1-3 「教育してやれ。」エルンスト・バウアー大尉
いずれにせよ、「Change=政権交代」は既に起こってしまった。
民主党に万全どころかろくな準備があったとさえ私には思われないが、国民は選択し、政権は交代し、間も無く鳩山民主党代表が(※1)首相に就任するという。
つまり、陸海空三自衛隊の最高指揮官に、鳩山民主党代表が就任し、防衛出動の可否を含めた決定権を握る事になる訳だ(※2)。
「友愛外交」を掲げ、靖国神社一つ参拝しないどころか閣僚の参拝まで禁じる自衛隊最高指揮官の誕生とあいなる。(※3)
如何なる者が日本国首相になろうと(※4)、日本を守る自衛隊の任務に変わりがあるわけではないが、外国に阿って戦死者に敬意を表する事さえ憚る最高指揮官に、部下であり首相に統率されるべき陸海空三自衛隊が進んで命に従うものかどうか、鳩山氏にはじっくり考えて見る事をお勧めする。
まあ、期待は出来ないだろうが。
「自衛隊縮小」はまだしも「平和憲法を世界へ」なんて寝言を目覚めたまま公言している(※5)社民党と連立政権を組むとなれば、なおさらだ。
民主党に万全どころかろくな準備があったとさえ私には思われないが、国民は選択し、政権は交代し、間も無く鳩山民主党代表が(※1)首相に就任するという。
つまり、陸海空三自衛隊の最高指揮官に、鳩山民主党代表が就任し、防衛出動の可否を含めた決定権を握る事になる訳だ(※2)。
「友愛外交」を掲げ、靖国神社一つ参拝しないどころか閣僚の参拝まで禁じる自衛隊最高指揮官の誕生とあいなる。(※3)
如何なる者が日本国首相になろうと(※4)、日本を守る自衛隊の任務に変わりがあるわけではないが、外国に阿って戦死者に敬意を表する事さえ憚る最高指揮官に、部下であり首相に統率されるべき陸海空三自衛隊が進んで命に従うものかどうか、鳩山氏にはじっくり考えて見る事をお勧めする。
まあ、期待は出来ないだろうが。
「自衛隊縮小」はまだしも「平和憲法を世界へ」なんて寝言を目覚めたまま公言している(※5)社民党と連立政権を組むとなれば、なおさらだ。
だが、そうは言っても今や民主党は(それを言うなら、社民党も・・・)政権与党だ。党首が首相になり、内閣を組織し、その内閣に恐らく社民党員(※6)入閣して行政の長となる事になっている。
ああ、国民諸君。諸君の選択によって、だ。
なるほど、「変化」であり、「変革」かも知れない。「歴史の節目」と呼ぶのにも、異存はない。
しかしそれは、果たして望ましい方向の変化か?
もしも望ましくないのならば、そのことを民主「お試し」政権に伝え、改善ないし「改革の改革」を実行させるのもまた、「国民の選択」である。尤もその伝達は、直接的には選挙に依るのであるから、普通に衆院解散総選挙や内閣不信任案可決がなければ、次の衆院選挙は4年後と言うことになる。
間接的には新聞なり民主党なり適当な機関に投書するなり、論文を発表するなり、或いはこのようにブログやホームページに意見を公開するなり、方法はある。
そうでなくても今や政権与党である民主党(と連立する社民党・・・・ついでに国民新党も)は国民及び野党(※7)の厳しい審判の目に曝され、鍛えられなければならない。
「教育してやれ。」
ああ、国民諸君。諸君の選択によって、だ。
なるほど、「変化」であり、「変革」かも知れない。「歴史の節目」と呼ぶのにも、異存はない。
しかしそれは、果たして望ましい方向の変化か?
