北朝鮮対5カ国による「6カ国協議」が案の定「何も決めない」まま閉会したと言うのに、その一方の主役である(筈の)北朝鮮の首領様は、農場を視察して何やら激励した・・・と報じられている。
 今回の写真は両手を身体の前でくんでいるので、右半身不随だの左半身不随だの、脳卒中発作の前だの後だのの判定には使えない。「どうやら(替え玉ではなく)まだ生きている(今生きているか死んでいるかは不明)頃の写真(らしい)」と言えるぐらいだ。
 「農場などを視察」として、畑や農地ではなく建物と人間ばかり写っているところが、「季節を特定し難くする」手腕だろう。一度「軍の視察」写真でドジ踏んでるからね。
 
 逆に言うと、その「手腕」故に、なおのことこの写真、この報道が嘘臭い。
 
 金総書記が本当に生きていて、言葉ぐらいはしゃべれるならば、今回の6カ国教義で譲歩しなかった「成果」を、大々的に肉声演説か何かで喧伝しても良さそうなものではないか。