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鳩山首相 「長崎知事選の結果は政治とカネが影響」   http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100222-00000516-san-pol
2010.2.22 09:48

このニュースのトピックス:鳩山内閣
 鳩山由紀夫首相は22日朝、長崎知事選で民主党など与党3党の推薦候補が敗れたことについて、「厳しかった。国政の影響があったことは否めない。政治とカネの問題の影響を受けたと言うべきだ。真(しん)摯(し)に受け止める必要がある」と述べ、自身や小沢一郎民主党幹事長をめぐる事件などが影響したとの認識を示した。首相公邸前で記者団に答えた。

 ただ、首相は「景気とカネと2つの理由が指摘される」とも述べ、景気低迷も一因だったと強調。「いま審議している初めての新しい予算が(国会を)通れば、地域の経済を必ず大きくプラスの方向に転じさせることができる」と述べた。
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 つまり今国会の予算が成立さえすれば、景気は忽ち回復し、国民は「政治と金」の話は忘れると、たか括っている訳だ。
 この鳥頭野郎は、国民もまた自分以上の鳥頭だと思っているらしい。
 
 それ即ち、それだけ国民が舐められていると言う事だ。「子供手当て出して、景気が回復すれば、支持率ぐらいすぐに上がる。」と。
 
 無論、見通しの甘さは言うまでもない。
 
 大体、今の予算が国会通過したらいきなり景気が回復するなんて甘すぎる。
 そりゃ前年度の補正予算を可能な限り停止した後だから、相応に勢いの付く可能性はあるにはあるが、超目玉商品である「子供手当て」による景気回復効果は二義的三義的四義的でしかないし、アフガニスタン復興支援に5000億円(単年度ではないが)突っ込んじまおうなんて予算で「忽ち景気が回復する」なんて信じられるのは、鳩山首相ぐらいだろう。
 
 確かに、国民と言うもの、世論と言うものには、軽佻浮薄で移り気なところがあり、時に相当な鳥頭である事も間違いない。
 
 また、「知らぬ間」にお母ちゃんから12億円の「子供手当て」を頂いて脱税し、その脱税額6億円をポンと支払って、「母に金を無心したことはない。」鳩山首相なら、今後は「政治と金」問題を避ける事は可能かも知れない。今度はちゃんとお母ちゃんから贈与してもらい、「贈与税を払えばよい」のだから。
 だが、小沢一郎の方はそうは行かない。
 政治的利益誘導を須らく集票の機会とし、選挙に勝つことを唯一の目的とする小沢一郎の手法は、「政治と金」とは切っても切れない関係にあり、今回は秘書3人の逮捕で終わったとしても、小沢一郎が失脚なり何なりしない限り「次回」は必ずある。そりゃ小沢一郎も馬鹿じゃなかろうから、より巧妙化し、より多くの秘書を犠牲にするよう用心するかも知れないが、「政治と金」の問題になることは、小沢一郎が日本のBig Brother化する以前ならば、必ずある。
 
 問題は「次回」がいつか、或いは「今回」が何時まで影響するかと言うことである。
 「今回」が鳩山首相の期待通り国民の鳥頭よろしきを得てさっさと終わり、「次回」まで間があけば、なるほど景気の動向によっては「支持率回復」も夢ではなかろう。未だ大手マスコミは民主党に対する「慈愛」に満ち溢れているのだから。
 
 逆に国民諸君、少なくとも先回衆院選挙で民主党に一票を投じ、自民・公明両党を政権から追い出し、民主・社民・国民新党による「政権交代」を実現せしめた国民の大半に問おうではないか。
 
 「諸君は、小沢一郎及び鳩山首相の「政治と金」問題を終結させ、景気が回復さえすればそれでよしして、現政権を支持し続けるか?」と。
 
 鳩山首相の、そして恐らくは小沢一郎の期待通りに思考し、行動するか、と。
 
 
 私の答えは言うまでもあるまい。
 
 私の白薔薇は、散らない。
 
 Freiheit in der Hand. 自由を、我が手に。