報じられているのは、北朝鮮の外務省報道官が「北朝鮮と米国の外交関係が正常化したとしても、米国がわれわれにとって核の脅威である限り、核武装国の立場をいささかも変えるつもりはない」と述べたと言うもの。
 つまり、この前冷却塔を壊して見せたのなんかただのデモンストレーションで、今後も核兵器を保有し続けるという宣言。
 6カ国協議だの、核無力化の検証だの、全く歯牙にもかけないと言う事を言明した訳だ。

 予想されたことではあるが・・・・
 米国は直ちに北朝鮮のテロ支援国家再指定を実施すべきだろう。それを避ける理由は、この外務省報道官の宣言でなくなった。
 もちろん、6カ国協議は解散するしかあるまい。その無効性がかくも明らかになったのだから。
 
 イスラエルが極東にないのは北朝鮮にとって幸いだろう。あれば今頃、核施設は瓦礫の山だ。
 
 無論、我が国なり、アメリカなり(ひょっとすると韓国なり)が、イスラエルの役割を果たすと言う選択肢もある。
 我が国にとっては、能力的に苦しい選択ではあるが・・・