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敢えて断言しよう。非核三原則は虚構である。
昔から、佐藤首相が「非核三原則」として打ち出した当初から虚構であったし、今も虚構であり続けている。それが「国是」などと呼称されたことは承知しているが、いくら「国是だぁ」と力んだところで、虚構であるものに実体が伴う訳ではない。あたかも実体を伴うかのごとく見せかけることが出来るのみである。
言うまでもないだろうが非核三原則とは核兵器を我が国が「持たず」「作らず」「持ち込ませず」の三つを以って三原則としている。この内、前二原則は我が国の意思で決定しうる事ではあるが、三番目の「持ち込ませず」に我が国港湾への寄港ばかりか領海通過まで含めると、これはもう虚構以外の何物にもなりようがないのは自明だ。
何故ならば、核兵器は水上艦艇ばかりではなく、潜水艦にも搭載されている。ミサイル原潜SSBNなんぞは、その核兵器をSLBM潜水艦発射弾道弾として搭載し、発射できるように準備しておくのが存在理由である。そのSSBNを日本に隣接する中国もロシアも、同盟国であるアメリカも保有し、その行動は高度な機密事項である。当たり前だ。潜水艦はその秘匿性・隠密性が最大の武器であり、ミサイル原潜SSBNはその秘匿性・隠密性と潜水艦発射弾道弾SLBMとの組合せゆえに大いなる抑止力を発揮し、イギリスなんぞ世界の5大核兵器保有国の一つであるのに核兵器はSLBM( とその発射台としてのミサイル原潜)のみに絞ってしまったほどだ。その行動は可能な限り秘密にされる。
我らが海上自衛隊は、世界でも屈指の対潜能力を有しているが、我が国領海内に侵入する全ての潜水艦を探知補足するには程遠い。その対潜能力も、「非核三原則」を打ち出した佐藤首相時代には今よりも大分見劣りするから、領海通過を含む核兵器「持ち込ませず」など、願う事、言葉だけで宣言する事はできても、実行などしようがない。
昔から、佐藤首相が「非核三原則」として打ち出した当初から虚構であったし、今も虚構であり続けている。それが「国是」などと呼称されたことは承知しているが、いくら「国是だぁ」と力んだところで、虚構であるものに実体が伴う訳ではない。あたかも実体を伴うかのごとく見せかけることが出来るのみである。
言うまでもないだろうが非核三原則とは核兵器を我が国が「持たず」「作らず」「持ち込ませず」の三つを以って三原則としている。この内、前二原則は我が国の意思で決定しうる事ではあるが、三番目の「持ち込ませず」に我が国港湾への寄港ばかりか領海通過まで含めると、これはもう虚構以外の何物にもなりようがないのは自明だ。
何故ならば、核兵器は水上艦艇ばかりではなく、潜水艦にも搭載されている。ミサイル原潜SSBNなんぞは、その核兵器をSLBM潜水艦発射弾道弾として搭載し、発射できるように準備しておくのが存在理由である。そのSSBNを日本に隣接する中国もロシアも、同盟国であるアメリカも保有し、その行動は高度な機密事項である。当たり前だ。潜水艦はその秘匿性・隠密性が最大の武器であり、ミサイル原潜SSBNはその秘匿性・隠密性と潜水艦発射弾道弾SLBMとの組合せゆえに大いなる抑止力を発揮し、イギリスなんぞ世界の5大核兵器保有国の一つであるのに核兵器はSLBM( とその発射台としてのミサイル原潜)のみに絞ってしまったほどだ。その行動は可能な限り秘密にされる。
我らが海上自衛隊は、世界でも屈指の対潜能力を有しているが、我が国領海内に侵入する全ての潜水艦を探知補足するには程遠い。その対潜能力も、「非核三原則」を打ち出した佐藤首相時代には今よりも大分見劣りするから、領海通過を含む核兵器「持ち込ませず」など、願う事、言葉だけで宣言する事はできても、実行などしようがない。
従って、ライシャワー発言を引くまでもなく、「非核三原則」は最初から「非核2.5原則」以上には実行のしようがなく、単なる掛け声にしかなりようがない。
故に、「非核三原則」は、虚勢、虚構以外の何物でもない。
故に、「非核三原則」は、虚勢、虚構以外の何物でもない。
況や、「使わせず」などと言う我が国の意思で決定できよう筈もない外国=核兵器保有国の意思を規定する( そんなことが出来るのならば、「戦争せず」と言う平和一原則のみで世界平和が実現する。)「非核四原則」などと言うものは、呪い以上の効果は、否それすらも、期待すべきではない。期待できるという者は、根っからのお人好しと言うよりは、狂人だろう。
(1.)民主党の「核密約」調査結果
いささか「旧聞」に属するが、民主党現政権の掲げていたマニュフェストの一つ(*1)が「非核三原則」に反する日米間の核兵器持ち込み密約があったのではないかと言う調査である。その調査の報告が纏まったというのが報じられている記事である。
