FXで新たな規制
レバ規制よりこちらをさっさとやってほしい
※日本経済新聞Webより
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FX取引、不正な価格提示防止へ業界規則
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2011/3/6 1:43
店頭外国為替証拠金(FX)取引業者の自主規制団体が、業者による市場実勢と離れた価格提示を防ぐために新たな規則を設ける。利用者に配信したレートや時刻の記録を保存し、不正がなかったかどうか事後的に検証できるようにする。個人投資家が取引に参加しやすい環境を整える狙いだ。
自主規制団体の金融先物取引業協会は今年8月をメドに、データ保存の拡充を盛り込んだ規則を策定する。金融商品取引法では顧客に通知した始値、終値、高値、安値の4種類を保存すればいいが、これを顧客に伝えたすべての価格データに広げる。データの保存期間は3年程度とし、保存を怠った業者に対しては過怠金、社名の公表などの罰則を設けることを検討中だ。
店頭FX取引業者がこうした取り組みに乗り出すのは、利用者の間で「業者が有利なように価格を提示しているのでは」といった不信が根強いためだ。店頭取引では各FX業者が取引銀行のレートなどをもとに独自の価格を配信する。配信レートを瞬間的に安値に誘導し、利用者が損失を被るような取引を成立させることも可能とされる。
ただ配信レートは刻々と移り変わるため、利用者から不審な値動きがあったとの情報があっても、価格操作があったかどうかあとから検証できない。配信レートの記録を保存しておけば、市場の実勢レートと比べ適正かどうか調べたり、注文が成立した時点の価格と照合したりでき、不正の未然防止につながる。