もしも望ましくないのならば、そのことを民主「お試し」政権に伝え、改善ないし「改革の改革」を実行させるのもまた、「国民の選択」である。尤もその伝達は、直接的には選挙に依るのであるから、普通に衆院解散総選挙や内閣不信任案可決がなければ、次の衆院選挙は4年後と言うことになる。
間接的には新聞なり民主党なり適当な機関に投書するなり、論文を発表するなり、或いはこのようにブログやホームページに意見を公開するなり、方法はある。
そうでなくても今や政権与党である民主党(と連立する社民党・・・・ついでに国民新党も)は国民及び野党(※7)の厳しい審判の目に曝され、鍛えられなければならない。
「教育してやれ。」
<注釈>
(※1)小沢代表代行ではなく。一応。
(※2)そりゃ、合衆国大統領に就任し、核ミサイルの発射ボタンを握るよりは、大分増しかも知れないが。
(※3)鳩山「首相」がはじめてではないが。村山富市だって、首相=三軍最高指揮官だったのだから。
(※4)それが一寸前まで自衛隊違憲論を唱えていた社民党の党首であろうとも。
(※5)公言も公言、INDEXならぬマニュフェストに明記している。つまり私に言わせれば、「狂人」と言うことだ。
大体「平和憲法を世界へ」輸出する方法なんて、我が国が米国になされたような武力占領による強制以外に一体何かあるのだろうか?「平和憲法」が利益になる、得であると言う国は、勝手に「輸入」するであろうし、社民党なり日本政府なりが何か言ったがために説得されて「平和憲法」を導入する国なんて、一体どういう状況を想定しているのか、私には想像を絶する。
「武力占領」と言う時点で憲法9条違反であろうし、全く訳がわからない。文句があるならまず北朝鮮に憲法9条を輸出して見せるが宜しかろう。
(※6)と言う事は、あの福島女史が入閣という公算大だ。防衛大臣にでもなった日には、悲劇通り越して喜劇だな。
(※7)本来ならばマスコミも、だが。民主党に対しては、今のところマスコミからの「批判の目」は全く当てにならない。
まあ、明日はわからないがね。ホリエモンの例もあるし。
(※1)小沢代表代行ではなく。一応。
(※2)そりゃ、合衆国大統領に就任し、核ミサイルの発射ボタンを握るよりは、大分増しかも知れないが。
(※3)鳩山「首相」がはじめてではないが。村山富市だって、首相=三軍最高指揮官だったのだから。
(※4)それが一寸前まで自衛隊違憲論を唱えていた社民党の党首であろうとも。
(※5)公言も公言、INDEXならぬマニュフェストに明記している。つまり私に言わせれば、「狂人」と言うことだ。
大体「平和憲法を世界へ」輸出する方法なんて、我が国が米国になされたような武力占領による強制以外に一体何かあるのだろうか?「平和憲法」が利益になる、得であると言う国は、勝手に「輸入」するであろうし、社民党なり日本政府なりが何か言ったがために説得されて「平和憲法」を導入する国なんて、一体どういう状況を想定しているのか、私には想像を絶する。
「武力占領」と言う時点で憲法9条違反であろうし、全く訳がわからない。文句があるならまず北朝鮮に憲法9条を輸出して見せるが宜しかろう。
(※6)と言う事は、あの福島女史が入閣という公算大だ。防衛大臣にでもなった日には、悲劇通り越して喜劇だな。
(※7)本来ならばマスコミも、だが。民主党に対しては、今のところマスコミからの「批判の目」は全く当てにならない。
まあ、明日はわからないがね。ホリエモンの例もあるし。
1-4 「我々は歩き続ける。だが、永遠に歩き続ける心算はない。」ジャンシ
「禍福は糾える縄の如し。」と言う。学ぶ気持ち、省みる心さえあれば、最悪の事態からでも教訓或いは明日への希望は引き出せるものである。
「民主党衆院で300議席以上・政権獲得」且つ「民主・社民・国民の三党連立政権で、衆院の2/3まで後僅か」と言う今回の事態に対しても、希望の種は無いではない。
