報じられているのは、中国に於ける豚肉の違法化学物質汚染。
 中国と言えば、メタミドホス入りの餃子にメラミン配合(※1)の粉ミルクなど、危険な偽物食品の宝庫であるが、今回は豚肉にクレンブテロールが入っていたそうだ。
 クレンブテロールなる薬は、機関誌を広げて呼吸を楽にする薬として、喘息薬に使われるか、筋肉増強剤としても使われ、ドーピング検査の対象にもなると言うから、適量を使えば薬にもなるものなのだろう。報じられているとおり、薬品として豚に投与される分には、法律違反にはなら無いそうだ。
 
 が、「脂肪を減らして赤身を鮮やかにする赤身薬」として豚肉に配合されると、そりゃ法律違反になるのは報じられている通りだが、なにしろ健康に悪いのは明らかだろう。
 
 報じられているところでは「汚染されたブタの内臓を食べた少なくとも70人が、胃痛や下痢など食中毒の症状を発症していることが分かった。このうち3人は、現在も入院中だという。」が、中華人民共和国国営英字新聞の報道と会っては、そのまま鵜呑みにするわけには行かない。報じられている数字に「(以上)」を付けたタイトルとしたのは、「中国国営英字新聞が、多めの数字を報じる訳がない。」と断じた故だ。死者が出ていても、報じない可能性だって十分にある。
 
 さて、そんな毒入り豚肉を、いくら「赤身肉で高く売れる」とは言え作って売ったところで、信用のある商売は出来ないから、息の長い商売は出来ない堕漏斗普通の日本人なら考えるところだが、大陸の支那人は「毒入り豚肉作るだけ作って大儲けしたら雲隠れ」しようとしているものと見える。
 
 「文化の違い」と言えなくもない。
 が、其れではまともにおつき合いは致しかねる。
 商売としても、友人としても、だ。
 
 まあ、中華思想の本家本元御本尊とあっては、まともに「つきあえる」と思うべくもないが。


<注釈>
(※1)品質をごまかすために意図して入れられのだから、「混入」だの「汚染」だのと言うべきではない。