報じられているのは中国の未来予想。次の30年間に都市部の人口が2005年の6億人足らずから10億人に達し、2025年までには日本を抜いて経済で世界2位となり、10億人を都市部に収容するには大規模な高級交通網や高層建築、省エネ住宅などの画期的な未来都市とすることが必要である、など、一見「バラ色」とも見える未来予測が並んでいる。
だが、丹念に読むと、事はそう簡単ではない。
10億人と言えば、今の中国の全人口に匹敵する。そのうち6億人近くが都市部に住むという偏在ぶりにもちょっと驚くが、さらに今の全人口に匹敵する人間を都市部に収容するとなると、そりゃマンハッタンが裸足で逃げ出すような高層ビルが建ち並ばざるを得ないだろう。
が、果たして、「大規模な公共交通網」だの「すべての新規建築物にエネルギー使用の半減を義務付ける」だの行った事は、果たして可能であろうか。
「人口、経済、環境問題になどからかかる圧力で、中国は革新的な解決方法を選ばざる得なくなるで、中国は革新的な解決方法を選ばざる得なくなる」というのは非常に説得力があるが、その結果、果たして革新的な解決方法が採用されて、この記事のタイトルにあるような未来都市が実現するのだろうか。
人口が日本の10倍、アメリカの5倍もあるのだから「経済力が日本を抜いて世界第2位」と言ったところで、頭割りすると大した事ではないのに対し、そのために引き起こされる「人口、経済、環境問題などからかかる圧力」は、中国4千年の歴史どころか人類未曾有の事態であるのに対し、その舵を握る中国政府は、一党独裁の「社会主義市場経済」なるマルクスが聞いたら卒倒しそうシロモノを掲げる「共産主義者」だ。
かてて加えてその国民は、「上に方策あれば下に対策あり。」何て格言がまかり通ってしまい、地震が少ないのを良いことに鉄筋横流しした豆腐建築を作ってしまったりする国民では、ただでさえ簡単なことではない「革新的な解決法」は益々困難だろう。
すると、何が起きるか。
革新的な解決法が必要なのに、それは遅々として進まず、一方それを必要とする圧力は確実に高まる。
私は、それが中国の対外侵略と言う結果になるのではないかと危惧する。高まる圧力から国民の目を逸らすための、大概侵略戦争及び勝利を求めはしないかと。
その場合、真っ先に標的になるのは、年来の「統一」の対象である台湾=中華民国と、最もくみし易そう(に思えるであろう)な我が日本だ。
まあ、随分前から台湾の武力解放も辞さないと公言しているし、チベットの分離独立を毛嫌いしているし、軍事力はどんどん増強しているような国であるから、「人口、経済、環境問題になどからかかる圧力」なんぞ無くても、大概侵略戦争を始める可能性は大なんだが。
Achtung! Chino!! 中国に警戒せよ。
だが、丹念に読むと、事はそう簡単ではない。
10億人と言えば、今の中国の全人口に匹敵する。そのうち6億人近くが都市部に住むという偏在ぶりにもちょっと驚くが、さらに今の全人口に匹敵する人間を都市部に収容するとなると、そりゃマンハッタンが裸足で逃げ出すような高層ビルが建ち並ばざるを得ないだろう。
が、果たして、「大規模な公共交通網」だの「すべての新規建築物にエネルギー使用の半減を義務付ける」だの行った事は、果たして可能であろうか。
「人口、経済、環境問題になどからかかる圧力で、中国は革新的な解決方法を選ばざる得なくなるで、中国は革新的な解決方法を選ばざる得なくなる」というのは非常に説得力があるが、その結果、果たして革新的な解決方法が採用されて、この記事のタイトルにあるような未来都市が実現するのだろうか。
人口が日本の10倍、アメリカの5倍もあるのだから「経済力が日本を抜いて世界第2位」と言ったところで、頭割りすると大した事ではないのに対し、そのために引き起こされる「人口、経済、環境問題などからかかる圧力」は、中国4千年の歴史どころか人類未曾有の事態であるのに対し、その舵を握る中国政府は、一党独裁の「社会主義市場経済」なるマルクスが聞いたら卒倒しそうシロモノを掲げる「共産主義者」だ。
かてて加えてその国民は、「上に方策あれば下に対策あり。」何て格言がまかり通ってしまい、地震が少ないのを良いことに鉄筋横流しした豆腐建築を作ってしまったりする国民では、ただでさえ簡単なことではない「革新的な解決法」は益々困難だろう。
すると、何が起きるか。
革新的な解決法が必要なのに、それは遅々として進まず、一方それを必要とする圧力は確実に高まる。
私は、それが中国の対外侵略と言う結果になるのではないかと危惧する。高まる圧力から国民の目を逸らすための、大概侵略戦争及び勝利を求めはしないかと。
その場合、真っ先に標的になるのは、年来の「統一」の対象である台湾=中華民国と、最もくみし易そう(に思えるであろう)な我が日本だ。
まあ、随分前から台湾の武力解放も辞さないと公言しているし、チベットの分離独立を毛嫌いしているし、軍事力はどんどん増強しているような国であるから、「人口、経済、環境問題になどからかかる圧力」なんぞ無くても、大概侵略戦争を始める可能性は大なんだが。
Achtung! Chino!! 中国に警戒せよ。