報じられているのは肉食恐竜の化石がベネズエラの国立歴史博物館に展示されると言う、一見何の変哲もない記事。 にほんブログ村
ところがその記事の中程に曰く
「この肉食竜は約1万1000年前に生息し」とある。
改めて言うまでもないが、今年が西暦2009年・皇紀で2669年であるから「約1万1000年前」は紀元前約9000年である。古代エジプトやピラミッドよりも遙かに先輩(それでも高々倍ぐらいしか先輩ではない。)だが、人類はとうの昔にこの地上に発生している筈だ。
この恐竜は、人類と同時代を生きていた事になる。
「『肉食竜』というのは肉食性のトカゲのことで、恐竜というのは大袈裟だ。」と言う解釈も考えられるが、「高さ3m、体長7m」と同記事が報じる大きさは、現存する最大の大トカゲ・コモドオオトカゲの2倍以上の大きさと、何より同じ記事に「肉食恐竜、学名アンガトゥラマ・リマイ(Angaturama limai) 」と明記されている。
改めて言うまでもないが、今年が西暦2009年・皇紀で2669年であるから「約1万1000年前」は紀元前約9000年である。古代エジプトやピラミッドよりも遙かに先輩(それでも高々倍ぐらいしか先輩ではない。)だが、人類はとうの昔にこの地上に発生している筈だ。
この恐竜は、人類と同時代を生きていた事になる。
「『肉食竜』というのは肉食性のトカゲのことで、恐竜というのは大袈裟だ。」と言う解釈も考えられるが、「高さ3m、体長7m」と同記事が報じる大きさは、現存する最大の大トカゲ・コモドオオトカゲの2倍以上の大きさと、何より同じ記事に「肉食恐竜、学名アンガトゥラマ・リマイ(Angaturama limai) 」と明記されている。
一方で恐竜が白亜紀末期に絶滅したというのも有名な話。この話が学説としていささか古い可能性はあるが、白亜紀というと1億4000万年前から6500万年前までを指すそうだから、このベネズエラに展示される恐竜についてわたしが考えられる解釈は以下の通りだ。
(1)地球上の大半の恐竜は白亜紀末期に絶滅したが、この発掘された恐竜は絶滅を免れてSF小説「失われた世界」のごとく局地的に生き延び、少なくとも1万1000年前までは生息していた。
もしそうならば、この恐竜の化石の発見は「失われた世界」の発見に他ならず、その発見自体は大スクープの筈だが・・・報じられなかったのか、私が知らないだけか。
もしそうならば、この恐竜の化石の発見は「失われた世界」の発見に他ならず、その発見自体は大スクープの筈だが・・・報じられなかったのか、私が知らないだけか。
(2)「肉食恐竜」と言うのは誤記または誤訳で、実体は(コモドドラゴンの倍の体格があるが)恐竜ではなく、大トカゲの化石である。
(3)「1万1000年前」と言うのが(たとえば1億1000万年前の)誤記または誤訳である。
言うまでもないが、番号が大きいほど、この記事は面白くなくなる。
特に(3)は、報道元のAFP通信にとってはスキャンダルにもなりかねない誤報であろう。
如何に、AFP通信?