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 報じられているのは相変わらず米国務長官をやっているヒラリー・クリントン元合衆国大統領候補(のなり損ない)の講演。講演ったって「へたすりゃ合衆国大統領になってしまったかも知れない現国務長官」の大学(女子大だけど)講演だから、それなりに格式はありそうだ。

 格式ありそうなんだが言っていることは・・・・
「北朝鮮に拘束されている米国人女性ジャーナリスト2人の解放をインターネットを使って訴えるよう呼びかけた。」
と言うのだから、力が抜けるったらありゃしない。

 「この事実ををわれわれはまったく受け入れられないということを北朝鮮に知らしめましょう」と力んだ処で、中国でさえ検閲をかけているインターネットが、北朝鮮でどれほど通用するモノか、飢えている国民の一体何割がアメリカなり他の外国のホームページを閲覧し、さらにはその言葉を読めるのやら。

 もっと言えば、仮に読めて、書かれていることを理解したとして、一体何を北朝鮮に期待しているのだ?

 金将軍をはじめとした北朝鮮首脳部が、「アメリカの世論」を恐れるのか?
 そりゃまあ、アメリカ政府の足引っ張るような世論よりは、ましかも知れないが。

 拘束された女性記者に同情した北朝鮮国民が、金ちゃんの首チョン切って革命でも起こすのか?それぐらいなら多数の韓国同胞を拉致拘束し続けている今までに、既に革命を起こしているはずではないか。(残念ながら半島のことだから、拉致日本人に同情して革命は起こさないだろう。)

 韓国の政治団体が実施しているように、風船にビラ乗せてばらまいた方が、まだ有効ではないか。

 第一、アメリカ合衆国の国務長官ともあろうモノなら、他にもいくらも手があろうが。
 「軍事力=ハードパワーばかりでなく、外交力=ソフトパワーも組み合わせたスマートパワー」はヒラリー国務長官のキャッチコピーだが、こんな方法が、「独創的」かつ多角的アプローチであることは認めるが、北朝鮮に対して有効とは全く思えない。
 
 そんなことだから北朝鮮に舐められるのではないか?
 「特殊部隊による救出も検討する。」ぐらいのことは言っても、罰は当たるまいに。

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