報じられているのは産経新聞からの転載。つまり「AFP通信としては裏は取っていません。」と言う、確度乙の報道というわけだ。
 曰く、北朝鮮が「人工衛星打ち上げ」と称して長距離弾道弾の発射実証試験と併行して「中・短距離弾道ミサイルを平壌(Pyongyang)東部の元山(Wonsan)から試験発射する準備を進めている。」と言うもの。

 AFPが確度乙と判定した情報を、確度甲に引き上げるほどの情報を私は持っていないが、北朝鮮が長距離弾道弾の他に中・短距離弾道弾の発射準備を進めているならば、それは連射または同時発射の訓練もしくはそれによる我が国及びアメリカの対弾道弾防衛の混乱を狙ったものと考えられる。
 
 であるならば、
 今回北朝鮮が発射しようとしているものは、人工衛星ではあり得ない。人工衛星の打ち上げならば、連写の訓練も、対弾道防衛の混乱も、不必要なはずだから。

 「貴様の技は全て見切った!」と、決め台詞の一つも吐きたくなるな。