自信がないのに、心のどこかでは、自分が人よりも優れているとか幸せであるとか、そうあるべきだと思っていて、今はまだこんな自分だけど本当はもっと素晴らしい自分になれるんじゃないかって、現在を受け入れないで過去の良かったことを思い出したり、非現実的な未来を思ってみたりする。
人の幸せを喜ぶふりをして、心の底では何かがズキズキして、笑った顔は歪んでいるだろう。

自分は特別。こんなものじゃない。今だけ。今はまだ。


本当か?
これが全てではないのか。
精一杯ではないのか。

片思いを数年続けた結果、告白。ふられてしまった。それを、「いい恋だった」と言い切る人がいた。

そういうことなのか、と思った。その人に私はずっと憧れをもっているのだけど、悲しい出来事もそんな風に自分の中に、整理して大事にしまっておけること。潔くて爽やかだと思う。それが表情や身のこなしや、たぶん生き方にあらわれているから魅力が増しているように思えて。


ふられることはかっこ悪くない。恥ずかしくもない。
きちんと整理をすれば、温かくおさまるのかな。
手の届かない人を想う。
恋に似ている。
なんか急に。こんなこともあるんだ。


たぶんもの凄く忙しく、もの凄く責任の重い仕事をしているはずで、でも押しつぶされるどころか波に乗るように次へ次へと駆け上がって行く。

ように見える。
見えるだけでもすごいことだろう。


憧れとも似てる。

今はしばらく、この感覚に引っ張られながら、前を向いていたい。