言うまでもないだろうが、聖書というのキリスト教の教典であり、「宗教的に正しい(少なくともキリスト教徒にとって)」必要はあっても科学的に正しい必要はない。
大体「キリスト生誕」から2000年以上、聖書として確立してからまあそれに匹敵するくらい経っていると言うことは、その時点で基本的に改訂が止まっているからこそ聖典であろう。
それに対して科学は、中断や後退がなかったとは言えないが、営々として議論と検証を積み重ね今でも積み重ね続けている。であればこそ、ニュートンのプリンキピアであろうが、ダーウィンの種の起源だろうが、アインシュタインの相対論だろうが、誤りと判れば改訂され、訂正されて今日に至っている。
科学に聖典はなく、有ったとしても常に検証され、誤り有れば改訂されるものだ。
であるならば、科学と聖書は矛盾があって当たり前。無ければ不思議だ。
と、言うのは、いくら狂信的なキリスト教徒でも理性と知性が有れば了解していただける、と、非キリスト教徒にして一神教嫌いの私なんかは思うのだが。(いや、理性と知性が無いからこそ狂信的なのか?)
ましてや進化論の登場はダーウイン以降だから近代の話。聖書とは1000年以上の開きがある。
その聖書は、わずか1週間で天地を作って7日目にはウイルス、原生動物から昆虫類、魚類、爬虫類、哺乳類その他全部一式作ってしまって、最期に「神の姿に似せて」男・アダムを作り、「その肋骨から」女・イブを作った・・・事になっている。
進化論どころか、いかなる形の変化も入り込む隙間がない、と思うのだが。
大体、聖書が正しく、進化論が誤っているのなら、我々が今ウイルスの進化のために鳥インフルエンザが新型インフルエンザになることなんぞ全く心配しなく良いはずではないか。神が最初の7日間に新型インフルエンザなんか作らなかったんだから。
私にはさっぱり判らない。自称キリスト教徒でスピーチの中に神を引用する米大統領とも有ろう人が、私でさえ知っている天地創造の話を知らない、とも思えない。
たとえ「進化論では生命の神秘を完全に解明できないと思う」事と「聖書と進化論は矛盾しない」と言うことを短絡してしまえるほどおっちょこちょいだったとしても、だ。
故・アイザック・アシモフ老よ。夜の軍隊はついにホワイトハウスを占拠したようですぞ。
今の大統領はもうすぐ引退ですが、かの軍隊の優勢なること、ゆめゆめ油断はなりません。
大体「キリスト生誕」から2000年以上、聖書として確立してからまあそれに匹敵するくらい経っていると言うことは、その時点で基本的に改訂が止まっているからこそ聖典であろう。
それに対して科学は、中断や後退がなかったとは言えないが、営々として議論と検証を積み重ね今でも積み重ね続けている。であればこそ、ニュートンのプリンキピアであろうが、ダーウィンの種の起源だろうが、アインシュタインの相対論だろうが、誤りと判れば改訂され、訂正されて今日に至っている。
科学に聖典はなく、有ったとしても常に検証され、誤り有れば改訂されるものだ。
であるならば、科学と聖書は矛盾があって当たり前。無ければ不思議だ。
と、言うのは、いくら狂信的なキリスト教徒でも理性と知性が有れば了解していただける、と、非キリスト教徒にして一神教嫌いの私なんかは思うのだが。(いや、理性と知性が無いからこそ狂信的なのか?)
ましてや進化論の登場はダーウイン以降だから近代の話。聖書とは1000年以上の開きがある。
その聖書は、わずか1週間で天地を作って7日目にはウイルス、原生動物から昆虫類、魚類、爬虫類、哺乳類その他全部一式作ってしまって、最期に「神の姿に似せて」男・アダムを作り、「その肋骨から」女・イブを作った・・・事になっている。
進化論どころか、いかなる形の変化も入り込む隙間がない、と思うのだが。
大体、聖書が正しく、進化論が誤っているのなら、我々が今ウイルスの進化のために鳥インフルエンザが新型インフルエンザになることなんぞ全く心配しなく良いはずではないか。神が最初の7日間に新型インフルエンザなんか作らなかったんだから。
私にはさっぱり判らない。自称キリスト教徒でスピーチの中に神を引用する米大統領とも有ろう人が、私でさえ知っている天地創造の話を知らない、とも思えない。
たとえ「進化論では生命の神秘を完全に解明できないと思う」事と「聖書と進化論は矛盾しない」と言うことを短絡してしまえるほどおっちょこちょいだったとしても、だ。
故・アイザック・アシモフ老よ。夜の軍隊はついにホワイトハウスを占拠したようですぞ。
今の大統領はもうすぐ引退ですが、かの軍隊の優勢なること、ゆめゆめ油断はなりません。