言うビジネスを生み出したように、i-Padが電子書籍とその配信と言うビジネスを普及もしくは爆発させるのではないかと言う期待。
④ バンドルソフトでマイクロソフトオフィスファイルに対応。(本家のマイクロソフト・オフィスは未対応)
⑤ 稼働時間の長さ(直接は記載されていないが、10時間と言うのは確かに長い。)
利点①はかつてのWindows CEマシンを髣髴とさせる利点であり、OSがともすると巨大化しがち(なように見える)で起動が遅くなりやすいWindowsマシンに対するアンチテーゼであるとも言える。それ故にこそ、サスペンドなんて機能が特にノートPCやネットブックで威力を発揮するのであるが、この記事の様に「瞬時に起動」には程遠い事は認めざるを得ない。
まずはi-Padの先取点と言うべきだろう。良い所、既存のノートPCにとっては痛いところを突いている。
利点②は私にはどうも良くわからない。i-Phoneが売れている事は知っている。記事に依ると「すでに14万種類ものソフトが開発されている」との事であるから、結構な数だとは思うが、私の使いたいソフト、例えば今も使っているOLSであるIdea Treeはなさそうである。Idea TreeにはWindows CE版でさえあったから、今後開発される可能性はあるだろうし、類似のソフトが既にi-Phone上にある可能性もあるが。
よってこの点については「引き分け」得点なしと判定せざるを得ない。
利点③は私にとって全く未知数だ。PC上の電子書籍は幾つか買ったし、フリーのソフトもダウンロードした事もあるが、紙ベースの「本」を書店や古書店で立ち読みしたり買って読んだりする頻度に比べれば、物の数ではない。
近年の出版業界が特に厳しい状況にあることはつとに報じられているところであるし、i-Podと音楽配信の成功が電子書籍への期待になっている事も理解はするが、私にはその期待が、虚しいものとは言わぬまでも、過大なものと思えてならない。
因みに私はi-Podは持っていない。
MP3プレイヤーは持っているが、配信されている音楽を購入したこともない。
左様な根っからのOld Typeの予想であるから、上記の懸念は全くの的外れで、i-Padで電子書籍が大ブレークと言う可能性は、否定しきれるものではないが。
利点④はビジネスにi-Padを使おうとする以上は必須条件だろう。だが、この条件を満たしたからビジネスに使えるとは、短絡できない。
その理由は、ビジネスならば必須であろう長文入力にはキーボードが必須であると私が考え、且つi-Padがデフォルトで装備する「タッチパネル上のキーボード」では全く不十分であると、考えるからである。
無論、「タッチパネルのキーボードで何が悪い」と言う人もいるだろう。そういう人ならこのApple社の新製品i-Padでビジネスを行えるのかも知れない。だがそういう人ばかりでないことは、Apple社も認めているようだ。
> アップルはアクセサリとして、すでに外付けキーボードも用意している。
その一方で上記の記事は以下のように報じている。
> 外部機器接続用のポートは、iPodなどに共通する「DOCコネクタ」用ジャックが一つあるほかは、マイク、ヘッドホン用の端子があるだけ。
この2つの文章が意味するところは「i-Padは基本的に外付けキーボードを付けたら他の外部機器は接続できない。」である。
ネットブックであっても( キーピッチは兎も角。最近のネットブックでは、キーピッチは先ず問題ない。)キーストロークの浅さに耐え難いものがある私に、タッチパネルキーボード( キーストロークほぼゼロ)が耐えられる道理はなく、私がi-Padを使うとなれば、外付けキーボードは不可欠になると予想される。そうなると、「拡張DOCコネクタ」か何かがない限り、他の機器は同時には接続できないことになる。
ネットブックならば機種さえ選べば、私を満足させるキーストロークのキーボードがデフォルトで付いているというのに。
従って利点④は、少なくとも私にとって十分な利点ではない。
利点⑤稼働時間10時間と言うのは確かに既存のノートPCやネットブックでは困難な数字だ。
が、大型電池の装備で相当改善できる。
何より、利点④で指摘した通り、ビジネスに使い難いi-Padは、ゲームやネット閲覧、動画再生が主な用途となり、それを10時間、或いは強化されたネットブックの6,7時間も連続するという状況が、私には想定し難い。
無論、「私には想定し難い」ばかりで、「ネトゲ廃人」などと言う輩も居るから、この稼働時間10時間と言うのを大いなる利点と考えるものも居るだろうが。
以上を総合すると・・・
やはり私にとって、今の値段即ちネットブック並みのi-Padと言うのは、魅力に欠ける商品と言わざるを得ない。
半値になれば、考える。
半値にならなければ、終に買わずに終わるだろう。
ネットブックであっても( キーピッチは兎も角。最近のネットブックでは、キーピッチは先ず問題ない。)キーストロークの浅さに耐え難いものがある私に、タッチパネルキーボード( キーストロークほぼゼロ)が耐えられる道理はなく、私がi-Padを使うとなれば、外付けキーボードは不可欠になると予想される。そうなると、「拡張DOCコネクタ」か何かがない限り、他の機器は同時には接続できないことになる。
ネットブックならば機種さえ選べば、私を満足させるキーストロークのキーボードがデフォルトで付いているというのに。
従って利点④は、少なくとも私にとって十分な利点ではない。
利点⑤稼働時間10時間と言うのは確かに既存のノートPCやネットブックでは困難な数字だ。
が、大型電池の装備で相当改善できる。
何より、利点④で指摘した通り、ビジネスに使い難いi-Padは、ゲームやネット閲覧、動画再生が主な用途となり、それを10時間、或いは強化されたネットブックの6,7時間も連続するという状況が、私には想定し難い。
無論、「私には想定し難い」ばかりで、「ネトゲ廃人」などと言う輩も居るから、この稼働時間10時間と言うのを大いなる利点と考えるものも居るだろうが。
以上を総合すると・・・
やはり私にとって、今の値段即ちネットブック並みのi-Padと言うのは、魅力に欠ける商品と言わざるを得ない。
半値になれば、考える。
半値にならなければ、終に買わずに終わるだろう。