「核持ち込み」など3密約を認定 首相、非核三原則堅持を表明 http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100309/plc1003091538018-n1.htm
報道によれば同報告書は、(A)「合意文書に基づく狭義の密約があった」 (B)「暗黙の合意による広義の密約があった」(C)「密約はなかった」の3段階評価で以下の4ポイントを判定した。
① 昭和35年の日米安保条約改定時、核兵器搭載艦船の寄港・通過を事前協議の対象外とする了解 (B)広義の密約
② 昭和35年の安保条約改定時、朝鮮半島有事での在日米軍の自由出撃容認 (A)狭義の密約
③ 昭和44年の沖縄返還決定時、有事の際の沖縄への核再配備の「合意」 (C)密約なし
④ 昭和47年の沖縄返還時の原状回復費肩代わり (B)広義の密約
「核持ち込み」など3密約を認定 首相、非核三原則堅持を表明 http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100309/plc1003091538018-n1.htm
報道によれば同報告書は、(A)「合意文書に基づく狭義の密約があった」 (B)「暗黙の合意による広義の密約があった」(C)「密約はなかった」の3段階評価で以下の4ポイントを判定した。
① 昭和35年の日米安保条約改定時、核兵器搭載艦船の寄港・通過を事前協議の対象外とする了解 (B)広義の密約
② 昭和35年の安保条約改定時、朝鮮半島有事での在日米軍の自由出撃容認 (A)狭義の密約
③ 昭和44年の沖縄返還決定時、有事の際の沖縄への核再配備の「合意」 (C)密約なし
④ 昭和47年の沖縄返還時の原状回復費肩代わり (B)広義の密約
上記の内②は「狭義の密約」とされているが、朝鮮半島有事と言う非常事態に在日米軍が出撃する事に何かの制約を加えるべきとも思わないし、何かが制約になるとも思わないので(*2)、「秘密にしていた」事以外は何の「罪」にも当たらないし、今回公開されたから、「密約」が公認されるばかりの筈である。(*3)
仮に社民党なり民主党なりがこの「密約」を「秘密であった事以外」で問題視したとしても、これは核兵器と直接には関係ないので、「核密約」とは言い難い。
同様の事は上記④についても言える。これこそ「秘密であった事」意外に何を問題視したらよいのか、私にはわからない。何方かご教示願えれば幸いである。
以上からすると、今回報告の内、「核密約」即ち「非核三原則に抵触する恐れのある密約」と言うのは、上記①と③と言う事になる。
http://blogs.yahoo.co.jp/tiger1tiger2stiger/32092309.html へ続く
仮に社民党なり民主党なりがこの「密約」を「秘密であった事以外」で問題視したとしても、これは核兵器と直接には関係ないので、「核密約」とは言い難い。
同様の事は上記④についても言える。これこそ「秘密であった事」意外に何を問題視したらよいのか、私にはわからない。何方かご教示願えれば幸いである。
以上からすると、今回報告の内、「核密約」即ち「非核三原則に抵触する恐れのある密約」と言うのは、上記①と③と言う事になる。
http://blogs.yahoo.co.jp/tiger1tiger2stiger/32092309.html へ続く
<注釈>
(*1) で、珍しく反古にされて居ない奴。ほかに反古にされていないのは一体いくつ残っているだろう。
(*2) 「憲法9条」も「専守防衛」も、我が国の行動を規制するのみであり、米軍の行動を規制するものではない。
(*3) あんなマニュフェストを掲げる社民党じゃぁ、わかったもんじゃないが。
社民党を嗤え1 http://blogs.yahoo.co.jp/tiger1tiger2stiger/29729793.html
社民党を嗤え2 http://blogs.yahoo.co.jp/tiger1tiger2stiger/29729803.html
社民党を嗤え3 http://blogs.yahoo.co.jp/tiger1tiger2stiger/29729861.html
社民党を嗤え4 http://blogs.yahoo.co.jp/tiger1tiger2stiger/29769504.html
社民党を嗤え5 http://blogs.yahoo.co.jp/tiger1tiger2stiger/29729882.html
社民党を嗤え6 http://blogs.yahoo.co.jp/tiger1tiger2stiger/29729897.html