報じられているのは、米国の会社が2人乗り宇宙往還機(スペースシャトルというのは、特定の商品名だと思うので)Lynxを使った宇宙旅行を販売開始したと言うもの。価格は9万5000ドルで、日本円にすると、ここのところの円高効果もあって870万円と、結構「お買い得」になる。
 実施はちょっと先の2012年からとなっているが、これは件の2人乗り宇宙往還機Lynxがまだ開発中と言うことだろう。こんな往還機、私は初めて見るし、報じられているのは「完成予想図」だ。実物はまだない、と言うことだろう。
 と言うことは、開発費もまだ確定していないし、それ以上に開発に成功して四年後には本当に商業運用可能になると言う「見通し」であって、これまた確定ではない。と言うのにお値段の方は決めて販売してしまうのだから、良い度胸というか、戦略価格というか・・・先物取引とは、そんなものかも知れないが。

 とは言え、これは是非実現して欲しいものだ。(たとえ、その値段では私が乗れる可能性は限りなくゼロであろうとも。)
 実現するのがアメリカ人というのは、少々口惜しいが。

 「誰もが、宇宙(そら)へ行けるようになるんだ!」