報じらえているのは新華社電。「2008年には中国沿岸部の83%で水質汚染が発生した」「中国沿岸部では08年に赤潮が68回発生した。」と言うから、北京オリンピックの「青い空」の陰で沿岸部は赤潮をくらっていた事になる。まあ、北京は内陸の都市。その北京周辺の工場を強制疎開させたり操業停止させたりしたのだから、そのしわ寄せが沿岸部に行ったのかと思いきや、原因は「未処理下水や農業用水の流出」だと新華社は報じている。
言い換えると、「工場からの排水でも下水処理していれば昨年発生拡大した赤潮の原因ではない。」都新華社は行っている事になる。
無論、「中国共産党の喉舌」である新華社の言うこと。中国共産党の公式見解と言うことではあるが、それだけに、真理省のスローガン並にしか信用できない。
明らかなのは、その「中国共産党の喉舌(宣伝機関)」を以ってしても、覆い隠しようのない水質汚染の広がりである。それも今回発表されたのは、外洋に通じる沿岸部のみ。内陸の方がどうなっているかは想像に任されている。
内陸の河川湖沼では、赤潮は発生しないかも知れないが、問題がないわけでは無かろう。
さらに付け加えれば、これら水質汚染は、利用できる水がそれだけ減っていると言うこと。実質的な水不足を意味する。
水不足は往々にして農業生産を直撃し、食糧不足を招く。
無論今の中国は相当な外貨準備があるから、輸入で相当凌げる筈だが、それは輸入と国内配分がある程度上手くいっての話だ。
上手くいかなかった場合、食糧不足は飢饉に発展し、社会不安や暴動の原因となる。
それでも、かつての天安門広場が全国的に拡大再演され、中国人民解放軍が「治安出動」している分には対岸の火事とも言えるのだが、最大の懸念はそれが対外戦争に転化した場合だ。
即ち、国内の社会不安を対外問題にすり替えるべく、対外「愛国」戦争を、中国が引き起こす事態に我々は備えなければならない。
Parabellum 戦いに備えよ
言い換えると、「工場からの排水でも下水処理していれば昨年発生拡大した赤潮の原因ではない。」都新華社は行っている事になる。
無論、「中国共産党の喉舌」である新華社の言うこと。中国共産党の公式見解と言うことではあるが、それだけに、真理省のスローガン並にしか信用できない。
明らかなのは、その「中国共産党の喉舌(宣伝機関)」を以ってしても、覆い隠しようのない水質汚染の広がりである。それも今回発表されたのは、外洋に通じる沿岸部のみ。内陸の方がどうなっているかは想像に任されている。
内陸の河川湖沼では、赤潮は発生しないかも知れないが、問題がないわけでは無かろう。
さらに付け加えれば、これら水質汚染は、利用できる水がそれだけ減っていると言うこと。実質的な水不足を意味する。
水不足は往々にして農業生産を直撃し、食糧不足を招く。
無論今の中国は相当な外貨準備があるから、輸入で相当凌げる筈だが、それは輸入と国内配分がある程度上手くいっての話だ。
上手くいかなかった場合、食糧不足は飢饉に発展し、社会不安や暴動の原因となる。
それでも、かつての天安門広場が全国的に拡大再演され、中国人民解放軍が「治安出動」している分には対岸の火事とも言えるのだが、最大の懸念はそれが対外戦争に転化した場合だ。
即ち、国内の社会不安を対外問題にすり替えるべく、対外「愛国」戦争を、中国が引き起こす事態に我々は備えなければならない。
Parabellum 戦いに備えよ