報じられているのは中国の国防白書。中国の軍拡を「純粋に防衛的」と抜かしているのはいつものことで300万の陸軍(は、近代化のために減らしたのだっけ)とICBMまで備えて原潜を持ち、今また空母さえ持とうとしている国の言いぐさとはとても思えないが、そんな嘘を兵器で堂々とまくし立ててしまうところが中国の中国たる所以だから、まあ我慢しよう。
注目すべきなのは、その中国が「安全保障上の脅威」としているのが、台湾、チベット、新疆ウイグルの分離独立派だとしている点だ。
中華民国・自由中国・台湾の「分離独立派」と言っても中華民国は現状完全な独立国。分離も独立も果すでに果たしているのだから、「分離独立派が脅威」と言ったって始まらないだろうと私なんかは思うが、この中華民国併合を建国以来の宿願としている中華人民共和国だから、「機会あれば併合できるのに、それをさせない分離独立派はけしからん。」と言う意味だろう。誠にけしからん話ではあるが、まあ、いつもの事だ。
注目に値するのは、ダライ・ラマの故郷チベットと新疆ウイグルの分離独立派まで槍玉に挙げている点。いくら昨年暴動が起きたとて、チベットや新疆ウイグルの分離独立したとて「物博広大」な中国大陸の、お世辞にも肥沃とは言い難い一部に過ぎず、それが大・中華人民共和国の脅威とは、にわかには信じがたい。
考えられることは、私には二つある。
一つは、昨年の来た暴動やダライ・ラマ等をネタにして、この両地域の分離独立を脅威と言い立て、中国人民解放軍軍拡の口実としていると言う考え方。
もう一つは、本当にこの両地域の脅威が、中華人民共和国の屋台骨を揺るがしかねないと、中国は考えていると言う可能性。
先述の通り、両地域とも締めているのは中国の一部すぎないが・・・その分離独立が「五十六族共和」の中国全土に波及した場合、百万単位の陸軍も虚しく、中華人民共和国が四分五裂する事を中国共産党政府が真剣に畏れているという可能性。
前者の口実とするには、チベットまで持ち出すことはないような気もする。
すると、後者だろうか。
個人的には、後者の方が望ましく思われる。
That is the too big country.
[[img(http://www.tokyovalley.com/yahoo_blog/article/article.php,1,1, )]]
注目すべきなのは、その中国が「安全保障上の脅威」としているのが、台湾、チベット、新疆ウイグルの分離独立派だとしている点だ。
中華民国・自由中国・台湾の「分離独立派」と言っても中華民国は現状完全な独立国。分離も独立も果すでに果たしているのだから、「分離独立派が脅威」と言ったって始まらないだろうと私なんかは思うが、この中華民国併合を建国以来の宿願としている中華人民共和国だから、「機会あれば併合できるのに、それをさせない分離独立派はけしからん。」と言う意味だろう。誠にけしからん話ではあるが、まあ、いつもの事だ。
注目に値するのは、ダライ・ラマの故郷チベットと新疆ウイグルの分離独立派まで槍玉に挙げている点。いくら昨年暴動が起きたとて、チベットや新疆ウイグルの分離独立したとて「物博広大」な中国大陸の、お世辞にも肥沃とは言い難い一部に過ぎず、それが大・中華人民共和国の脅威とは、にわかには信じがたい。
考えられることは、私には二つある。
一つは、昨年の来た暴動やダライ・ラマ等をネタにして、この両地域の分離独立を脅威と言い立て、中国人民解放軍軍拡の口実としていると言う考え方。
もう一つは、本当にこの両地域の脅威が、中華人民共和国の屋台骨を揺るがしかねないと、中国は考えていると言う可能性。
先述の通り、両地域とも締めているのは中国の一部すぎないが・・・その分離独立が「五十六族共和」の中国全土に波及した場合、百万単位の陸軍も虚しく、中華人民共和国が四分五裂する事を中国共産党政府が真剣に畏れているという可能性。
前者の口実とするには、チベットまで持ち出すことはないような気もする。
すると、後者だろうか。
個人的には、後者の方が望ましく思われる。
That is the too big country.
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