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容認、否定…二転三転 国債発行でブレまくる鳩山首相 (1/2ページ)
2009.10.15 19:33   http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/091015/plc0910151935025-n1.htm

このニュースのトピックス:鳩山内閣
 赤字国債の発行をめぐり鳩山由紀夫首相の発言が揺れている。5月の民主党代表選時は容認姿勢だったのが、衆院選の最中は「借金を増やさない」と否定。首相就任後は再び容認に転じた。背景には「財源は政権獲得後にどうとでもなる」(党首脳)という見通しの甘さがあるが、政権奪取後は軌道修正に踏み切らざるを得なくなった。ただ、国債を大量に発行すれば「民主党は大嘘(うそ)つきになる」(大阪府の橋下徹知事)という批判は避けられず、首相はジレンマに苦しんでいる。

 平成22年度予算の概算要求基準(シーリング)を締め切った15日。鳩山首相は記者団にこう語った。

 「マニフェスト(政権公約)は国民との契約で極めて重い。ただ、国民がマニフェスト実現よりも、国債をこれ以上発行してはいけないというなら、そういう方向もある」
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 報じられているのは、鳩山首相のジレンマ。大凡為政者たるもの、何らかの施策を決定し執行しなければならないのだから、ジレンマ、トリレンマはあって当たり前で、その中から最善と思われる策を決定、実行するからこそ為政者なのである。それが喩え、新米成り立ての日本国首相であろうとも。

 ましてや鳩山首相は「政権交代」英語で言えば"Change"を旗印にして衆院選挙で記録的大勝を実現した民主党の党首なのであるから、その施策は画期的なものとなることが期待されている。画期的と言うことは前例がないと言うことであり、昨年の予算配分実績にはない施策と言うこと。その分新たな財源なり配分なりが必要になると言うのは当たり前。
 その当たりを鳩山首相ならびに民主党政権は、現行予算の無駄遣いをなくすことで容易に配分できると主張し、それでも麻生首相(当時)との党首討論では散々攻撃されて非道い目に遭っていた・・・・筈だ。(「麻生首相は最後に握手しなかった」などのマスコミ報道の上っ面なでて、酷い目にあったという認識すらない公算大であるが。)
 
 もしも鳩山首相に、政権や財源に対する真剣な憂慮や進歩向上の心が人並みにあるならば、その後の衆院選挙大勝なんぞに浮かれることなく、その現行予算の無駄遣いなくしと新たな政策への財源確保に邁進する筈だ、と思うのだが・・・どうもそうはしていなかったらしい。「大臣に指示を出した。」とは行っていたから、指示を実行するのは大臣の仕事と心得ていたのか。
 
 報じられているジレンマは、マニュフェストに掲げる政策を実施するのには全然足りない現状の財源から、鳩山首相は赤字国債の増発を考えているようだが、赤字国債の増発には国民の反発もあれば、さらには消費税さえ上げずに財源は十分にあると説明していた選挙前の公約にも違反する異なるため、ジレンマに陥り、陥るだけでなく赤字国債増発を容認したり否定したりと「ブレまくっている」そうである。

 民主党のブレは何も赤字国債に始まるものではなく、インド洋上給油活動の継続可否の頃からブレていのではあるが。
 「ブレもしなけりゃ進化もないhttp://blogs.yahoo.co.jp/tiger1tiger2stiger/29192719.html」

 いずれにせよ政権与党であるからには、何らかの決断が鳩山首相及び現政権には求められている。
 
 「国民の声が聞こえたら。」などと無責任な言い訳をしている暇があったら、さっさと決心するが宜しかろう。