報じられているのは、刑事コロンボ役で有名な俳優ピーター・フォーク氏がアルツハイマー症を患っているというもの。81歳という高齢では無理からぬ所かも知れないが・・・
あまりにも有名な刑事コロンボは、「視聴者には先に犯人が分かっていて、いかに刑事コロンボがその犯人を追いつめるか」と言う逆転の発想で制作されたミステリテレビ番組の大傑作である。ひょっとすると、アメリカテレビミステリの最高峰と言っても良いかも知れない。
その最高峰を築き上げたのが、優れた脚本や演出もさることながら「ボサボサ頭によれよれレインコート、しけた葉巻とオンボロ車」と言う強烈な個性を放つ「刑事コロンボ」と言うキャラクターと、見事にそれを演じたピーター・フォークという大俳優だろう。
ついでと言っては何だが、日本語放送では上記に加えて小池浅雄の声という絶妙な薬味が利く。
何しろ大傑作だったので、散々パロディのネタにもされたし、小池朝雄の声も大いに真似されたが、やはり本人には適わない。と言うのも、私の中では「刑事コロンボ」と言うキャラクターは、ピーター・フォークの容姿と小池朝雄の声で初めて成り立っていて、他の声ではたとえピーター・フォーク当人の声でも受け付けないのだ。
DVDには日本語の吹き替えの他に英語のオリジナル音声も入っているのだが、どうしてもオリジナルの法ではノレない。それはまあ、私の英語能力の性だとしても・・・DVDはかつてのテレビ版よりも長いらしく、小池朝雄の音声がない部分がある。その部分はよく似た声の人が吹き変えているのだが、私の耳というか脳が受け付けない。
「そこはそんな間じゃなくてこうなる。」「そこはこういう言い回しになる。」と、頭の中で「仮想・小池朝雄音声」に変換しながらでないと見られない。
その小池朝雄も故人となってすでに久しい。
「新・刑事コロンボ」シリーズが小池朝雄ではない声になっているのはそのためだし、脚本・シナリオのレベル低下は目を覆わんばかりであるのと相まって、私は「新・刑事コロンボ」はテレビ放映時に見たきり。ビデオさえ録っていない。
それでも、ピーター・フォークのライフワークのように、細々と刑事コロンボは続いていると聞いていたのだが・・・かような仕儀になったとは。
「刑事コロンボ」=ピーター・フォーク氏の健康と、その魂に平安あらん事を祈る。
あまりにも有名な刑事コロンボは、「視聴者には先に犯人が分かっていて、いかに刑事コロンボがその犯人を追いつめるか」と言う逆転の発想で制作されたミステリテレビ番組の大傑作である。ひょっとすると、アメリカテレビミステリの最高峰と言っても良いかも知れない。
その最高峰を築き上げたのが、優れた脚本や演出もさることながら「ボサボサ頭によれよれレインコート、しけた葉巻とオンボロ車」と言う強烈な個性を放つ「刑事コロンボ」と言うキャラクターと、見事にそれを演じたピーター・フォークという大俳優だろう。
ついでと言っては何だが、日本語放送では上記に加えて小池浅雄の声という絶妙な薬味が利く。
何しろ大傑作だったので、散々パロディのネタにもされたし、小池朝雄の声も大いに真似されたが、やはり本人には適わない。と言うのも、私の中では「刑事コロンボ」と言うキャラクターは、ピーター・フォークの容姿と小池朝雄の声で初めて成り立っていて、他の声ではたとえピーター・フォーク当人の声でも受け付けないのだ。
DVDには日本語の吹き替えの他に英語のオリジナル音声も入っているのだが、どうしてもオリジナルの法ではノレない。それはまあ、私の英語能力の性だとしても・・・DVDはかつてのテレビ版よりも長いらしく、小池朝雄の音声がない部分がある。その部分はよく似た声の人が吹き変えているのだが、私の耳というか脳が受け付けない。
「そこはそんな間じゃなくてこうなる。」「そこはこういう言い回しになる。」と、頭の中で「仮想・小池朝雄音声」に変換しながらでないと見られない。
その小池朝雄も故人となってすでに久しい。
「新・刑事コロンボ」シリーズが小池朝雄ではない声になっているのはそのためだし、脚本・シナリオのレベル低下は目を覆わんばかりであるのと相まって、私は「新・刑事コロンボ」はテレビ放映時に見たきり。ビデオさえ録っていない。
それでも、ピーター・フォークのライフワークのように、細々と刑事コロンボは続いていると聞いていたのだが・・・かような仕儀になったとは。
「刑事コロンボ」=ピーター・フォーク氏の健康と、その魂に平安あらん事を祈る。