その希望の種の一つは与党経験豊富な自民党が野党第一党となり、政権与党である民主・社民・国民を追及する立場になった事だ。即ち私が以前から主張していた「確かな野党=国家に忠良なる野党」がついに誕生したわけである。無論、「明日の内閣」担当能力も十二分に(※1)ある野党が。
残念ながら(※2)麻生首相は今回の敗戦の責を負い、自民党党首を辞任するそうであるから、自民党の本格再生は、自民総裁選挙の後、新党首の下でと言う事になろう。衆院議席数を半減どころか1/3に減らしてしまった寡兵ではあるが、選挙前の民主党と大差ない兵力は(※3)残しているし、落選した方が日本のため自民党のためという人もいないでは無かろうから、悲観的になるばかりが能ではない。
無論、政権与党、なかんずく半永久的政権与党という「箍」が外れてしまった自民党が、そのまま自壊してしまうという状況も想定できる。
が、ここは自民の頑張りどころだ。
日本に二大政党制が定着するとしたら、少なくとも当面の間、その一方の雄は長い事政権与党の座にあった自民党であるのが普通であろうし、もう片方の大政党(※4)と切磋琢磨する意味でも望ましい事でもあろう。
従って、自民党としては、今回の敗戦を教訓とはしても臆することなく、臥薪嘗胆して捲土重来を期すべきであろうし、それは充分に可能であると推定する。
「民主党衆院で300議席以上・政権獲得」且つ「民主・社民・国民の三党連立政権で、衆院の2/3まで後僅か」と言う今回の事態に対しても、希望の種は無いではない。
その希望の種の一つは与党経験豊富な自民党が野党第一党となり、政権与党である民主・社民・国民を追及する立場になった事だ。即ち私が以前から主張していた「確かな野党=国家に忠良なる野党」がついに誕生したわけである。無論、「明日の内閣」担当能力も十二分に(※1)ある野党が。
残念ながら(※2)麻生首相は今回の敗戦の責を負い、自民党党首を辞任するそうであるから、自民党の本格再生は、自民総裁選挙の後、新党首の下でと言う事になろう。衆院議席数を半減どころか1/3に減らしてしまった寡兵ではあるが、選挙前の民主党と大差ない兵力は(※3)残しているし、落選した方が日本のため自民党のためという人もいないでは無かろうから、悲観的になるばかりが能ではない。
無論、政権与党、なかんずく半永久的政権与党という「箍」が外れてしまった自民党が、そのまま自壊してしまうという状況も想定できる。
が、ここは自民の頑張りどころだ。
日本に二大政党制が定着するとしたら、少なくとも当面の間、その一方の雄は長い事政権与党の座にあった自民党であるのが普通であろうし、もう片方の大政党(※4)と切磋琢磨する意味でも望ましい事でもあろう。
従って、自民党としては、今回の敗戦を教訓とはしても臆することなく、臥薪嘗胆して捲土重来を期すべきであろうし、それは充分に可能であると推定する。
一方、我々国民(※5)としても凡そ二通りの選択があるように思われる。
一つには上述の通り自民党の捲土重来を支援し、再政権交代を支援する方法である。民主党が今掲げているマニュフェストやINDEX2009をそのまま実現しようとするならば、とるべき道はこれしかなく、それも可及的速やかに実現すべく全力を傾けるべきであると、私は断言する。(理由は選挙前に縷々述べてきた通りだ。)
一つには上述の通り自民党の捲土重来を支援し、再政権交代を支援する方法である。民主党が今掲げているマニュフェストやINDEX2009をそのまま実現しようとするならば、とるべき道はこれしかなく、それも可及的速やかに実現すべく全力を傾けるべきであると、私は断言する。(理由は選挙前に縷々述べてきた通りだ。)
