戦いは 常識に囚われてはならない・・
ヤマト2199 第20話
宇宙戦艦ヤマト が航海中にガミラスのドメル艦隊との死闘。
リメイクされたヤマトは出色の出来と言える素晴らしさ。
特筆すべきは、侵略者ガミラス側を人間的に描いた演出。
単なる侵略者でも宇宙人でもない彼らの人格に重きを置く。
これはファースト・シリーズを鑑賞しても感じますが。
今回の演出で比重が大きいところがポイント。
子供アニメと思いきや、悲壮感あふれる地球の最期。
美しいスキャットや全体に流れる音楽の悲しみが独特。
こういうところが子供心に印象に残っているんでしょう。
さて、前作以上に緻密な絵と効果が素晴らしく最大の
ヤマ場である七色星団での戦いは、混乱に乗じた潜入で
ガミラス兵に森 雪さんが誘拐されてしまう。
これは、2199に新たに加えられたストーリーにより
イスカンダルの使者として密かに搭乗していた…
ユリーシャ・イスカンダルが森 雪に酷似した顔立ちに
間違われて略奪のターゲットにされるアクシデント。
ヤマトの反撃に転じた戦略にドメルも決死の自爆攻撃。
その最期のシーンに重ねる JUJU さんの曲が流れる。
ガミラス兵士たちの人間臭さが共感し心に痛く思え。
彼方の星でドメル将軍の死を感じ取る妻の横顔、
ディスタンス… の歌詞の内容が美しい印象でした。
戦闘は辛うじてガミラスを退け九死に一生を得たヤマト。
よくあるリメイクしたアニメの中でも私の好きな作品。
まだまだ多くのドラマで泣かせてくれます2199。
好対照な事象を…
私の知る 新興宗教は、実力で勝てない悔しい相手に向け
人権侵害を行わせる与太者の人員を選ぶ際も利害だけ。
知性も教養もない荒れ果てた人格の捨て駒信者など用意、
汚れ仕事の後腐れない汚物として差し向ける周到さ。
争いがすきなんですかねえ?
こうしたアニメにすら悖る情けない人間がいる日本。
手段を選ばず神仏に縋る宗教までが犯罪に溺れる姿を露呈。
権力で守るから、好きな悪事を憂さ晴らしにさせてやる
我らの敵を潰せ、犯罪の証拠と証人を消して来いと命じる。
部下の扱い方を視れば組織の内情が理解できます。
情報操作で落ち度を隠せる問題ではないですね。
法人としての扱いが狙いで内情はシンジケートに等しい。
実に痛ましい繁栄の裏側を見た気がしました。
大事なのは人間性ですよね。
死に直面する戦場で誇り高い軍人を否定することが
人命尊重でも平和意識でもないことを教えてくれます。
罪悪は時代の側面、社会の闇は粗忽です。
まあ私たちでなければ幸いですが
自分が ロシア人なら・・徴兵に従い、戦地に赴いて
わざとウクライナ軍に負けてやります。
何度でも最前線で勝利を譲り撤退します。
そうやって彼らの家族を守れるから・・
たとえ罰せられても 無意味な戦争が終結するまで。
写真集 HP
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