報じられているのは海賊対処法が漸く可決したという記事。  にほんブログ村
 「ソマリア沖で活動する自衛隊の護衛対象に外国船舶も含めることなどを盛り込んだ」この法案が可決されることで漸くソマリア沖に派遣されている海上自衛隊の艦艇並びに航空機はまともに護衛活動が出来るようになる。今までは日本の船舶であるピースボートを護衛することは出来ても、海賊に襲撃されて無線で救援を呼ぶ外国船に対し「ヘリコプターを派遣して、ただ飛び回らせるだけ(武力行使は威嚇も含めて出来ない)」と言う状況に置かれていた。
 
 それでも直接護衛対象である(くどいようだが、ピースボートを含めた)日本船のみならず、外国船に対しても法規ギリギリまで何とかしようという、現場自衛官の苦労のほどと成果は、報道からも漏れてきているところだった。
 
 これで漸く、まともに護衛活動が出来る。
 海上自衛隊将兵諸子には、まことにご苦労なことではあるけれど、引き続き任務に邁進されたい。
 
 まあ、私なんかがこんな弱小ブログに激励の言葉なんか書きつづらなくても、自衛隊諸官が任務に邁進することには、微塵の疑いもないのだが。
 (いや、微塵ぐらいはあるか。)
 
 それにつけても、
 またもや「衆院の2/3」を以っての再可決である。参院を「野党」民主党が牛耳って、政権交代の役にたたなさそうな法案は全て拒否するか、いたずらに引き延ばしてばかり居るから、まともな法案は「衆院の2/3」でなきゃ成立しやしない。
 
 まともに通ったのは、北朝鮮の非難決議ぐらいではないか。
 
 諸兄ご承知の通り、次回選挙では民主党が「政権奪取」するものと目されている。
 そこまで行かずとも「自民・公明会わせて衆院の2/3を占める」今の「ねじれ国会」は「解消」されてしまう可能性は間違いないとまでされている。
 
 国民諸君は、それで良いのか?
 
 成る程、ガソリンは「ねじれ国会」のお陰で一時的に安くなった。民主党は党首討論で「消費税を4年間値上げしない。」と明言した。
 だがしかし、インド洋での洋上補給法延長を頑なに拒否し、今またソマリア沖の派遣部隊の任務遂行を危機に陥れかねない状態をあくまで放置し続けようと「政権交代という党利党略のために為す」政党を、政権与党にしてしまって、平気でいられるのか?
 
 折しも、「百年医に一度の経済的危機」と「北朝鮮による2度の核実験と弾道ミサイル発射実験」と、「中国の止まらぬ軍拡と空母建造宣言」を目の当たりにしてもか。
 
 鳩山「首相」というのは、1代限りの社民党党首首相・村山富市以上の悪夢になりうると、私は考える。
 
 選ぶのは、選択するのは、国民諸君だ。