もう一つは民主党の成長=政権与党としての現実路線への転換に期待する方法である。その可能性が無い事は無いと言いたいところではある。民主党のためにも、日本のためにも、民主党が明日の「確かな野党=国家に忠良なる野党」となることは歓迎すべき事ではある。従ってこの方策を進めることも、少なくともバックアッププラン(※6)として意味があるし、「現実的」でもある。
問題は今回の選挙で大勝し、絶対安定多数まで単独で確保してしまった民主党に、果たしてそういう現実的な転換、成長を実現できるか、実現する気があるか、と言うことだろう。
動機付けとしては前者の方が強く、実現への道のりと言う意味では少なくとも時間的には後者の方が近道ではある。
私としては前者を強力に推し進めつつ、後者を助攻として実施することをお勧めしたいが、如何であろうか。
いずれにせよ、打つ手はある。
Dum Spiro Spero. 生ある限り、希望はある。
今回の衆院選の結果、「国民の審判」は下り、民主大勝・自民惨敗と言う結果になった。私としてはその審判結果に大いに異議があ理、かような審判を下した日本国民に対し、失望したこと甚だしい。
だが、絶望はしない。
上述の通り、打つ手はあり、我に生ある限り、絶望するいわれはない。
国民よ、我は失望すれども、絶望せず。
問題は今回の選挙で大勝し、絶対安定多数まで単独で確保してしまった民主党に、果たしてそういう現実的な転換、成長を実現できるか、実現する気があるか、と言うことだろう。
動機付けとしては前者の方が強く、実現への道のりと言う意味では少なくとも時間的には後者の方が近道ではある。
私としては前者を強力に推し進めつつ、後者を助攻として実施することをお勧めしたいが、如何であろうか。
いずれにせよ、打つ手はある。
Dum Spiro Spero. 生ある限り、希望はある。
今回の衆院選の結果、「国民の審判」は下り、民主大勝・自民惨敗と言う結果になった。私としてはその審判結果に大いに異議があ理、かような審判を下した日本国民に対し、失望したこと甚だしい。
だが、絶望はしない。
上述の通り、打つ手はあり、我に生ある限り、絶望するいわれはない。
国民よ、我は失望すれども、絶望せず。
<注釈>
(※1)今現在の民主党以上に。
(※2)失点もあったが、外交という点ではほぼ合格点をつけて良い首相だった。今回の選挙を通じても、主張がはっきりしていたし、その主張はおおむね共鳴できるものだった。「Change!政権交代」と風に乗っかる民主党と、「日本を考える夏にして下さい。」自民党では、土台重みからして違っていた。
何だって8月15日に靖国に行かず、田母神空幕長を更迭してしまったのか、今でも悔やまれる。
(※3)参院を牛耳っていない分は辛いが。
(※4)それがいまや民主党になっているわけだが、私は全然納得していない。まず民主党がまともに安全保障策を出し、北朝鮮への断固たる処置を取ってからだ。
(※5)の内、現状では少数は、かな。
(※6)私としては、コンティンジェンシープランに近い気もするのだが。それが、今眼前にある事態であるとは言え。
(※1)今現在の民主党以上に。
(※2)失点もあったが、外交という点ではほぼ合格点をつけて良い首相だった。今回の選挙を通じても、主張がはっきりしていたし、その主張はおおむね共鳴できるものだった。「Change!政権交代」と風に乗っかる民主党と、「日本を考える夏にして下さい。」自民党では、土台重みからして違っていた。
何だって8月15日に靖国に行かず、田母神空幕長を更迭してしまったのか、今でも悔やまれる。
(※3)参院を牛耳っていない分は辛いが。
(※4)それがいまや民主党になっているわけだが、私は全然納得していない。まず民主党がまともに安全保障策を出し、北朝鮮への断固たる処置を取ってからだ。
(※5)の内、現状では少数は、かな。
(※6)私としては、コンティンジェンシープランに近い気もするのだが。それが、今眼前にある事態であるとは言え。